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前原誠司に物申す

 - テレビ御用達“男芸者大臣”前原誠司の、耐えられない存在の軽さ -

 前原誠司は、つくづくどうしようもない政治家です。こんな者が、「誰が総理にふさわしいか?」という各社調査では、ここのところ決まって2位か3位に名を連ねているから驚きです。調査に答えている有権者は、「ただ何となく」という人気投票のつもりなのでしょうが、中にはすっかりその気になって「図に乗ってしまう者」もいますから、もっと慎重に検討して答えるべきです。
 少なくとも昭和50年代頃までの、今よりはずっと「人を見る目があった」日本社会でなら、こんなポピュリズムの軽薄者をかくも持ち上げることはなかったでしょう。国民全体の「劣化」を感ぜずにはおられません。
 それが近年の救いようのない「政治状況の劣化」となって、国民生活にモロにはね返ってきていることを、私たちはしっかり再認識する必要がありそうです。

 今回問題とする前原誠司(○○大臣らしいが、そういう呼称をつけるのもばかばかしいので省略)、29日の民主党の両院議員総会をサボって、同日都内港区のザ・プリンスパークタワーで行われた、市川海老蔵・麻央の結婚披露宴に出席していたことが発覚し、党内外から問題視されています。
 もちろん政治家は通常人より交際の幅は段違いに広いもの、平常の時の冠婚葬祭への出席について一々目くじらを立てることはありません。しかし前原がサボった両院議員総会とはどんな場であったのか?先刻ご承知のとおり、前原の直属のボスである菅総理、凌雲会の子分である枝野幹事長らが、参院選総括を巡ってギューギューに吊るし上げられていたのです。

 そんな折りも折り、前原誠司は披露宴主役の海老蔵の向こうを張ったつもりか、紋付袴姿で会場入りしました。ほとんどの出席者は礼服やタキシードだったものだから、「まるで正月のTV番組みたいな格好だ」と余計浮いてしまったのです。
 ちなみに、同披露宴には森元総理や小泉元総理も出席し、菅総理が冷や汗ダラダラの同時刻、前原は彼らと一緒に満面の笑みを浮かべて鏡開きをやっていたのです。前原は以前から“小泉シンパ”であることは知られていましたが、総会そっちのけで勝手に「大連立」をやっていたことが知れたものですから、同僚議員たちも怒り心頭なのです。

 翌30日の閣議後の会見で、報道陣からそのことを指摘された前原は、「冠婚葬祭は人生の極めて大事なセレモニー。社会の通念としてどちらを優先するかは政治家の判断だ」と開き直ってみせたのです。
 そして「両院議員総会が決まる前に招待状をもらっていた」「当初から決まっていた予定を優先させた」と「何が悪い」と言わんばかりでした。

 前原は閣議の席では、岡田克也外相と共に菅総理の隣に座っています。岡田を右大臣格とすると前原は左大臣格と、少なくとも菅総理は評価しているわけです。なのに自党の命運を決しかねない両院議員総会をすっぽかして、へらへら笑ってエビ・マオの披露宴優先か?という話です。
 
 民主党迷走の大きな要因となった普天間問題では、沖縄担当大臣でありながら何も手を打てなかった。八ッ場ダム凍結や高速道路無料化問題ではことごとく先送り。JAL問題では勇み足で話をさらにこじらせるは……。
 前原の政治的力量のなさは一目瞭然です。己の無能をごまかすには、テレビ画面の前でベラベラしゃべること、豪華披露宴を優先して報道陣のシャッターに満悦すること。「男芸者気質」の前原誠司には、それくらいしか自分のアピールの方向性が見出せないということなのでしょう。

 ところで前原は最近、9月の代表選では菅総理の続投を支持する意向を表明しています。その理由として「今は権力闘争をしている場合ではない」と、さももっともらしいことを言っています。
 では前原よ。アンタが何ヶ月間にもわたって、小沢前幹事長を事あるごとに批判し、5月の連休中は外遊先で、「鳩山総理はもう持たない」などと一閣僚としてあるまじき発言をしてきた。これこそ党内の結束と和を乱す「権力闘争」の最たるものではないか。
 あの頃はオーケーで、今はノーと言う、アンタの根拠は一体何だ?「政治家の言葉」とは、その場その場で都合よく使い分けて済むものではないのだ !

 最後に前原誠司よ。アンタが代表の時に起こった「偽メール事件」によって、前途有為な永田寿康元衆院議員が政治生命を失い、自ら命を絶った。アンタはテレビに向かってベラベラヘラヘラしてばかりだが、故永田氏の命日には、心の中でしっかり手を合わせているんだろうね?

 (大場光太郎・記)

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コメント

民主党が集票策として打ち出した高速道路無料化。
ゴルフ場や行楽地に行く人を優遇するための金持ち優遇策とも見なせる。
全国的に実施すると、毎年2.5兆円の財源が必要となる。
それらのバラマキの財源確保のために、民主党は消費税を10%に増税して富者のために貧者を苦しめる。

投稿: 左巻き菅 | 2010年8月 1日 (日) 13時44分

 民主党の政策に関する鋭いご指摘、大変参考になります。私は子ども手当てと共に高速道路無料化は、我が国のGDPの半分以上を支える「国民消費」の活性化を促すには、良いアイディアかな?と考えております。しかしご指摘のような側面も確かにあるわけで、その辺は今後さらに検討を重ねていく必要がありそうですね。

投稿: 時遊人 | 2010年8月 1日 (日) 19時47分

私は当初、民主党政権に期待をしていた一人です。然し余りにも
体堕落の政治に期待した政治は薄れ、今や期待どころか退陣を願うに至った。
八ッ場ダム工事中止、高速道路の無償化、尖閣諸島の海保艦衝突事件時の発言、暴力団組織との交際疑惑、最も腑に落ちないのは、第3国人からの献金と以後の行動。口と腹とが真反対な人物としか思えない。彼の行状記を手繰れば、歴然と、口ほどで、行動は伴っていないと思得る。政務調査会長としての実績は。考えてもこれだと言うものがない。その場限りの発言が多い。

投稿: 憤慨する男 | 2012年9月25日 (火) 20時19分

 憤慨する男様 あなた様の現民主党に対する憤りはごもっともです。私も同じくあの総選挙では、選挙区、比例区ともに民主党に入れました。その分「裏切られた」という気持ちが余計強いのです。
 民主党の堕落のすべては、検察とマスコミという官報複合体一体となった「小沢抹殺」目的の一連の小沢「冤罪」事件にあったと思われます。そして官報複合体と利害を共有したのが、菅直人、仙谷由人、野田佳彦、岡田克也、前原誠司といった現民主党幹部連中と多くの民主党議員です。
 「国民の生活が第一」「政治主導」「脱官僚」などの理念や政権公約は、すべて小沢一郎の発案によるものですから、「小沢排除」とともにそれら国民との約束はほごにされ、官僚主導の、当初とは真逆の自民党よりもヒドイ政治しかできないのは当たり前のことです。
 もう「言うだけ番長」の前原になど触れたくもありませんし、触れる価値もありません。「民主党よ、次の選挙は覚悟しておけよ」。こう思ってる有権者は多いのではないでしょうか。

投稿: 時遊人 | 2012年9月26日 (水) 00時03分

今回の民進党解体して安部内閣を倒すという思いは正解出会ったが、小池氏が民進党すべてを取る気が本当にないなら早く小池氏の希望の党と手を組むことを早急に辞めるべきです、連合会長も小池氏に対して憤慨しています、当然今まで民進党を押してきた国民の多くは小池氏のやり方は汚い、安部内閣を倒す意気込みでやった事が達成できなくなりつつあります、明日にでも党員全員を希望の党に全員受け入れないのであれば今までの話はなかった事にすると強く意見すべきです、何もしなければ我々会社員の大半は選挙に行かないか他の野党へ投票したい、再度小池氏になめられるな男かと言いたい。

投稿: 長友 厚 | 2017年10月 1日 (日) 12時47分

長友 厚様 コメントありがとうございます。

希望・民進合流話、早々と裏事情が知られてしまいがっかりです。直前記事でも述べたとおり、良心派リベラルメンバーを排除する希望の党には幻滅です。ただ同党には既に細野豪志ら数人が移籍しています。極右の本性を現わしてきた小池に賛同する連中です。だから民進党内で希望に行きたい右ブレ連中はドンドン参加させていいのではないでしょうか?そして残ったメンバーで再度民進党を立て直すか、リベラル新党を立ち上げる。今まで長く指摘されていたとおり、民進党は右と左が同居し、為に常にギクシャクしてきたのです。今回の件は「水と油」がキレイに分離出来る、またとないチャンスともいえると思います。

投稿: 時遊人 | 2017年10月 1日 (日) 17時56分

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