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反党的閣僚たちに物申す

 -小沢氏を批判する閣僚たちは、今の立場の「正当性」を考えたことがあるのか?-

 年初以来の検察の小沢謀略捜査、大メディアの土石流的小沢バッシング報道。そして鳩山前政権を退陣に追い込んだ普天間基地問題。昨年政権交代したばかりの民主党にとって、今年は本当に「大受難の年」でした。
 大難を与えたのは言わずと知れた、検察に代表される霞ヶ関官僚群、そして新聞・テレビという悪徳旧勢力です。

 この一連の受難劇によって、浮き彫りになったことがあります。それはその過程で、現民主党内でリーダーと目される者たちの人間性が、徐々に露(あら)わになってきたことです。
 ある者は狙っていたポストに就けなかった逆恨みから、テレビ局に魂を売って「偽黄門」として、入歯もごもごの老醜を公衆の面前に曝し続けました。またある者はテレビに媚びて、ことある毎にテレビ画面に映りたがり、まるで行動の伴わない“男芸者”パフォーマンスを繰り返し、“テレビの威“を借りて特定人の批判を続けました。
 さらにある者はそれまでの国民の「改革の期待」を裏切り、日を追うごとに権力亡者の醜悪な姿を見せ始めています。

 それは19日軽井沢で行われた鳩山グループの研修会での、鳩山前首相の「今こそ私心を捨て、挙党一致の態勢をどう作り上げていくか、大きな未来を切り開いていく活動の原点に立ち返ることが何より大切だ」発言に対する、閣僚たちの反論にもはっきり現われています。
 元はと言えば「6・2クーデター」によって現在の地位を得ている身のほども知らず、鳩山前首相の「挙党一致」提言に異を唱えているのです。ならば私も、それに重ねて異を唱えさせていただきます。
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【菅総理】
 「鳩山前首相とは、今後とも良い関係を続けていきたいと思っています」。鳩山別荘におる「小沢決起集会」に、160人もの両議員が集結したことに内心の動揺ありあり、目は宙(ちゅう)をさ迷い、それだけ言うのが精一杯。肝心の小沢一郎については触れずじまいでした。
 菅直人さん。あなたは年初小沢私邸での新年会に、飛び入りでご挨拶に出向いたそうですね。それがタナボタで政権が転がり込んだ途端、手の平返しで「小沢さんに静かにしていただくのが、この国の政治のためになる」。我が耳を疑って、早速当ブログでどうしてそういう論理が成り立つのか、もっと詳しく説明してくれるよう求めました。がご説明、今に至るもまだのようですね。
 
 鳩山前政権で副総理だったにも関らず、あなたはマスコミの小沢批判に何の反論もせず、普天間問題でも「ダマ菅」を決め込みました。その後政権をむしり取ってからの「改革後退」の非道(ひど)い政権運営は、心ある有権者ならとうに了解済みでとうてい見過ごすわけには参りません。
 でもあなたの政治的命脈が尽きるのもそう遠くはないでしょうから、“武士の情け”でこれ以上の追及は止めにしますね。
 PS 代表選後は、やり残した四国八十八ヵ所お遍路巡り、完了させてくださいね。

【仙谷官房長官】
 「私自身は現時点でも、皆さん挙党態勢で、しかるべき部署で頑張っていただいているなあと思っています」。よくもまあ、イケシャアシャアと。老獪というべきか、阿波の古狸というべきか、狡猾な策士というべきか。この者が一番手に負えないね。仙谷由人こそ、一連の受難劇で民主党を分裂に追い込んだ元凶じゃないですかね。
 こんな奸智に長けた者が今では政権の実権を握っており、この政権は実質的に「仙谷政権」の様相だそうです。この者には、本当に政治生命を絶つくらいの厳しい処断を下さなければなりません。

【蓮舫行政刷新相】
 「“政治とカネ”の問題をこれ以上起こしてほしくないという思いが、昨年の政権交代につながったと思いますので、その国民の声を、私は無視できないと思っています」。枝野幸男の“妹分”の口先女が、出しゃばりおって。
 人様の「政治とカネ」を批判する前に、以前疑惑の目が向けられたアンタの「事務所経費問題」はどうした?未決着だろうが。行革相として、まず自らの問題を国民の前できちんと明らかにする説明責任を負っているんじゃないのか?
 それに参院選中に発覚した、アンタの元秘書(30代男性)の「痴漢事件」はどうした?本人は罪を認めているぞ。なのにアンタはうやむや釈明でお茶を濁した。この問題がマスコミに大きく取り上げられていたなら、アンタの東京選挙区トップ当選はなかった。なのにマスコミは、この問題をスルーしてほとんど取り上げなかった。マスコミは「この人気先行の口先女、今後とも使い道があるぞ」と踏んだからだ。
 案の定、こういうところで悪徳権益擁護発言を繰り返しているわけだ。こんな者は取り上げるのもバカバカしいが。放っておけばそのうち自滅だろう。

【岡田外相】
 「起訴される可能性のある方が代表あるいは首相になることに、私自身は違和感を覚えている」。言うまでもなく、10月にも出される東京第五検察審査会の、小沢前幹事長への再議決での「起訴相当」の可能性について触れ、小沢氏代表選擁立を牽制しているわけです。
 これは岡田克也のみならず、他の主要閣僚、党の要職にある者全員に言えることですが、民主党全体として一連の「小沢捜査」をきちんと精査したのでしょうか?もし精査済みであるのなら、検察の同捜査の謀略性は明らかなはずであり、全党挙げてその不当性を国民に訴え「検察改革」に着手すべきです。
 まして検察審査会制度そのものに矛盾があるうえ、東京第五検察審査会の同案件を申し立てた偽装市民団体と代表人に違法性の疑義すら出てきています。重要閣僚なら、軽々な物言いをすべきではありません。

 いずれにしてもこのような発言が重要閣僚から出てくることは問題です。今では一市井人でも知っている、捜査の不当性が見抜けなければ政治家失格。もし承知で党内政争の為に言っているとしたら、岡田氏の品格が疑われます。
 私はいつかは「岡田克也首相」誕生をと期待しているところがあります。しかしそれには昨年の早い時期から、鳩山前首相に「解決策は辺野古沖しかありませんよ」と進言していたという「対米隷属」の姿勢を改めていただかなければなりません。それが、あなたの政治家としての姿勢を狂わせている大要因ですから。
 旧田中派、経世会出身のあなたには、日米対等、アジア外交重視の血脈が流れているでしょうに。「原理主義者」のあなたが宗旨替えでは困りますよ。

 (大場光太郎・記)

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