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続・押尾裁判判決下る

 -押尾がこれだけ無罪を主張するのは、「隠された真実」があるからなのでは?-

 押尾事件の現場となった東京・六本木ヒルズマンションには、当然のことながら防犯カメラが設置されていました。警視庁は事件発生直後、防犯カメラの録画部分をいち早く押収し、とうの昔に解析済みなのです。
 事件が発生した09年8月2日、ヒルズマンションには一体誰が出入りしていたのか?それを再生して見せれば一目瞭然、第一級の証拠品のはずですが、これまでも今法廷でも証拠採用されることはありませんでした。

 一部情報によりますと、同防犯カメラ録画には芸能人やアスリート、IT社長、政治家ジュニアたちのみならず、霞ヶ関官僚さらには警察キャリアや検察キャリアの姿まで映っていたとされています。(ただし事件当日ということではない。なお当該警察キャリアは既に左遷されている。)
 犯罪を取り締まるべき警察や法の番人であるべき検察の幹部たちもが、下着通販会社ピーチ・ジョンの女社長・野口美佳(45)が提供するヒルズマンションの「やり部屋」に出入りしていたというのです。野口から売春婦を斡旋され薬物を使用するなど、犯罪行為を行っていた可能性があるのです。
 これでは検察側は、とても法廷の場に堂々と出せるわけもないでしょう。

 事件発生当時、田中香織さん死亡の事実があるにも関わらず、所轄の警視庁麻布署は「事件性なし」として早々と幕を引こうとしました。これ一つとってみても、警察、検察自身にこの事件の全容を知られたくない事情が存在していることは明らかです。彼ら官僚組織防衛のためにも、この事件は序の口のところで何としても止めておかなければならない必然性があるのです。

 その結果が2307号室にいたのは、あくまでも押尾学と田中香織さんだけであったと、事件を矮小化して裁きたいのだと思われます。そこで問われたのが押尾学の保護責任者遺棄致死罪が成立するか否かでした。これをめぐって大方の専門家は、「同罪は十分成立しうる。押尾は最低でも7年くらいの実刑となるのではないか?」という見方でした。
 その予想に反して、検察の求刑そのものが懲役6年と軽いもの。そして17日の判決は「致死なし」すなわち「保護責任者遺棄罪」だけの2年6月という軽いものとなりました。

 この判決に当たった各裁判員は一様に、「押尾学が芸能人であることを意識することなく、冷静公平な立場から判断できた」と閉廷後の会見で話しています。それは裁判員たちの偽らざる実感なのでしょう。
 ただ以上見てきたような背景があることから、あまり重い実刑にして押尾被告を変に刺激したくない、そこで押尾が納得し黙って刑に服せるような短い刑にするよう、今では「何でもあり」の検察、裁判所という司法全体がその方向で動いたのでは?とつい勘ぐりたくなります。

 しかし実質3年6月という、「考えられる最高の刑にしていただきたい」と願っていた田中さんの遺族からすれば到底受け入れがたい短さでも、「無罪」を主張して譲らない押尾被告は納得せず即日控訴しました。
 押尾側は上告してあくまで無罪を勝ち取るつもりなのでしょう。しかし専門家の見方では、「二審となる高裁では裁判員ではなくプロの裁判官によって裁かれる。刑がより重くなる可能性が高い」といいます。
 そうなった場合、「もし真実をばらせば命の保証はないぞ」と闇社会を代弁するパチンコ業界のドン・Y氏あたりから厳しく言われているであろう押尾学も、『こんなはずじゃあ…』と思わず逆上してどんな真実を暴露しないとも限りません。
 実際今回仮に7、8年くらいの実刑になっていれば、押尾は「暴露本」を出すのでは?と見られていたのです。

 今回の判決に到底納得できない田中さんの遺族は、押尾学、以前の所属事務所のエイベックス、“やり部屋”の借主のPJ・野口美佳を相手に、民事訴訟を起こす意向とのことです。もし民事提訴となった場合注目すべきは、ここで初めて「私は事件とは無関係」とうそぶいていた“下着婆”こと野口美佳社長の責任が、民事法廷の場で改めて問われることです。
 押尾は妻の矢田亜希子とは離婚し、父や姉という親族とも最近は絶縁状態だそうです。また以前のパトロンY氏などその筋の者も、一斉に押尾から離れたといいます。押尾自身も無収入の身です。では控訴費用、弁護士費用、保釈金などを誰が負担するのでしょうか?今年1月アメリカで出産した第5子は押尾の子ではないのか?と噂される野口美佳しかいないと見るのが妥当のようです。

 大手下着メーカー・ワコールの個人筆頭株主でもある野口美佳の名前を、マスコミはこれまで一切報道していません。(以前述べたように、報道すべきでないことを土石流的に報道し、報道すべきことは徹底的に隠すのがマスコミの本質なのです。)しかし事件現場となった2307号室には、押尾のために家具やテレビやベットなどあらゆるものを提供してやっています。
 また事件後一時逃避したとされる4201号室も野口が借りていたものです。同室の鍵は誰が持っていたのか?同日この部屋には誰かがいたのか?非常連絡を受けて野口がヒルズマンションに駆けつけ鍵を渡したのか?
 それでなくても、ヒルズマンションの犯罪部屋を“薄汚れたセレブ野郎”どもに提供しておいて、「事件とは関係ありません」もないものです。
 野口美佳への民事訴訟法廷を、この事件の全容解明の突破口にしてもらいたいものです。   -  完  -

 (大場光太郎・記) 

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