かなえ&のりピーの近況
- 昨年世間を騒がせた“かなえ&のりピー”。その近況は好対照である -
振り返れば昨年後半は、押尾学事件、酒井法子事件、木嶋佳苗事件、上田美由紀事件と、世間の関心がいやが上でも高まるドエライ事件が連続して起きました。
それに代わって今年は、年初以来小沢一郎元代表の「政治とカネ」問題という超ど級の政治事件一色。そのため昨年9月に政権交代した、民主党を取り巻く政治的状況は一変してしまいました。
(1)かなえの場合
その中で首都圏で相次いだ、結婚詐欺にまつわる男性怪死事件の木嶋佳苗被告(35)は、しばらく名前が伏せられていたものの、怪死者数名ということから「平成の大毒婦」との異名を取りました。
私も木嶋佳苗による一連の事件に興味をそそられ、当ブログでも『かなえの殺人レシピ』として(1)~(15)までのシリーズとし、おかげ様で大好評でした。
その木嶋関連の報道は、既に同シリーズで述べましたように、事件が明らかになり大騒ぎになった直後、埼玉地検が埼玉県警などに「みだりに捜査情報を漏らさぬこと」と異例の通達を出したことにより、大出嘉之さん(当時41)車中練炭殺害による殺人罪での起訴時以外、木嶋関連ニュースはばったり途絶えてしまいがちでした。
今回ようやく東京都青梅市の会社員・寺田隆夫さん(当時53)を殺害した疑いが強まったとして、警視庁捜査1課は近く木嶋被告を再逮捕する方針を固めたと報じられました。
寺田隆夫さん殺害は昨年1月下旬に行われ、同年2月4日青梅市東青梅4丁目の自宅マンション内の寝室の布団の上で中毒死しているのが見つかったものです。その少し詳しい経緯は『かなえの殺人レシピ(6)』で述べてありますが、この事件で木嶋被告は初めて「練炭」を使用し、一酸化炭素中毒死を計画したことが注目されるところです。
ただこの事件は、取調べにあたった警視庁青梅署は「練炭自殺」と断定し、当然のことながら司法解剖もせずに一件落着させたことが問題です。寺田さんの携帯電話の通話記録から浮上した木嶋被告には、かたどおり電話で寺田さんとの関係を聞いただけ。「別れるなら死んでやると言っていた」という木嶋被告の言葉を信用し、それ以上の追及はしなかったのです。
そのため後に、木嶋被告による連続殺人事件の一つである可能性が高まってからも、寺田さん殺人事件の立件は困難だろうとみられていました。
しかし警視庁捜査1課のその後の捜査により、寺田さんが木嶋被告に約1,700万円を渡していたことなどが判明。寺田さん宅で採取した練炭の灰を分析するなど地道な捜査により、木嶋被告が直前にインターネットで購入した練炭と同じ成分を含む微物が検出され、「状況証拠の積み重ねにより立証できる」と起訴に踏み込む方針となったもののようです。
かなえの連続殺人事件は“裁判員裁判”の対象となります。当初捜査にあたった埼玉県警のベテラン捜査員が木嶋には、「いやぁ、こんなしぶとい女は初めてだ」と舌を巻いたといいます。同法廷で木嶋被告がどんな対応を見せるのか、興味深いものがあります。
(2)のりピーの場合
かなえの場合と違って、のりピーこと酒井法子の場合は、覚せい剤取締法違反罪で執行猶予3年付きの判決後もその動向が時折り報道され、そのつど当ブログでも近況を記事にしてきました。
のりピーのごく最近の動向として注目すべきは、のりピーの“育ての親”であるサンミュージックの相沢正久氏が10月1日で社長に復帰したことであるようです。相沢氏は昨年9月酒井事件の責任を取り、自ら副社長に降格していたのです。父親でサンミュージック設立者の相沢秀禎会長も相談役に退きました。それがこの度、両氏とも元の役職に戻ったのです。
「事件から1年以上経過した」というのがその理由です。ただ同社のこの動きを、「のりピー(芸能界)復帰」のサインと受け取る関係者が少なくないようです。というのも既報のとおり、酒井法子は事件によるCMなどの損害賠償額2億円をサンミュージックに肩代わりしてもらっています。
そのためこれから働いて弁済していくしかないわけで、そうなると7月の高相祐一との離婚成立に続いて、相沢氏の社長復帰は重要な意味を持ってくるというのです。
当面考えられるのは、年内の「告白本発売」と「テレビ出演」のセットによる復帰だそうです。告白本は朝日新聞出版からの発売が有力視されているようです。朝日新聞としても「ベストセラー間違いなし」ののりピーの単行本の期待は大きいといいます。
またテレビでの復帰があるとしたら、当初TBS『金曜日のスマたちへ』が最初とされていましたが、ここにきて日本テレビ『金曜スーパープライム』もオファーしているといいます。同番組は日テレが最も力を入れている今秋の新番組(2時間番組)で、枡方勝広副社長も「酒井法子登場もあり」を匂わす発言をしているそうです。
のりピーこれならば、中国企業オファーの「AV出演」という際どいことをしなくてもよさそうで、何よりです。
(大場光太郎・記)
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コメント
久々に木島佳苗の名前を目にしたなぁ。
起訴するのはいいけど有罪の立証は難しいのではないかな?
公判も長期化は不可避だろうな。
ま、それより何よりのりピーだ。
年内復活があるかも、なんだね。
芸能ニュースから目が離せないな。
投稿: 午後の曳航 | 2010年10月24日 (日) 08時46分
本当に久しぶりで、木嶋佳苗を取り上げました。どうやら捜査当局は、直接証拠がなくても起訴に持ち込んだ、かつての「和歌山カレー事件」の手法にならうようです。状況証拠を丹念に積み上げることでそれが可能だというのです。
のりピーの場合は芸能界復帰に向けて、確実に動き出しているように思います。やはりそこしか彼女の本当の働き場所はないということなのでしょう。
「午後の曳航」とはまた意味深なHNで。三島の懐かしい小説のタイトルですね。
投稿: 時遊人 | 2010年10月24日 (日) 14時24分