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再び言う「前原、仙谷を更迭せよ」

 -国民による「政権交代」は、こんな侫人共をのさばらせるためではなかった !-

 円高・株安に歯止めがかからず、「史上最高円高」を突破するのはもう時間の問題だと囁かれています。そんな中臨時国会が開かれて1ヵ月近くにもなるのに、菅政権は焦眉の急である補正予算案をいまだたなざらしの状態です。
 これら景気対策を中心とした国内諸問題への不手際だけでも、菅政権の責任を問うには十分すぎるくらいです。

 それに加えて、ここのところまた日本が「国際的笑いもの」になりかねない外交上の失態が相次いでいます。
 一つは10月29日夜に行われる予定だった日中首脳会談が、中国側の一方的な通告により突如中止になった問題です。当座菅総理は、「戦略的互恵関係の推進」という高邁な理念を掲げて、温家宝首相の待つベトナムのハノイに勇んで旅立っていきました。それがいざフタを開けてみると、相手国から一方的に会談をドタキャンされるという我が国外交史上前代未聞の大失態ぶりです。
 今月中旬横浜で開催されるAPECに、胡錦濤主席が来日するかどうかも微妙になってきています。

 9月7日尖閣諸島沖で起きた、海上保安庁巡視船と中国漁船との衝突事件以後、50余日が経過して「日中関係はようやく改善の兆しか?」と見られていただけに、この事態は一度こじれた両国関係修復の難しさを改めて浮き彫りにした形です。
 これについて日本のマスコミの中には、「中国の対応の非常識」を非難する論評も見受けられます。また民主党内でも、“幹事長失格男”で今や“猪八戒”とヤユされる枝野幸男(降格)幹事長代理が、「日中関係がこじれているのは、中国側に原因がある。関係修復に、日本側が働きかけていくことはない」と、いつぞやの「中国は悪しき隣人」発言に続いて、これまた中国側が問題視しそうな過激発言を繰り返しています。

 しかしこの首脳会談中止問題、中国側が「すべて日本側に責任がある」とするのには、それなりの理由があったのです。
 中国側が怒ったのは、“幻の首脳会談”に先立ってハノイで行われた日中外相会談後の「前原発言」にあったとされています。その理由も複数あり、その一つはガス田開発をめぐる交渉再開問題で、前原は誤ったことを記者団に伝えたというもの。もう一つは、中国国内で報じられていなかった日中首脳会談のことをペラペラしゃべったことなど、中国への配慮に欠ける諸発言が原因と言われています。

 その前日前原は、ハワイのホノルルで米クリントン国務長官と会談し、同長官から改めて「尖閣問題は日米安保条約の範囲」とのお言葉を賜り、嬉しそうにそれを披露していました。その余勢をかって翌日の日中外相会談では、わざわざ中国の楊外相に向かって「尖閣諸島は日本の領土」と宣告したというのです。
 こういう前原外相の、外交的デリカシーを欠いた一連の言動が、メンツを重んじる中国としては許せなかったと言うのです。国益最優先で多国間に目配せするのが最大の役目のはずの外務大臣が、折角修復しかけていた日中関係を片っ端からぶち壊してしまうのです。

 さらにここに来て、日本の「弱腰外交」を見透かしたような、別の大国の行動が大問題になっています。ロシアのメドベージェフ大統領が1日、北方領土の国後島を訪問したのです。ソ連時代を含めてロシアのトップが北方領土に入ったのは初めてのケースです。
 既報では「北京からの帰路」の9月末にも大統領の訪問計画はあり、その時は悪天候で実現しませんでした。その後同計画を知った前原外相が、「訪問すれば両国間に重大な支障が生じかねない」と、外交ルートを通じて訪問見合わせを求めていたものです。
 にも関わらず、そんな前原要求など完全無視の訪問決行です。これは我が国“前原お子ちゃま”外交の足元を見られている証左だと言わざるを得ません。

 昨今中ロ両国は蜜月関係にあると言われていますが、この件も尖閣問題での日本政府の対応のまずさと無関係ではありません。今度はロシアにまで飛び火して、これだけこじれさせ政治レベルのみならず経済、民間交流など多方面にわたって暗い影を落としている日中関係の悪化。その発端となったのが、尖閣問題の根深さを知らない前原国交相(当時)の「中国船長を逮捕せよ」命令です。
 前原は当初そのことを自慢気に吹聴していたものの、大問題化した途端一転して「知らぬ存ぜぬ」の卑怯者ぶり。そんな“お子ちゃま前原”の尻拭いに奔走したのが、後見人の“オレ様”官房長官の仙谷由人です。仙谷は検察に「政治的圧力」をかけまくり、逮捕、拘留しながら起訴せず、那覇地検に釈放決定をさせるという「国際的赤っ恥」をさらしたのです。

 こうしてみると、日中関係悪化問題もロ大統領北方領土訪問問題も、前原誠司が決定的要因であることは明らかです。とにかく前原は米国、例えば戦争屋系のクリントン国務長官に「坊やいい子ねぇ~」と頭をなでなでされされると、『家畜人ヤプー』ではないけれど同長官のウ○コも頬張りかねない、ヘラヘラデレデレの「対米隷属」ぶり。それが中国、ロシアとなると、一転米国の“虎の威”を借りて居丈高の言動。
 こんな「大人の外交」の出来ない“お子ちゃま”を、いつまでも外務大臣に据えておいていいのでしょうか?とにかくバランス感覚を欠いた、エキセントリックな前原外交では、この先も国益を損ない続けること間違いなしです。

 この際我が国外交にこれ以上の災厄を招かないためにも、まずはすべての元凶の前原誠司の更迭、加えて尖閣問題等で少なからぬ責任を負う仙谷由人の更迭。5月の『前原、仙谷らを更迭せよ』に引き続き、これを強く求めるものです。

 (大場光太郎・記)

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コメント

菅総理が遺憾と言っても、領土問題は無策やカードなしの交渉では解決しない。
前原外相の対抗策は無いよりはましであるが、甘すぎて、話にならない。
北朝鮮に対する制裁を上回る制裁をロシアに対しても実施すべき。
泥棒メドベージェフは北朝鮮の金正日より腹黒でたちが悪い。
モスクワの領土泥棒メドベージェフを標的にしたミサイルを北海道に配備することが必要。
核弾頭を搭載するのが望ましい。核は使用するのではなく交渉のカードとする。

投稿: 盗っ人メドベージェフ | 2010年11月 3日 (水) 07時08分

 うーむ、結局は「核武装論」に行き着きますか?孫子の兵法では、他国と争いごとがある場合、「外交的手段で平和裏に解決するのが上策、戦争的手段で決しようとするのは下策」という意味が述べられています。
 確かに我が国が「核武装」すれば、近隣諸国はもとより、米国に対して従前のような対米隷属をする必要がなくなるのかもしれません。しかし今世界はようやく、「核なき世界」を目指しつつあります。これは「世界潮流」であり「宇宙潮流」であると思うのです。
 今回の中ロ両国問題は、本文で示しましたとおり、我が国外交の稚拙さが原因です。優れた外交力を発揮しさえすれば、十分解決可能と考えます。

投稿: 時遊人 | 2010年11月 3日 (水) 14時14分

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