米国と中国と
-好き嫌いを超えて、台頭著しい中国との互恵関係構築は極めて重要だ-
本記事は、『米韓演出?北朝鮮砲撃』への“通りがかり様”の「アメリカもあまりろくな人ではありませんけど、それ以上に中共はろくでもないです。…」コメントに対する私の返信に、加筆して私見を述べたものです。
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世界中には多くの国があります。各国それぞれに国民性、民族性の違いはあるものの、同じ人間である以上、日本人、アメリカ人、中国人…、エイリアンのようにまるで意思の疎通が出来ないというような、そんな際立った違いはないと思います。
「光に影が添うように」、どの国民、民族も良い面もあれば悪い面もありますから。
問題とすべきは、その国の国民ではなく、「国としての在り方」つまりその国の体制にあると思います。その点、アメリカをはじめとした「自由主義国家」はその名のとおり、中国、ロシアなどの「共産主義国家」と比べて、さまざまな「自由」が保証されている分多少はマシと言えるかと思います。
それでは、その中で自由主義国家群の宗主国である米合衆国は「真の自由の国」と言えるのでしょうか?大いに疑問だと言わざるを得ません。何せあの「9・11」を自作自演し、自国の経済的シンボルであったWTCビルをブッ壊し、多くの犠牲者を出しても平気な顔をし、何食わぬ顔で「それ、対テロ戦争だ !」とばかりにアフガン、イラクに武力侵攻するような無法国なのですから。
それに同国では、9・11後「愛国法」制定などにより、国内の隅々に至るまできついコントロール網が張り巡らされ、国民の多くが息苦しさを感じていると言います。
例えば中国におけるネット規制がしばしば問題となりますが、米国でも「反政府的」とみなされたサイトは、片っ端から削除や閉鎖に追い込まれるケースが現に起き続けていると言うのです。(すべての面で米国の後追いが得意な我が国でも、そのうちそういうことにならぬよう祈るばかりです。)
中国は鄧小平時代からの「改革開放路線」により、国家システムの根幹は共産主義ではあるとしても、経済面などではかなり資本主義化が進行しているようです。
実際テレビ報道などで、北京や上海など大都市の街並みを行き交う若者たちのファッションなどを見ていると、かなり日本の若者たちに近づいてきており、もうほとんど差がなくなりつつあるのかな?と思わないでもありません。またここ10年ほどの同国の高度経済成長により、全国各地で並みの日本人を遥かに凌ぐほどの大富豪も続々と生まれてきているようです。
ただ中国の最大の問題は、北朝鮮などと同じく政治システムが共産党による一党独裁であることです。これがネット情報などにより、西側諸国の「自由度」を既に知ってしまった若者たちを中心に、自国の政治システムの息苦しさ、不自由さへの不満が大いに鬱屈していることはあると思われます。
但し「自由」といえども、上に見ましたとおりすべての西側諸国がガチガチの管理社会化しつつあり、彼ら中国青年がロマンチックに想い描いている「真の自由」とはほど遠いものがありますが…。
共産主義国家と自由主義国家。どちらが良いかと言われれば、共に人類進化途上の未成熟なシステム、さらに言えば人類を奥からコントロールしている勢力による「双頭戦略」なのだと言うことです。時に互いの陣営を喧嘩させ、時に仲良くさせて、彼らによる「世界統一政府」つまり「人類完全支配の完成」に向けて利用しているだけなのです。
そう考えますとどっちが良いも悪いもない、どっちもどっちなのです。
ところで超大国アメリカは、9・11後アフガン、イラクを好き勝手に荒らし回り、そして今回は北東アジアの危機を演出し、巨大原子力空母ジョージ・ワシントンを、あろうことか我が国横須賀基地から焦眉の海・黄海へと向かわせています。
「日米安保」の枠組みなど遥かに逸脱して、我が国米軍基地を拠点に、まるで世界中勝手気ままに踏み込む「ならず者国家」のようなマネが、米国はいかなる権利があって出来るのでしょうか?
かつてノーベル平和賞を授賞したキッシンジャー元特別補佐官が行った先々の国では、「その後決まって戦争が引き起こされる」と言われたことがあります。今現在でも米軍の海外での動きそのものが、世界各地に要らざる次なる緊張、紛争、戦争を巻き起こしているのではないでしょうか?
こういう「平和潮流」に逆行する超大国は、早く無くなってもらいたいものです。とは言っても、中国が米国の従前の役割を担うことになるのも、もちろん願い下げですれども。
かつてない「進化の時」を迎えつつあるこの地球上には、覇権国家という野蛮な国はもう必要ないのです。
彼ら(暗黒勢力)自身、「彼らの時」が残り少ないことをよく知っています。そこで彼らはあらん限りの力を振り絞って、世界各国でいよいよの行動を起こしているのです。
我が国で最近特に熾烈を極めている「米官業政電」悪徳ペンタゴンの蠢動は、(誤解を恐れずに言えば)元はといえば「彼ら」暗黒勢力の異次元からの指令によるものと考えられます。
現れた出来事が、いかに不条理で暗黒的なハルマゲドン劇のように見えようと。暗黒勢力(地球外生命体)にとっても、それに憑依されている(ろくでもない)各界リーダーたちにとっても、まさに後のない「最後の悪あがき」
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