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今年行く

  雪の如(ごと)降りては消ゆる月日かな  (拙句)

 遂に1年365日も残り1日の大晦日となりました。毎度繰り返しますが、本当に1年などあっという間です。
 加齢により人は、時間の経過に対して、若い頃よりは早く過ぎる感覚を持つようになるといいます。もちろんそれもあるのでしょうが、「今この時」は老若男女の別なく時間経過の速さを一様に感じているはずです。

 「時間密度」が稠密化しているのは紛れもない事実のようです。最近の世の中の変化の超スピード化、コンピュータシステムなど諸々のテクノロジーの呆れるほどの進化などにそれは顕著に現われているとみるべきです。
 少し前の『続々・2012年12月22日』記事でも触れましたが、同日に至る約25年間を称して「ナノセコンド」という“プレアデス+”の表現は、案外的を得ているものかもしないのです。なお「ナノ」は10億分の1を表わす単位で、ナノセコンドとは10億分の1秒ということになります。つまり地球人とはDNA的に最も近いとされ、何十万年オーダーで地球と地球人の進化を見続けているプレアデス存在などからすれば、「ガイア・アセンション」に至る超加速化のこの時代は「瞬きの間」だということです。

 それではこの超加速的時間の果てに、一体何が待ち受けているのでしょうか?外国のある研究者は、コンピュータ解析により、問題の2012年12月22日には「タイムゼロ」に突入するという結論を導き出しました。
 果たしてそれが事実になるかどうは分かりませんが、仮にそうなるとこれまでの私たち人類の過去→現在→未来という直線的時間感覚は、根本から大きな変革が迫られるだろうと予測されます。

 なにやらいきなり小難しい話になってしまいましたが。
 現実社会のこの1年に目を転じますと、「変化加速度の時代」にふさわしく、まあ今年も実にさまざまな出来事がありました。第一番はやはり何と言っても政治の暗転です。端緒は、FD改ざん事件でその正体を現わした検察による小沢捜査でした。検察、マスコミ、民主党内悪徳勢力の策動により、鳩山前政権は短命を余儀なくされ国民の政権交代の夢は幻と消え、後を襲った仙菅「仮免」政権により、とんでもない「政権後退」の1年となってしまったのです。

 「政(まつりごと)乱れれば民乱れる」。この道理により、今年1年の世相も乱れに乱れました。実の親がわが子を虐待の末殺す、痴情のもつれの末に男が女を、女が男を殺しどこかその辺に捨てる…。何も今に始まったことではありませんが、鬼畜の所業のような陰惨な事件は、今や日常茶飯事で全国津々浦々で起きています。
 このような異常事件にすっかり慣れっこになって、ぽかんとテレビ画面を見ている自分に愕然とすることがあります。

 有名人の引き起こした事件として、昨年は押尾学や酒井法子の薬物がらみの事件や、「平成の大毒婦」としてにわかに有名になった木嶋佳苗の連続殺人事件が世間の注目を浴びました。
 今年はさすがにそのような超ど級の事件こそありませんでしたが、それでも1月の初場所中の元横綱・朝青龍の川奈毅への暴行事件、そしてその川奈毅の弟分にあたる関東連合の伊藤リオンなどによる、市川海老蔵暴行事件なども世間の注目を浴びました。

 それによって朝青龍は相撲界引退、「世紀のヒール」人気に支えられていた相撲界はただでさえ大痛手なのに、野球賭博問題がさらに追い討ちをかけ、白鵬が何十連勝しようがまったく関心が持てなくなった人も多かったことでしょう。
 海老蔵事件は案の定示談成立で一件落着となりそうです。逆被害届を出す勢いだった元暴走族リーダーとの示談金は2億とも3億とも言われ、CMスポンサーからの損害賠償も含めれば海老蔵の損害額はゆうに数億円にも上ることでしょう。
 いくら「国から2億円」もらえる海老蔵とは言え、あまりにも高くついた「酒癖の悪さ」でした。これには玉の輿挙式をしたばかりの小林麻央も、内心『こんなはずじゃあ…』と思っていることでしょう。

 何かの折りに述べたかもしませんが、今は「産み出しの時」です。地球が新しく産み出されようとしているのです。そして「産み出し」はまた「膿(うみ)出し」でもあります。
 地球規模での膿出しが必要な時です。そうでなければ、まっさらな新しい地球に生まれ変わることができないからです。国々、処々、家々、人々、内に抱え込んでいる膿(カルマ)は皆悉く出し尽くす必要があります。であるならばなるべく早く、小出しに出しておいた方が楽なのです。内に汚いものをいっぱい抱えていながら、「出すまい、出すまい」とりきんでいる人は大変です。海老蔵ではないけれど、ある時凄まじい勢いで業(カルマ)が噴出してしまいます。

 仮面をかぶっていてはこの先やっていけなくなります。己に正直になって、本音で話し本音で行動することが必要な時代なのです。
 そういうご時世ですから、新年も決して穏やかで平和な年では有り得ないことでしょう。その覚悟が必要です。ただ世も人も我も、大難は小難に、小難は無難にと祈らずにはおられません。

 どうぞ皆様、来年が良いお年でありますように。

 (大場光太郎・記)

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