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ドーなる?海老蔵殴打事件

 -「海老蔵ブランド」は地に堕ちた。だが事件そのものは早期幕引きなのでは?-

 前回『海老蔵にも逆「被害届」?』で見ましたように、歌舞伎俳優・市川海老蔵(32)が顔を殴られ重傷を負った事件は、そもそも海老蔵が“挑発行為”を働き、相手の暴行を誘発したものだったらしいことが分かってきました。

 事件が起きた先月25日午前5時頃、都内西麻布の飲食ビル11階の会員制カラオケバーでのこと。既に泥酔状態で目の据わった歌舞伎界の貴公子は、アルコール濃度の高いテキーラを「俺の酒が飲めないのか」と、24日深夜から一緒に飲んですっかり酔いつぶれてしまった暴走族の元リーダーに差し向けました。
 テキーラは通常、ショットグラスでチビリチビリと味わうものですが、海老蔵が注いだのは何と灰皿。それになみなみと注ぎ「これが飲めないのか !」と強要したというのです。これでは周りの仲間たちは、リーダーに対する侮辱行為と受け取っても致し方ありません。

 海老蔵はさらに、嘔吐したリーダーの頭をたたき「しっかりしろ !」と罵倒し、仲間にも「お前らもしっかりしろ !先輩の面倒を見るのがスジだろう」とにらみを利かせたというのです。
 このような手荒い介抱を見て、リーダーの後輩にあたる伊藤リオン容疑者がキレて、海老蔵をボコボコにしたというのが事の真相のようです。
 捜査関係者の話では、海老蔵がリーダーの髪を引っ張り、頭に酒をかけたことが暴行を受ける決め手になったということです。

 店の防犯カメラには、海老蔵に暴行を加えた伊藤リオンが、リーダーと思しき男を抱きかかえる姿が映っているそうです。事情聴取の際これを見せられた海老蔵は、「この男に殴られた。逃げるのが精一杯だった」と話しているようです。
 店内で出血するほど殴られた後、非常階段から逃げ出したものの追いつかれ、1階と2階の間でも暴行を受けたもようです。

 当日の自身の不始末を恥じてか、これまでの酒の上での数々の不行跡を暴露されるのを恐れたのか。海老蔵はなかなか被害届を出しませんでした。しかし父・市川團十郎や歌舞伎関係者に促され、28日警視庁目黒署にようやく同届を提出し受理されました。
 何しろ今をときめく歌舞伎界のプリンスへの暴行事件です。警視庁としても軽々に済ますわけにもいかず、凶悪犯罪専門の捜査1課が事件を担当することになりました。

 警視庁は29日、暴行相手の伊藤リオンに対して、傷害容疑で逮捕状を取り行方を追っています。
 伊藤リオンは、中南米人と日本人のハーフで現在26歳。都内杉並区在住で、同区内の中学校卒業後Jリーグヴェルディのユースにも所属していたサッカー少年で、当時は俊足で知られていたといいます。
 その後サッカーをやめて、都内の有名な“愚連隊”関東連合に入り暴れまくるようになったようです。関東連合OBでもあり、今年1月朝青龍に半殺しの暴行を受けた川奈毅の弟分にあたるといいます。
 伊藤は身長170cmくらいと大きくはないものの、やたら腕っ節が強く六本木周辺の武闘派として有名なのだそうです。

 関東連合-川奈毅-上山信二-銀座の薬物クラブ「エーライフ」-押尾学、酒井法子、森祐喜、北島康介-多数の芸能人-覚せい剤使用-薬物売買闇ルート-暴力団。
 実際伊藤リオンは、六本木界隈を縄張りとする複数の暴力団に所属しているとも言われています。伊藤の友人が電話で、「出頭しないのか?」と当人に聞いたところ、「めんどくせぇ」と言ったきり電話を切ったそうです。
 現在警視庁は伊藤の行方を捜索中とも、所在は既に分かっていて伊藤と警視庁が裏で交渉しており、まとまり次第週明けにも出頭する見通しなど、さまざまな憶測が飛び交っています。

 いずれにしても今回の事件が明るみに出たことで、海老蔵の自業自得、身から出た錆とは言え、「海老蔵」というブランドイメージは地に堕ちてしまった感がします。数週間後完治しても、舞台やタレント活動などへのすぐの復帰は難しいと見られています。
 速やかに記者会見を開いて海老蔵自身がきちんと事件の顛末を説明し、その上で1年くらいの謹慎期間が必要ではないかと言われています。

 「めんつゆ」のヤマキ、「ピップエレキバンZ」のピップ、「おーい、お茶」の伊藤園。海老蔵はこの3社のCMに出演していましたが、事件の真相が徐々に明らかになり、海老蔵を起用し続けることによる企業のイメージダウンは避けられないと、3社ともCM放送の見合わせを決定しています。これは事実上のCM打ち切りと見られています。
 そうなると以前酒井法子がそうであったように、スポンサー企業から巨額の損害賠償を請求されることも覚悟しなればなりません。

 ただ「歌舞伎」そのものは、室町時代末期から続く伝統芸能です。我が国を代表する文化遺産の一つとして、断絶させるわけにはいきません。その中でも「成田屋」は300年以上続く名門中の名門です。今後海老蔵には、父の跡を継いで團十郎を襲名してもらわなければなりません。

 そういうことを考えれば、いくら捜査1課が出張ってみても、出来るだけ穏便な事件解決の道筋が見えてきそうです。「海老蔵から先に暴行を受けた」として被害届を出す勢いの元リーダーとは、水面下での示談で済ませる。伊藤リオンもギュウギュウに締め上げれば、いくらでもヤバイ事実が出てくるでしょうが、そうなると麻布署、渋谷署など警視庁と闇社会との癒着が明るみに出かねない。
 そんなこんなの各方面の思惑から、押尾事件や朝青龍事件同様、今回の海老蔵事件も適当な線で幕引きとなる公算が大だと思われます。

 (注記)本記事は、『MSN産経ニュース』などを参考、引用してまとめました。

 (大場光太郎・記)

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