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小沢一郎受難年

 -今年の政局は小沢で始まり小沢で終わる。まさに「小沢一郎受難年」だ-

 あれほど出席を拒み続けていた小沢一郎民主党元代表が28日、「通常国会で政倫審に自ら出席することを決意」しました。これは、本来ならば晩秋には死に絶えていなければならない“蝿”のように、「悪盛んにして天に勝つ」状況下で、年の瀬でもブンブン五月蝿(うるさ)く飛び回る菅直人、仙谷由人、岡田克也らの、やれ「政倫審出席だ」「でなれば証人喚問だ」「起訴されば離党勧告だ」と口汚くわめき散らす“冬蝿ども”に辟易したものなのでしょうか?

 そもそも昨年春の大久保元秘書逮捕からの一連の「政治とカネ」問題は「完全無罪」、検察とマスコミによって作られたもの。まして来春、無実の罪によって起訴確実な身からすれば、一部憲法学者や平野貞夫元参院議員らが訴えているように「政倫審等への招致要請は憲法違反の疑義がある」。
 したがって小沢元代表とすれば、一切招致に応じる必要はないけれども、仙菅ら悪徳旧勢力呼応勢力断然優位の現状では、これ以上拒み続けば党分裂不可避と読みきって、小異を捨てて大同につく苦渋の決断を下したものなのでしょうか?

 ただ菅・岡田執行部からすれば、今回の小沢氏の出席への転換はすんなり飲めるものではない、小沢流の「くせ球」「高等戦術」であるようです。自民党など野党が「通常国会審議に応じる」条件としているのは、小沢政倫審招致ではなく、参院で問責決議を出されている仙谷官房長官や馬淵澄夫国交相の辞任であるからです。
 小沢元代表は、「まず“反小沢”の首魁である仙谷の首を切れ。そうしたらオレも政倫審に出てやる」という注文付きなのです。“実質総理”を失えば、当然“お飾り総理”の菅直人はとても持ちませんから、菅や岡田らは「いや、通常国会前の出席だ」と反発しているわけです。
 この問題このまますんなりとは決着せず、党内内紛は越年しそうな見通しです。

 ところで「今年の政局は小沢に始まり小沢で終わる」感を深くします。何だかんだ言っても、それだけ小沢一郎は現在の全政治家の中で政治的力量が突出している証明でもあります。
 思い起こせば事の始まりは、あろうことかおめでたい元旦早々、読売新聞が小沢氏の資金管理団体「陸山会」の世田谷土地購入問題を報じたことがそもそもの発端でした。これを受けて1月5日頃TBSの杉尾某キャスターが、「元旦の新聞トップで小沢氏を取り上げたということは、今年はこれが大問題になるということなのです」と、したり顔でコメントしていました。

 他紙やテレビも一斉に追随、小沢土地問題を連日大々的に報道していくことになりました。その口火を切ったのが読売だったのは当然と言うべきです。発行部数日本一を誇る今日の読売の基礎を築いたのは、“大正力”こと正力松太郎です。しかし正力の裏の顔は、「PODAM」というコードネームを持つCIAエージェントだったのです。
 あの大正力は、実は「アメリカに魂を売った人物」だった。その流れは現在のナベツネ(渡邉恒雄)にも確実に受けつがれているとみるべきです。読売は「世身売」と名前を変えるべきです。

 政権交代がにわかに現実味を帯びだした昨年来、それを阻止するため一番邪魔になる小沢一郎の抹殺計画は、「米官業政電」悪徳ペンタゴン勢力によって、着実に練られていたとみるへきです。
 民放TVの元政治部記者だった人は、去年夏頃「小沢一郎が逮捕される夢を見た」とご自身のブログで綴っていました。実際夢を見たかどうか定かではありませんが、同TV局を退職している同氏のもとにも、小沢情報は入っていたことでしょう。
 また昨年暮れジャーナリストの勝谷誠彦氏が、関西の某民放番組で「12月のXデーに大物政治家が逮捕されるらしい。そのため東京拘置所には、全国から所員が集められているらしいよ」という発言も、どこからか「小沢氏逮捕」情報を掴んだからに違いありません。

 我が国政治と国民生活にとって不幸中の幸いなことに、小沢逮捕だけは免れました。しかし既にご存知のとおり、年初以来の東京地検特捜部の執拗な小沢捜査、新聞・テレビの“推定無罪の原則”を大きく逸脱した土石流的「小沢一郎 = 犯罪者」報道、「日本版CIAネットワーク」とつながりがありそうな怪しげな市民団体の暗躍、検察審査会による戦前を髣髴とさせる暗黒審査と暗黒議決…。

 それに輪をかけて非道(ひど)いのが、アメリカや官僚やマスコミに魂を売り飛ばした菅直人、仙谷由人、岡田克也、前原誠司、渡辺恒三らの民主党内悪徳旧勢力連中です。並みの政治家の能力があれば、一連の小沢捜査がいかに謀略に満ちたものであるか一目瞭然に分かるはずです。
 政権交代の最大の功労者を“挙党一致”で護るどころか、すべては自己保身のために生け贄として進んで差し出そうというのです。これはイエスを裏切ったユダのような、人間として許されない背徳行為です。このような者共がいくら策謀を巡らして政治的命脈を保とうとしても、天が決して許さないことでしょう。

 それにしても驚嘆すべきは、小沢一郎の政治的生命力の強さです。もっとも「15年戦争」と言われているように、小沢vsマスコミの対立構図は何も今に始まったことではありません。並みの政治家だったら、まずその過程で確実に潰されています。
 その上特に今年は、米官業政電・悪徳ペンタゴン勢力総がかりの猛攻撃です。小沢の師だった田中角栄や金丸信がそうだったように、この時点までくればほとんどの政治家は政治生命が終わっています。
 しかし唯一の例外として、小沢一郎のみは「一兵卒」になったとはいえ強固な政治的基盤をしっかり保っています。一番奥でアメリカ戦争屋が糸を引いているらしいことを考えれば、これは戦後政治史上の奇跡なのではないでしょうか?

 小沢一郎は「無実の罪」により、新春にも強制起訴、刑事被告人確実な身です。小沢氏にとって来年も厳しい一年であり続けることでしょう。しかし「真実は必ず顕われ」ます。スピード加速化のこの時代は、以前より短期間で顕在化します。
 小沢氏は最近『鄧小平伝』を読み、「鄧小平はオレの年の68歳には、(文革で)地方に飛ばされていた。それからみればオレの今の状況なんか楽なもんだよ」というような感想を漏らしたといいます。
 そうです、その心意気です。後2、3年後小沢一郎が必要とされる時が必ずきます。その時こそ、明治以来の悪しき官僚制度打破と、戦後日本を呪縛してきた対米隷属からの脱却のために、小沢一郎が存分に大鉈をふるう時です。

 (大場光太郎・記)

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