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民主党分裂の危機 !?

 -低能力の菅政権。小沢氏の国会招致より予算案成立準備に精力を傾注せよ-

 内閣支持率は危険水域から、今や「退陣水域」に入りつつある菅内閣。臨時国会はやっとこさ補正予算が成立し、同国会をよれよれで何とか乗り切ったような按配です。
 政権発足後半年間の内政、外交両面の肝心の政策面では、政治ジャーナリスト、国民世論の大方の判断は“赤点”続きという評価になるはずです。

 そんな菅内閣は、年明けの通常国会をにらんで、臨時国会終盤に野党から出された仙谷由人官房長官と馬渕澄夫国交相の参院問責決議案を踏まえて、早速仙谷らを辞任させ、小沢一郎元代表にも協力を仰いだ清新かつ大幅な内閣改造の算段でも始めるかと思いきや。
 支持率20%台前半のレームダック政権にあるまじき、とんでもない画策をあれこれ始めています。菅総理以下の「政権亡者」ぶりには、ほとほと呆れてしまいます。

 自民党などとのキナ臭い大連立話や、社民党との連携話などある中で、今最大の懸案となっているのが、小沢元代表の国会(衆院政治倫理審査会)招致問題です。
 これは臨時国会閉幕後待ってましたとばかりに、岡田克也幹事長が唐突に言い出した話です。岡田幹事長の言い分の一つは、「小沢氏の問題を残したままでは来年4月の統一地方選が戦えない」と言うものです。
 ところで菅改造内閣後岡田氏が幹事長になって以来、知事選など主要な地方選挙で民主党は連戦連敗です。

 12日に行われる茨城県議選でも、選挙前から早くも民主党は2ケタに届くか届かないかの惨敗が予想されています。同選挙について小沢元代表は過日、「茨城で惨敗したら地方が火を噴く」と述べ、菅政権が窮地に陥るとの見通しを示しました。「今の政権は地方の重要性が分かっていない」と述べたとも言われています。
 これらの連敗の主要因は菅総理の指導力不足、景気対策の遅れ、外交問題でのミス続出などによるもの。小沢「政治とカネ」問題はそんなに影響していないことは、10月北海道5区の衆院補選で自民党の町村信孝元官房長官が民主新人を破って当選した時の、選挙民の調査結果からも明らかです。
 敗因はズバリ菅政権の相次ぐ失政と、岡田幹事長や枝野幹事長代理など執行部の選挙ベタの2点にあることは明らかなのです。

 ですから“フランケン(シュタイン)岡田”の「小沢問題がある限り、統一地方選は戦えない」というのは、取ってつけたロジックにすぎません。また自分たちの無能を棚に上げた責任転嫁も甚だしいと言うべきです。
 おそらく仮に小沢問題が解決しても、民主党は同地方選ではボロ負け必至でしょう。いや菅内閣や岡田執行部がそれまで残っているかさえ怪しいものです。
 今回フランケン岡田が、小沢氏国会招致に強硬なのは、自民党など野党各党にそれを約束していて後に引けないからというのが、一つあります。

 それと共に、菅政権が浮揚するための選択肢は限られていますが、そのうち“実質総理”の「仙谷外し」は自己矛盾となり出来ません。したがって内閣改造も意外と難しいはずです。かと言って、レームダック菅総理には衆院解散など行うパワーはありません。
 となると、“最後の切り札”である「小沢切り」のカードを使うしかないのです。それによってかつての“V字回復”を狙っているのでしょう。しかし柳の下にそうそうドジョウがいると思ったら大間違いです。
 当面多少支持率回復はなるかもしませんが、すぐまた続落すると思います。今や現政権の問題は、菅総理自ら、閣僚たち、菅民主党そのものに原因があることを、多くの国民が見抜いてしまっているからです。

 どうせなら鳩山前政権時の外相として普天間移設問題でも、米国相手に発揮してくれればよかったものを。フランケン岡田は、なぜかこの問題に限っては「原理主義者」に戻って、一歩も後に引かぬ構えのようです。
 小沢氏に近い輿石東参院議員会長が、「役員会で議決に持ち込むのは慎重に」と申し入れても聞く耳を持たないのです。13日開かれる党役員会では、輿石氏ら3名の反対が出ることを見越して、それまでの全員一致の原則を曲げて多数決ででも議決に持ち込む構えを崩していません。  (以下「続」につづく)

 (大場光太郎・記)

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