小沢氏来週にも「強制起訴」?
-だとしたら、大荒れ必至の13日の党大会から国民の目をそらさせる謀略だ !-
小沢一郎民主党元代表サイドが「通常国会冒頭の政倫審出席」と言っていることから、強制起訴はその後の今月末とみられていました。しかしここにきて、起訴が早まる可能性が高くなってきたということです。
検察官役の指定弁護士は当初、政倫審での小沢元代表の説明を聞き、東京地検特捜部が作成した調書と照らし合わせた上で、改めて事情聴取するかどうか判断するとしていました。
ところが一転検察官役の大室俊三弁護士は7日、「われわれの捜査は政治の影響を受けたくない」「不確定な要素に依存するのはよくない」と、取ってつけたようなことを言い出したのです。政倫審は無視するということです。
つまり政倫審を待たずに事情聴取を要請し、小沢氏サイドが拒否すれば「即起訴」となる公算が大きいとみられるのです。
ある事情通によりますと、「小沢氏サイドは、聴取の要請があっても拒否すると公言しています。起訴が決まる前と後では立場が違う。無罪を勝ち取る必要があるのだから、有罪にしようと手ぐすね引いている相手の要求をハネ返すのは当たり前。対する検察官役は、返事がノーなら、すぐに次の段階に手続きを進める構えです」ということです。
そこで一部では、「小沢元代表は来週中にも強制起訴される」との見方が浮上しているのです。指定弁護士サイドの突然の方針転換に、永田町では「謀略」を疑う声まで上がっています。
来週は13日に民主党大会が開かれます。菅執行部はその前日の12日に両院議員総会を開き、党所属の国会議員に不満を言わせて“ガス抜き”を図る算段です。それでも本チャンの13日は、4月に統一地方選を控え尻に火がついている地方の「反乱」が予想されます。
これを受けて新聞・テレビも大騒ぎすれば、支持率はさらに低下し、「菅降ろし」が吹き荒れることにもなりかねません。しかし、そのタイミングで「小沢起訴」となれば、マスコミはこっちの方に飛びつくのは目に見えています。
マスコミ報道は小沢一色となり、党大会のゴタゴタなどかき消されてしまいます。突き上げ確実な菅執行部としては、小沢起訴はまさに“渡りに船”であるわけです。
「検察官役の弁護士が仙谷官房長官らと連携しているとは思えませんが、政権に恩を売ろうとするでしょう。最高のタイミングを見計らって、あうんの呼吸で強制起訴に踏み切り、その後の商売に生かしたいと考えるのが普通です。そんなメリットでもなければ、検察官役など割りにあいません」とは、ある法曹関係者の話です。
もし「来週起訴」が事実になれば、司法当局と民社党現政権、現執行部との「怪しい連動」は2度目となります。1度目はまだ記憶に新しい9・14“イカサマ”代表選の当日、今回の強制起訴の元となる第五東京検察審査会の2度目の「起訴相当議決」がなされていたのでした。
同検察審査会の2度目の議決に関しては、新しく審査補助員となる弁護士が選定されたのが1週間前の9月7日であるのに、週1回くらいしか審査しないのに1週間後の14日にスピード議決がなされたのはどうしてか、4月に1回目の議決を出した審査員が全員そのまま居残ったのではないのか、などなど暗黒疑惑のタネがつきません。
そして今回の党大会に合わせたような強制起訴ともなれば。いくらなんでも、2度も偶然は重ならないでしょう。法曹関係氏は否定していますが、私にはすべての黒幕は仙谷由人だと思われてなりません。
「殺小沢」に執念を燃やす仙谷由人や総理亡者の菅直人のこと。裏でどんな策謀をめぐらしているか、分かったものではありません。
来週起訴は今のところ不確定情報です。ただ仮にそうなるとしたら、一番可能性が高いのは両院議員総会が開かれる12日(水)でしょうか?あるいは連休明けすぐの11日(火)でしょうか?来週の政局から目が離せないようです。
(注記)本記事は、1月10日付『日刊ゲンダイ』3面を参考、引用してまとめました。
(大場光太郎・記)
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