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官房長官人事で大迷走

 -仙谷がぺんぺん草も生えないほど荒らした後だぞ。誰が好き好んで…-

 躁鬱症の菅直人総理、臨時国会中は周囲が心配するほど落ち込んだ“鬱”状態。それが現金なもので、同国会が閉幕するや一転して、誰もが唖然とするほどハイテンションの“躁”状態が続いています。
 その延長線上で「内閣改造」のアドバルーンをぶち上げたはいいけれど。内閣改造の主眼である肝心の官房長官を誰にするのかが決まらず、右往左往の迷走ぶりです。

 それに更迭される立場の仙谷由人現官房長官が、今なお同職に未練たらたらです。「官僚も閣内もオレを通さないと何事も進まないんだよ」と、“陰の総理”としてオレ様ぶりを遺憾なく発揮できた権力ポジションを失いたくないからなのか。
 あるいはこれまで仙谷の裁量で秘密裏に使ってきた、官房機密費の使途に大いに不明瞭なところがあり、後で後任の者に徹底調査されることを恐れているからなのか。何せ自分自身が、小沢一郎が幹事長時代の党費の使途を、枝野幸男や小宮山洋子などの子分に洗い出させた経歴があるわけですから、「因果は巡る」を恐れていることも考えられます。

 野党が突きつけた問責決議という強力なレットカードにも、身内の長老・西岡武夫参院議長の辞任勧告にものらりくらり。とにかく菅直人とともに「異常なところがある」仙谷は、そんなことをまったく意に介さず官房長官を続けています。
 仙谷の言い草がまた振るっているではないですか。「衆院の内閣不信任案と違って、参院の問責決議案には法的拘束力はない。したがってそれを出されても辞める必要はない」という、“悪徳弁護士”時代の捻じ曲がった法律論を持ち出しているのです。これは「参議院は不要だ」と言っているに等しい暴論です。

 ふざけんなよ、仙谷由人。野党時代の民主党は、同じく衆参ねじれに苦しむ自公政権末期、参院問責決議案を伝家の宝刀のごとく抜いてきただろうが。今になって、「あの時のおら方の党のやり方は間違いだった。今オレ様が言っていることの方が正しい」と言い張るつもりか。バカも休み休み言えよ。
 だったら貴様の「正しい法律論」とやらを、自己弁護のためではなく、小沢元代表の“世紀の冤罪”を晴らすために、検察や検察審査会の謀略性を満天下に力説するべきだ。

 そんな仙谷由人も、5日夜の総理、幹事長との3者会談で岡田克也幹事長から引導を渡されて、「辞任やむなし」をしぶしぶ受け入れたようです。その時はじめて自分の置かれている立場が分かって、以来すっかりしょげ気味だというのです。
 事態急変、汐が一度に引くように。「最近は電話もあまりかかってこなくなったよ」と、自嘲気味に話しているそうです。「ざまあ見ろ」ではないでしょうか。代表選後小沢元代表が蹴ったようにしょせん“一丁上がり”ポストとはいえ、「代表代行」ポストを与えられるだけでもありがたいと感謝すべきです。

 そこで仙谷の後釜探しですが、意外にも難航しているようです。当初は前原誠司、玄葉光一郎、江田五月らの名前が取りざたされていました。しかし「クリントン米国務長官命」の前原は、本人のたっての希望か外相留任が早々と決まっています。
 玄葉政調会長兼国家戦略相は、良いとこ取りで汚れ役は務まらないとの党内の評価です。また江田最高顧問は、参院議長を務めた人物が官房長官に就任することに難色を示す党幹部もいるようです。一長一短といったところです。

 菅総理としては、今回の内閣改造は官房長官差し替えが本筋であるわけですから、まずこれを早く確定して他の閣僚人事の駒を決めたいところだったことでしょう。その後川端達夫前文科相、枝野幸男幹事長代理なども候補に上りました。いずも“帯に短したすきに長し”です。
 特に「脱小沢」路線を貫くポーズとして、政権内で枝野就任支持は根強くあるようです。しかし枝野は「子供幹事長」で底が割れています。もし枝野に決まれば、背後霊の仙谷由人頼みの「子供官房長官」、菅内閣の短命化を促進するだけでしょう。
 それもあってか9日午後菅総理は、野田佳彦財務相と会談し官房長官就任を打診したもようです。しかしすんなり野田氏就任受諾ということでもないようです。

 『このまま官房長官になり手がなかったらどうしよう。まさか仙谷留任などとなったら野党や西岡氏などからは猛反発必至だし。国民からはいい物笑いだし…』。
 「吊し上げの党大会」「恐怖の通常国会」も間近に控えていることだし。そろそろ“躁”から“鬱”へ、菅総理のモードが切り替わる時期なのではないでしょうか。

 (大場光太郎・記)

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