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無免許総理また脱輪

 -「疎い」発言が物議。だから言わんこっちゃない。菅総理を即刻放逐すべし-

 つい先日の『通常「本免許」国会始まる』記事で、昨年末の菅直人総理の「今までは仮免。これからは本免許のつもりで臨む」発言を取り上げました。
 菅総理の発言を真に受けて(その実揚げ足を取って、おちょくって)、もし本当に「本免許」で国政に臨むつもりなら、昨年のような内政・外交上の事故や衝突などはもう許されないよ、と述べました。

 その後『植草一秀の「知られざる真実」』では、「本免許」とは菅総理が勝手に言っているだけで、実際は「無免許総理」なのだと喝破しています。(同ブログ26日付『うそつき・無免許菅直人氏を総辞職に追い込む』記事)そのいわれはー。
 菅総理は、本免許試験となる昨夏の参院選で「事実上国民の審判を仰ぐ選挙となる」と、結果次第では菅政権の責任が問われると自ら発言し、責任逃れのため勝敗ラインを「54議席」と予め低く設定して参院選に臨みました。
 しかし結果は、低い勝敗ラインを大幅に下回る「44議席」という歴史的惨敗を喫したのです。

 菅総理は当然その時点で責任を自覚し、退陣していてしかるべきはずでした。しかし“人数倍”権力亡者の菅直人は、総理のイスにしがみつき今日に至っているわけです。これをもってすれば、菅総理の「これから本免許」発言は詭弁で、植草先生のおっしゃるとおり、その時点で国民からノーを突きつけられた「無免許」政権運営状態と判断すべきです。
 いささか長くなりましたが。よって当ブログでも今後は退陣まで、菅直人を時に「無免許総理」と呼んでいきたいと思います。

 この無免許総理、早速また危なっかしい脱輪運転をやらかしてくれました。
 27日夕方、米国の格付け会社S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)による、日本国債の格下げが発表されました。発表から1時間後首相官邸に戻った菅総理は、記者団に「初めて聞いた。本会議から出てきたばかりだ。そういうことには疎いので、(コメントは)改めてにさせてほしい」と述べたのです。
 為替市場を動揺させた(同日1週間ぶりに1ドル=83円の円安)格下げのニュースに対して、菅総理は「(格下げ問題には)疎いので」と言ったのは文脈上明らかです。

 当然ながら総理の「疎い」発言は、各野党や国内外のメディアやネットで強い批判を呼び起こしています。私も批判しますが、「疎い」とはどういうことなのでしょうか?手元の辞書を繰ってみますと、【疎い】は「そのものとの交渉が浅かったり全くなかったりして、内情・本質を見抜く力が欠けている様子」(三省堂版『新明解国語辞典・第五版』)と出ています。
 つまりありていに言えば、菅総理は日本国債が8年ぶりに「AA」から「AA-」に格下げされたという重大事実に対して、「無知(何も知らない)」であり「無関心(どうでもいい)」であるということを、図らずも表明したのです。

 この格下げは米国の民間会社が行うものとはいえ、米国政府の意向が強く反映されているとみるべきです。特に今回の格下げは、最近発表された国家の財政赤字1000兆円超という深刻な事態とも連動している問題です。
 菅総理は、この深刻な状況への解決策として「新内閣は“財政健全化”を最重要課題として取り組む」と、所信表明演説や代表質問への答弁で繰り返しているではありませんか。

 総理周辺は、「『疎い』というのは格付けについてではなく、情報が入っていなかったということだ」と火消しに躍起になっています。それはどうせ“後付け”でしょうが、もしそうだとすると別の由々しき問題がクローズアップされてきます。
 昨年のヨン・ピョン島への北朝鮮による砲撃事件の時も、無免許総理は「事実をテレビで知った」という、唖然発言をして物議をかもしました。今回の「疎い」発言もそれと同様、危機管理上の重大問題をはらんでいるのです。

 つまり国家的重大な情報において、菅総理は内閣改造した今でも「カヤの外」に置かれているのではないだろうか?ということです。というのも、これほどの重要な情報なら、しかるべき官僚筋が官邸スタッフに情報を上げ、国会会議中でも総理のもとに直ちに伝わるはずだからです。しかし伝わっていない。
 どこかで情報が遮断され、肝心の情報が菅総理まで届かないのです。官僚や官邸スタッフの仕業か?枝野官房長官の仕業か?

 ちなみに枝野幸男は官房長官就任直後、前任の仙谷由人のご威光を笠に着て、官邸スタッフに「自分と菅総理の意見が分かれた際、どうするかよく配慮せよ」と、恫喝めいた踏み絵を迫ったそうです。
 本来総理を陰で支えるべき官房長官も、官邸スタッフも、官僚たちも面従背腹、菅総理は今もって掌握しきれていないのです。それでもって、「オレは3年どころか10年も政権維持できそうだぞ」など、よく言うよではないでしょうか?

 今回の「AA-」格下げで日本は、クウェート、サウジアラビアなどと同レベルになったそうです。ついこの前は、GDPで中国に抜かれて世界第2位の座を明け渡したばかりです。
 アメリカのオバマ政権まで日本を見放しつつあるようです。オバマ大統領は25日の一般教書演説で、中国やインド、韓国に言及する一方で「日本」にはまったく触れなかったのです。完全な「ジャパンパッシング(日本無視)」です。
 対米隷属の菅総理は、宗主国のご機嫌取りのためにТPP推進や消費税増税に前のめりです。しかし無免許総理の下、「失われた20年を取り戻す」「第三の開国」の掛け声も虚しく、世界経済における「日本の地盤沈下」は進む一方です。

 (大場光太郎・記)
 

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