菅「退陣」包囲網狭まる
-小沢系の反乱、地方からの退陣要求…。遂には前原一派や渡部恒三まで-
小沢一郎元代表は、今回の処分に至るまで、昨年末と今年1月の2度菅直人総理と2人だけで会談しています。その小沢元代表が1月会談後、「アイツ(菅直人)大丈夫か?前はエラく意気込んでいたが、今回は話す声はボソボソ、こっちを見ようともしないんだ。とにかく様子がおかしいんだよ」と側近に漏らしたといいます。
小沢元代表の指摘を待つまでもなく、「葬式うつ病」「パニック症候群」などと既に多くの人が指摘しているとおり、最近の菅総理は「とにかく様子がおかしい」のです。
総理に上り詰めるため、菅にハッパをかけ尻を叩きまくってきた、従姉妹で年上女房の伸子“デシャバリ”夫人も、最近の感情の起伏の激しい菅には「この人大丈夫かしら?」と腫れ物にさわるように接しているといいます。
私が思いますに、菅総理の元々の病名は「国会恐怖症」なのではなかろうかと推察します。国会閉会中はその開放感からハイ状態、開幕と共にドーンと鬱状態。「衆参ねじれ」に苦慮するあまり、とうとう精神を病んでしまったのでしょう。しかしこれは元はと言えば、「脱小沢」の旗印の下、党内でまったく議論もせずに突如「消費税増税」をぶち上げ、昨夏の参院選で惨敗した結果です。
自業自得と言うべきです。
国内的、国際的に大難局にある当今、国家的難問が絶えず襲いかかってきます。待ったなしで、次から次へと冷静沈着かつ高度な政治的決断が迫られるのです。一国の宰相たる者、どんな難題や試練があろうとも、常に春風駘蕩、泰然自若の平常心で事に対処すべきです。
そんな時、国民からも精神状態が危ぶまれるほどの人物が総理大臣を続けていていいものでしょうか?いいはずがありません。国益を損じること夥しく、国民にとってこれほど不幸なことはありません。
小沢元代表に近い原口一博前総務相の「日本維新の会」立ち上げ、鳩山グループの中山義活元首相補佐官らによる「東京維新の会」発足、松木謙公農水政務官の辞任、4月の統一地方選を見据えた各地方からの菅総理退陣要求…。
17日の小沢系衆院議員16名の反乱が突破口となり、党内に「菅おろし」の勢いが急速に拡大しつつあります。
それに追い討ちをかけるような発言が26日、菅支持派である渡部恒三党最高顧問の口から飛び出しました。
「予算と予算関連法案を通すことを、民主党よりも“菅君”よりも何よりも最優先に考えなくちゃならない」
来年度予算関連法案の成立に向け、野党の協力を得るためには「退陣」はやむを得ないとの見解を示したのです。
例によって入歯モゴモゴの甚だ聞き取りずらい話だったのでしょうが、菅派の長老の口から「菅退陣論」が出たことの意味は大きいと思われます。渡部“老醜”議員は「偽黄門」としてなぜかТBSにはよく出ますが、同局番組収録で衆院解散について「今解散したら、民主党は惨敗するに決まっている。解散なんてバカなことがあるはずがない」と否定しています。
支持率17%の総理にこれ以上居座られては、民主党全体が脳死状態。ましてや「自爆テロ解散」でも仕掛けられた日には、巻き込まれて死屍累々。よってこれは、民主党衆院議員の総意を代弁した発言とみるべきです。
ただ渡部偽黄門は、退陣発言に続いて会派離脱表明の16人について「どうせ当選するはずないということで比例名簿に載せた人たちだ。あの人たちは政治家ではない」という“トンデモ”発言をしています。
これを取り上げた『★阿修羅♪』掲示板の「人間失格~渡部恒三は議員辞職して会津に帰れ !」記事では、「彼らこそが、09年衆院選における民主党圧勝、政権交代のシンボルなのだ」「その16人の議員を『政治家ではない』と断じたのであれば、それは国民に対する挑戦、挑発である」と厳しく批判しています。
同記事コメントでは「会津には帰ってくるな」「墓場に直行しろ」などという激越な口調が続きますが、今解散されて一番困るのは渡部恒三当人なのではないでしょうか?
そんな中小沢元代表は同日、鹿児島市内で開かれた党内衆院議員の会合で挨拶し、「ひたすら国民の生活が第一という純粋な思いを持った政治家が求められている」と述べ、自らの復権に強い意欲をにじませています。
同時に「政治状況は内外とも混沌としている。総選挙にならないとも限らない」とも語り、菅総理が解散に踏み切る可能性に言及しています。仙谷由人“ヘボ”軍師が、「菅の首に鈴をつけられるのはオレ様しかいない」と意気込んだものの、周知のとおり失敗に終わった以上、何をやらかすか分からない錯乱状態の菅総理のこと、小沢元代表の発言は傾聴に値します。
アメリカ戦争屋勢力、検察をはじめとした霞ヶ関官僚群、世身売り(読売)・入日(朝日)日本暴走協会(NHK)などのマスコミ、自民党、それに菅直人・仙谷由人・渡部恒三ら民主党内の呼応グループ…。
これらの悪徳旧勢力が束になって、政治生命の抹殺を企ててきたのに。小沢一郎はそれらを悉くはねのけ、フットワークよく全国を飛び回り、「復権の機会」を虎視眈々と睨んでいる気配です。小沢氏はかつて親しい人物に、「僕は首相になれないのかなあ」とふと漏らしたといいます。
小沢さん、そんなことはありませんよ。心ある国民が後押しします。一日も早く「冤罪」を終結させ「小沢政権」を樹立しましょう。この国が手遅れにならないうちに。
(大場光太郎・記)
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