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「冤罪だったら誰が責任を取るのか」

 -川内議員の義憤に同感だ。賛成した幹部連中は議員辞職を覚悟しておけ-

 小沢一郎元代表に対する処分が22日夕、党常任幹事会で決定しました。想定どおりの「党員資格停止」処分です。同幹事会に出席した菅直人総理は同日夜、官邸の記者団に「丁寧に手続きを経て、党のケジメがついたと理解している」と語りました。これは「語る」というより「騙る(かたる)」と表記すべきです。

 菅総理は、小沢元代表の処分をめぐって、これまで何回も「党のケジメ」を口にしています。しかし小沢元代表や小沢系議員らからすれば、「アンタにだけは言われたくない」という心境なのではないでしょうか?
 というのも、昨年6月の菅政権発足以来「党のケジメ」を最もつけるべきは、菅直人本人であるからです。

 政権発足直後に行われた参院選では、選挙前「国民から審判を受ける選挙だ」と宣言して臨んだのです。結果はどうだったか?予め低く設定した54議席に10議席も足りない「44議席」という惨敗を喫し、その後の七転八倒の「衆参ねじれ」状況を自らが作ってしまったのです。
 消費税増税を出したり引っ込めたりの菅政権に、国民はハッキリと「ノー」のレットカードを突きつけたのです。菅直人が自分の発言に責任を持つまっとうな政治家なら、その時点で退陣するのが当然です。

 ところが「異常なところがある」菅直人は、国民から“総理免許”を取り上げられたにも関わらず、無免許状態でシレッとして政権を運営し続けています。その結果一々述べるまでもない次第で、内政、外交両面にわたって、脱輪、信号無視、衝突などメチャクチャな、危なくて見ていられない政権運営で今日に至っています。
 惨敗の参院選以後の主要地方選でも、菅民主党は連戦連敗です。選挙責任者が辞任するなど、何らかの「党のケジメ」をつけるのが世間の常識と言うものです。
 ところが菅代表はじめ岡田克也幹事長以下党幹部は、誰一人として何の責任を取っていません。こんな性根の腐った菅直人らが、「党のケジメ」など言えた筋合いでしょうか?

 常任幹事会の会議中、小沢元代表に近い川内博史衆院議員が「冤罪だったら誰が責任を取るのか !」などと大声で主張し、部屋の外で息を殺して待機していた記者団にもはっきり聞こえたということです。
 川内議員が声を荒らげるのは当然です。いな誰かが声を挙げなければならなかったのです。途中で部屋を飛び出した川内議員は、「結束に大きく影響する。処分の正当性が理解できない」と、記者団に鬱憤をぶちまけています。

 当ブログで何度も述べてきましたとおり、小沢元代表の強制起訴そのものが、今大きく揺らいでいるのです。
 森ゆうこ参院議員らによる精力的な調査により、2度目の「起訴相当」議決を出した東京第五検察審査会の密室議決の実態がかなり明らかになりつつあります。(例によって新聞・テレビはほとんど報道しませんが)ズバリ最高裁、検察、検察審査会、日弁連が一体となって、小沢元代表を強制起訴に持ち込んだ「暗黒司法」の実態が、白日の下にさらされようとしているのです。

 常任幹事会に先立って同日午前、党倫理委員会(委員長:渡部恒三)が小沢元代表から弁明を聴取しました。小沢氏は「何一つやましいことはない。裁判で無実が明らかになる」と反論し、処分については「前例がなく理解に苦しむ。合理的理由は見当たらない」などと不当だと主張しました。離党もキッパリ否定しました。

 小沢元代表が倫理委に提出した文書の骨子は以下のとおりです。
・検察審査会による強制起訴と検察による起訴は異なる
・検察審査会の起訴議決に手続き違反がある。正当性に疑問がある
・衆院政治倫理審査会への出席は拒否していない
・党員資格停止処分の期間が「判決確定まで」なのは、前例がなく著しく不穏当
・処分に合理的な理由がない
・引き続き民主党の国会議員として取り組んでいく

 倫理委で小沢元代表に弁明の機会を与えたのは、単なるセレモニー。「連合赤軍」菅直人分派は、弁明の内容がいかなるものであれ「はじめに処分ありき」だったのです。
 十六義士決起によって高まった「菅おろし」がその後沈静化しています。これは一つは「気違いに解散権」というもので、狂気の菅直人が本当に解散しかねないこと。もう一つは菅政権という“泥船”を、新聞・テレビという「広域暴力広報団」が必死で下支えしているためと思われます。
 しかし、今は「嵐の前の静けさ」とも思わせられます。それが証拠に、フリージャーナリストの岩上安身氏が、自身のツイッターで次のような驚きのツイートをしています。

小沢氏、ある政治家と会い、「この一、二週間で、政局になる」と語った。本日、永田町にて聞いた話。RT @tomoyakitada @iwakamiyasumi必読願います。「倫理委員会の皆さんへ 私の主張」 倫理委員会での小沢一郎氏の発言 http://bit.ly/i9O1Cl

 この小沢氏の発言がいつ発せられたのかは不明ですが、ごく最近であることは間違いないようです。「政局」ということは、菅直人の意思に反して「みじめな退陣」?それとも予算案審議など放り出して「自爆テロ解散」?私は前者だと思いますが…。

 (大場光太郎・記)

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