日本でも市民が声を挙げ始めた
-国民の悪徳勢力への抗議は皆無ではない。大きなうねりへと広がりつつある-
前回の『日本国民は、なぜおとなしくなってしまったのか』と矛盾するようですが、底流では一部国民、市民が具体的行動を起こしつつあるという例をご紹介します。
一番目は1月の『民社党四人組vs意見広告』で紹介しました、「立ち止まって考えよう国民会議」(議長:林邦之氏)による週刊誌・夕刊紙への全面広告です。本当はこれを大新聞でも是非行っていただきたいものですが、残念ながら先方に掲載拒否されて無理でしょう。
二番目は、9日午後永田町の憲政記念館で「検察審査会の疑惑を究明する市民と国会議員の結成集会」が行われたことです。この次第については、後に『杉並からの情報発信です』様ブログ記事を転載します。
そして三番目が、12日(土)午後「第2回大阪御堂筋デモ」が行われ、これに約800人ほど参加したことです。同デモのスローガンは、「国民は本当の事を知れ」「菅内閣に退陣を求める」「小沢の強制起訴に抗議し、検察の横暴を糾弾する」「社会的使命を忘れたマスコミの偏向報道に抗議する」というものです。
すべてに共通するキーワードは「小沢一郎民主党元代表強制起訴」です。当ブログでも繰り返し述べてきましたとおり、法治国家日本にあって、これほど疑惑の多い起訴は前例がありません。とうの昔にそれに気がついた人たちが、このように各方面で声を挙げ始めているわけです。大変健全な在り方と言うべきです。
問題は、国民が情報収集手段として圧倒的に頼っている新聞・テレビがこういう動きを一切報道せず、依然偏向報道に終始している、したがって国民の多くはその真相をまったく知らないということです。
このような草の根市民運動が国民的大運動に広がっていくことと、「真実のネット情報」にアクセスする国民が増えることを祈ってやみません。
それでは、『杉並からの情報発信です』様ブログ記事を以下に転載します。都合により、行詰めや一部省略などをしています。 (大場光太郎・記)
*
昨日の「検察審査会の疑惑を究明する市民と国会議員の会」結成集会は大成功でした
昨日水曜日(2月9日)午後4時から永田町の憲政記念館大講堂で「検察審査会の疑惑を究明する市民と国会議員の会」の結成集会が開催され全国から550名の方々が参集され立ち見を余儀なくされた方が出たほど盛況でした。
北海道や九州や関西から遠路はるばるこの集会に参加された方々に感謝申し上げます。
集会の模様は以下のフリージャーナリス岩上安身氏のUstreamチャンネルで見れますので是非ご覧ください。
検察審査会の疑惑を究明する市民と国会議員の会
今回の集会に民主党の国会議員40名(代理出席を含む)が参加されたことは今までにない画期的なことでした。
米国支配層、自民党清和会、検察、検察審査会、裁判所、大手マスコミが一体となって小沢一郎元代表の抹殺狙った一連の政治謀略の真相を知った多く の国会議員がついに行動を開始したのです。
菅政権が強行する対米完全従属のファシズム的な政権運営に危機感を募らせる民主党国会議員が菅執行部からの弾圧を覚悟して公然と姿を現して市民と 合流したのです。
最初に呼びかけ人の伊東章「小沢一郎議員を支援する会」世話人代表は「昨年5月以来小さな運動を展開してきたが本日40名の国会議員が参加 され我々市民と合流ができたことは感無量です。
今後この運動をさらに拡大する必要がある」と訴えられました。
続いて呼びかけ人の平野貞夫「日本・一新の会代表」が「小沢一郎元代表に対する検察・マスコミ・検察審査会・裁判所による一連の攻撃は日本の議会 制民主主義を根本から破壊するファシズムである。この戦いに勝利しなければ死ぬにも死にきれない」と力強く宣言されました。
呼びかけ人の森ゆうこ参院議員氏は精力的な検察審査会追求の成果をまとめた資料に沿っ て「検察審査会は司法にも行政にも属さない足のない幽霊組織で憲法違反。
担当検事が出席していない可能性のある二回目の議決は検察審査会法違反であり指定弁護士による小沢氏の起訴自体が無効」と明快な結論を話 されました。
飛び入り参加の評論家副島隆彦氏は「60年安保闘争は50万人が国会を取り囲んだ。今こそ国会議員と市民が連帯し100万人規模のデモを 組織して反撃しなければならない」と発言され満場の拍手を受けられました。
以下に満場一致で採択されました「決議文」を転載します。
「決 議 文」
検察審査会の二度にわたる起訴相当議決に基き、指定弁護士三名は、本年一月三一日小沢一郎議員を東京地方裁判所に提訴した。
陸山会の土地購入に関する虚偽記載が政治資金規正法に違反し、それにつき小沢一郎議員が秘書と共謀した、というのが提訴内容である。
しかしながら、陸山会の政治資金問題については、既に検察特捜部の長期にわたる大規模な捜査によっても犯罪事実の存在しないことが明確 になっており、この問題はすでに終っていることである。
しかるに、検察特捜部の意を受けた東京第五検察審査会はその構成も、議決手続も全く明らかにしないまま、二度の起訴相当議決を創り上 げ、これを鵜呑みにした東京地方裁判所によって指定された三名の弁護士が違法の疑いのある提訴をしたものである。
我々は、昨年の春以来、小沢一郎議員に対する検察とマスメディアの攻撃が、日本の議会制民主主義に対する挑戦であるとの認識の下に、様々の活動を展開してきた。
その中で明らかになったことは、検察審査会が、検察のチェック機関ではなく、その別働隊であること、裁判所、弁護士会も、それを補完す る役割を果している、ということである。
今や、小沢一郎議員の政治生命を抹殺するために、検察、検察審査会、裁判所、弁護士会などの司法関係機関と、官僚、マスメディアが一体 となっており、その上に民主党政権と国会が、これを後押しするという日本の歴史上類を見ない危険な状況が現出している。
現在、民主党執行部が行おうとしている小沢一郎議員に対する処分は、議会制民主政治の否定である。
これは明らかなファシズムの現出と言うべきである。
それにも拘わらず、現在のこのような日本の政治上の危機的状況に対する政党及び国会議員の認識は、極めて不十分なものと考えざるを得な い。
我々は小沢一郎議員に対する現在の国家的弾圧を、単に小沢一郎議員個人に対する攻撃と考えてはならない。それは、即ち、日本の議会制民主 主義、ひいてはそれによって恩恵を受ける我々国民すべてに対する攻撃でもある。
この趣旨に沿って、我々は日本の政治に責任を負うすべての政党 が、検察審査会にかけられているあらゆる疑惑を明らかにし、その不当な運営を止めさせるとともに、憲法違反の疑いが濃厚な検察審査会制度を、真に民主的な制度に改編するための作業に直ちに着手することを要求するものである。
それとともに、我々は本日、全国の市民と国会議員が連帯して検察審査会の疑惑を解明する中で、わが国に真の議会制民主主義を確立するため の国民的運動を展開することをここに宣言する。
平成二三年二月九日
「検察審査会の疑惑を究明する市民と国会議員の会」 (以上転載終わり)
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コメント
私は、『立ち止まって考えよう国民会議』に一平卒として参加させて頂いている者です。
昨日発売のアエラにも意見広告を掲載させて頂いて居ります。
私達は、ここに至るまで、幾つもの巨大な壁に、ぶち当たって参りました。
当初、意見広告を、大手新聞に掲載しようと試みましたが、門前払い。 次に、某月刊言論誌「〇藝〇秋」これも門前払いです。
この国は、未だ言論の自由すら許されていないのだと、思い知らされ暗澹たる気持ちで一杯に成りました。
そして、週刊朝日のご好意により、幾つかの訂正や削除が有りましたが、第一弾、、無修正で第二弾、日刊ゲンダイへ意見広告を掲載する事が出来き、昨日発売のアエラに第三弾を掲載する事が出来た次第です。
そして私達は、これからも資金の続く限り、掲載して参る覚悟です。
私たちの思いにご賛同して頂けるならば、一人でも多くの方に、呼び掛けて頂けないでしょうか。
http://kokuminkaigi.jp/『立ち止まって考えよう国民会議』のホームページです。宜しくお願い致します。
追伸
尚、広告の文章は全て、世川行介《『泣かない小沢一郎(あいつ)憎らしい』著》が書いたものです。
投稿: 遠藤勝人 | 2011年2月15日 (火) 08時38分
遠藤勝人様
ご趣旨よく分かりました。本日夜か明日、記事として公開させていただきます。
今の世の中、道理が道理としてスンナリ通るような生やさしい世の中ではありません。反対に不条理が至るところではびこっています。貴会議の試みは、そのような不条理を糾すための一つの試み、今どこかで誰かがやらなければならない試みであると思います。
貴会議のますますのご発展、お祈り申し上げます。
投稿: 時遊人 | 2011年2月15日 (火) 13時21分