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犯人が分かってみれば…

 -山形県出身者と分かってギクッ。「雪深い所」と聞いてさらにギクギクッ-

 京大など4大学の入試で不正を働いていた受験生が3日正午頃、仙台市内で逮捕されました。逮捕されたのは、仙台市内の男子予備校生(19)。同予備校生は、河合塾仙台校の京大文系クラスに所属し、同校の寮に住んでいたといいます。

 同予備校生は、同校の仲間の評価では「いつも上位に顔を出していて、普通に受験していても彼なら合格すると思っていた」と言うことです。しかし同人の心境は別で、学校関係者は「共通一次(センター試験)で思うような結果を残せず悩んでいたようだ」と話しています。
 そういえば「aicezuki」は以前、「仙台市内にいい精神科ありませんか」というような投稿を、問題の『Yahoo知恵袋』にしていました。既に一浪している当人は、心理的にかなり追いつめられていたということなのかもしれません。

 私にとってショックだったのは、まるで他人事だと思っていた「aicezuki」が、何と山形県出身者だったということです。よく聞けば「aicezuki」君は一人っ子で、昨年あたり父親を亡くし予備校費は母親が負担していたわけです。だから、特定された携帯電話の申し込み者は母親でした。
 そのため逮捕後、「もうこれ以上(母親に)金銭的な負担はかけられないと思っていた」「どうしても合格したかった」などと話しているように、その面でも相当なプレッシャーがあったのでしょう。なお外部の協力者の存在も疑われましたが、同君は「自分独りでやりました」とも供述しているもようです。

 2日夜の一部報道では、「(山形県内の)雪深い所の出身」とありギクッとしました。『雪に埋もれし我が故郷』シリーズでみましたように、私の郷里も名だたる雪深い所だからです。『もしかして、宮内町?そして長井高校出身?』と、一瞬イヤな想いがよぎったのです。
 山形の何校出身?それをめぐって、2ちゃんねるなどは大騒ぎだったようです。他のメディアが伏せる中、やはり「日本暴走協会(NHK)」は違います。3日「逮捕された19歳の男子予備校生が通っていた山形県新庄市の高校の松田裕校長は…」と、完璧に学校が特定できる報道をやらかしたのです。

 この際NHKの暴走に乗っかっちゃいましょう。くだんの高校は、山形県立新庄北高等学校です。(偏差値的に私の母校とどっこいどっこい)
 なお新庄市は、山形市の上(北)にある人口4万人ほどの市で、市の北部は秋田県に接しています。

 しかしこんな大それたことをする人間が、山形県から“出現”しようとは驚きです。
 というのも、この私をご覧いただければお分かりかと存じますが(?)、山形県人と同県出身者は、根がまじめで、おとなしく、引っ込み思案で、小心者で、口下手で…、とてもこんな悪事は働けそうにない県民性だからです。
 県内のチョコマカした犯罪ならいざ知らず、昔からの全国規模での“大犯罪”で見た場合、他県に比して山形県人の割合はうんと低いはずです。

 山形県は、西は日本海、東南北の三方は奥羽山脈などに囲まれています。そんな閉鎖的な風土からも、稀にとてつもない人物が出現することがあります。
 例えば、石原莞爾(いしはら・かんじ)。石原莞爾(1889年~1949年)は日本海に面した鶴岡市出身ですが、ご存知のとおり旧関東軍参謀として、かの「満州事変」(1931年-昭和6年9月18日)の実質的な企画立案者でした。
 明治から太平洋戦争終結時まで、我が国旧帝国陸軍はその間幾多の俊秀を輩出してきました。その中でも「帝国陸軍史に二人の天才あり」と評された人物がいます。日露戦争を勝利に導いた児玉源太郎と、石原莞爾の二人です。

 石原莞爾は、日米開戦の頃には既に退役していました。同戦争を破滅に導いた同じ陸軍大学校出身の東條英機を、当時から「バカ東條では戦争には勝てん」と、ボロクソに批判していました。
 戦後GHQは石原を、何としても「戦争犯罪者」として極東裁判に引きずり出そうと画策したのです。そのため戦後は郷里の鶴岡に戻っていた石原を、何人ものGHQ将校が鶴岡の実家に尋問のため訪ねています。
 しかしその都度石原は、ジョークを交えた流暢な英語で切り返し、時にのらりくらりの“こんにゃく問答”。米将校らは、とうとう石原を戦犯とするのを断念せざるを得なかったのです。石原の頭脳の明敏さには、さしもの“アメちゃん”たちも舌を巻いたそうです。

 ずいぶん脱線してしまいました。今回の「aicezuki」君の犯行は、到底許されるものではありません。
 精神的に追い込まれていたことといい、いつかは誰かに発見されそうな天下の大掲示板『Yahoo知恵袋』をあえて選んだことといい。胆力、知力とも天才・石原莞爾には遠く及ばないものの、当今のケータイ時代何百万人にも上る受験生がいた中で、こんな「策略」に思い至った知略の才はただ者ではありません。

 「aicezuki」君はまだ19歳の未成年です。「多分起訴まではいかないだろう」という専門家もいますが、とにかく今回の件では受けるべき処分はきちんと受けて。お母さんをこれ以上悲しませるな。
 君は「春秋に富む」。立派に社会復帰を果たし、今度はその優れた能力を社会のために存分に使ってもらいたい。同じ山形県出身者として、それを切に望みたいと思います。

 (大場光太郎・記)

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