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真実の近現代概略史(1)

 本シリーズは、最近「阿修羅掲示板」に掲載された一文の転載です。
 
 4月9日に投稿されたこの一文は、同掲示板ではあまり上位にランクアップされなかったようです。しかし見逃すことのできない、大変優れた内容だと私は思います。
 学校では決して教わらない近現代史の裏面、つまり真実の近現代史の概略をうかがい知ることができるからです。

 欧米中心で回ってきた近現代史を、本当の意味で動かしてきた原動力はいったい何だったのか。それを手中にしてきたのはどんな勢力だったのか。この勢力は、近現代の主だった出来事を裏からどのように動かしてきたのか。
 9・11に至るまでの世界史的出来事、のみならず明治維新以降の近代日本、今焦眉の急の我が国原発とこの勢力とのただならぬ関係も述べられています。

 このように「他のソースを引っ張り出す」と、また一部の方からお叱りを受けそうです。これについては少し前述べましたように、ここのところ自前の文章で記事作成する時間が取れないことが大きな理由です。
 しかし他のソースを転載する場合は、私なりのハッキリした基準があります。それは「その内容が、当ブログで取り上げる価値があるかどうか」ということです。私なりに判断し、仮に同じテーマで私が述べようとしても、それ以上優れたことは述べ得ない、こう判断したもののみを掲載するように心がけているつもりです。

 今回ご紹介する一文は大変な長文です。これを一挙に全文掲載すれば、多くの方は嫌になって途中で読むのを投げ出してしまいかねません。そこで、いつもの私自身の記事の分量くらいに分けて掲載させていただくことに致します。
 原文はけっこう行が空いていますが、適宜行詰めをし、また少しでも読みやすいように勝手に見出しをつけたりしています。
 それでも8~9回シリーズくらいにはなるかもしれません。

 この一文は、出来れば印刷して何度も読み返すくらいの価値があります。1年余前の講演の書き下ろし文のようですが、現在日本が直面している深刻な危機についても、新たな視点が得られるかもしれません。
 前置きが長くなりました。途中別の記事を挟んだりしながら続けていくつもりです。本シリーズ終了後、私自身の所感を述べられたらと考えます。 (大場光太郎・記)

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このコンテンツは、2010年2月に名古屋国際センターで開催された講演内容を編集したものです。
「日本人の知らないニッポン」 オープニングビデオ ”UNION”

THINKER "Union" from manon film worx on Vimeo.

「日本人が知らないニッポン」 -隠されてきた歴史から読み解く世界の成り立ち-

今回のテーマである「日本人が知らないニッポン」では、世界から見た近代・日本の歴史を振り返りながら、現在の世界の流れを読み解いていきます。

前回のイベント「新型インフルエンザ・ワクチンは打ってはいけない」同様、今回もこれまで慣れ親しんできた一般常識からかけ離れた内容や、テレビまたは新聞のニュースでは伝えられていない情報がたくさん含まれています。これまで一度も耳にしたことのない事柄や中にはとても信じられないような情報もあるでしょう。もし、そのような事柄に疑問をもたれたら、これを機会にご自分で一度調べてみるようお薦めいたします。いずれにせよ、このイベントから、世界を見る新しい視点を身につけていただけたら幸いに感じます。

それでは、本編に入っていきます。

国内的、世界的に難問山積。これを解く鍵はあるのか?

2010年2月の時点で、最近日本の ニュースに出てくるものといえば、何でしょうか? 「普天間の米軍基地再編問題」「長引く不景気」「円高」「国家財政赤字」
「地球温暖化対策」また「JAL再建問題」など、問題が山積みです。 一方、世界に目を移してみても、よく耳にするのはアフガン・イラクにおける長引く
「対テロ戦争」「イランの核開発疑惑」「温暖化をはじめとする環境問題」
「波乱含みの今後の世界経済動向」など。
国内同様、世界にも問題は山積みです!問題の多さと複雑さゆえに、世界中のすべての問題が解決する日が来るのだろうか……と疑問に感じます。

専門家ですら解決できないこれらの問題、ましてや一般市民の私たちにできるわけがない。到底、無理なことだと、考えることさえあきらめてしまいがちです。「私たちには、所詮、関係ないと……」
でも本当にそうなのでしょうか?

たしかに、世界に起きている問題をひとつひとつ別々に見ていくと難しくみえます。
とても解決できないようにみえます。
また、日ごろのテレビのニュース番組を見ても、表面的なことばかりを専門家が難しそうに議論しているだけで、問題の「本当の根源」にふれることはありません。

歴史を探っていくと、過去・現在そして未来をつなぐ「一本の線」が見えてくる

そこで、今回は、あらゆる世界の問題の「本当の根源」を明らかにするために歴史を探ってみました。すると、大変驚いたことに「過去」「現在」そして「未来」までもが、一本の線で繋がり、とてもシンプルに掴むことができました。
そう、この言葉のとおり、まさに ” 歴史の中に未来の秘密があった ” のです!
歴史をさぐると言っても、学校で習う歴史や一般常識で耳にする歴史は、単なる「ひとつの説」また「ひとつの見方」に過ぎません。しかし、歴史上の出来事にはいろいろな見方があります。

例をあげると、「明治維新」
一般には、幕末の侍が、倒幕側と幕府側の敵味方に分かれて戦い、最終的には手を結び、近代化した今の日本の礎を作ったという美談。壮大なドラマになっています。
しかし、よく調べてみると、維新の背後には大勢の外国人や外国製武器の存在があります。これら外国の存在なしに維新は起きなかった、といえます。
「明治維新」は、日本人だけで成し遂げたことでは、なかったのです!

どうやら、私たちには、自国の偉人を美化したい気持ちのあまり、自分自身のことが冷静に見えてないところが、あるようです。この時代を舞台にしたドラマが流行り、そのストーリーが真実であるとされがちですが、事実を大局的にとらえるには、あまりにも視野が狭いと感じます。

下の世界地図で見るとわかるとおり、現実に日本は世界の中ではこんな小さな国にすぎません。
世界の中ではこんな小さな島国の日本。私たちには、世界から日本を眺めてみる視点が必要です。そこでまず、世界のことをよくつかんで、それから日本を振り返っていくことにします。  (以下次回につづく)

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