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「空洞地球」について語る時がきた(4)

空洞の拡大、惑星壁の減少、地球直径の膨張過程について

 「空洞のある地球」というのは、これまで信じ込まされてきたこととは、百八十度異なった構造です。それは低密度と外向きの引力が、中心部で組み合わさって作用したから出来たものなのでした。

 空洞化しつつある地球を構成している物質を、「惑星壁」と呼ぶことにします。
 地球の中心から外側の表面に向けて近づいていくと、密度と抵抗が増大しますから、最も抵抗の少ない経路を取ろうとする重力は、必然的に(惑星壁の)一番内側の部分を真っ先に圧縮します。
 続いて重力は外側に向けてどんどん作用し、重心に向けて物質を圧縮し、ますます密度を増大させることになるのです。

 圧縮作用は、内部物質が占有していた領域を大きく減らすことになります。その結果惑星壁が凝縮され、中心の空洞が広がっていくことになります。
 これが進行中でも、外側の表面領域にはさしたる変化は起りません。そのため地球進化のこの時期を通じて、地球の直径はほとんど一定のままであったようです。

 しかし圧縮をもたらしていた力が、今度は地球の物質に対して異なった作用を及ぼすようになってきます。
 重力によって生じる引力が、惑星壁の物質を外側に薄く押し広げ始めるのです。惑星壁が薄くなるにつれて、表面の面積が大きくなっていきます。そのため惑星の直径が大きくなっていったのです。
 何百万年、何千万年にもわたる内部進化の末、ようやく地球の外形寸法がまさに変わろうとしています。とうとう地球の膨張が始まったのです。地球の直径そのものが大きくなりつつあるのです。
 こうして地球の直径は大きくなり続け、同時に内部空洞の規模も大きくなっていったのです。これが地球進化の最終段階です。

 その間ずっと膨張するにつれて、壁を薄くする力は徐々に弱まっていきます。最後にある一点に到達します。惑星壁にある抵抗力と均衡になるのです。
 こうした状態になると、惑星全体からの引力も、それ以上に壁の物質を再配置させるほどには強力ではなくなってしまいます。
 これは、地球本体内部に均衡が出来上がり、地球の膨張が停止することを意味します。

 このようなプロセスを経て、現在のような地球が出来上がったのです。
 今まで信じ込まされてきたような、中身がびっしり詰まっていて中心部が超高圧縮されている姿ではありません。まさに「重力の複合作用」が中空にしたのです。

地球の重力についての考察-「重心」は地球中心部にあるのではない !

 これまで私たちは、重力の方向は地球の中心に向けて下向きに、真ん中の核に向かっているものと思い込んでいました。
 ところが今見てきたとおり、地球内部の空洞がどんどん大きくなり、圧縮もこれまで地殻、マントルなどと呼んできた部分でどんどん進んでいきました。
 すると重力の中心点はどうなるのでしょう?
 地球を覆う地殻全体(惑星壁)の中心面に重心も移るのです。

 ここも重要なので繰り返します。
 空洞地球にあって、重心は地球の中心点ではあり得ず、惑星壁の中心部に移動していくのです。

 仮に私たちが地球内側の空洞部にいるとします。
 その場合私たちは重力の作用によって、当然惑星壁の内側の表面に引きつけられることになります。言い換えれば、空洞内部で立っている表面が、この場合の「地表面」になるということです。
 さらに言えば、惑星壁の外側と内側では互いに逆向きに立つことになりますが、壁の中心部に重心があることによって、どちらもバランスを崩すことなく立つことが出来るということです。

 ちなみに地質的進化がほぼ完成している、現在の地球の惑星壁の厚さは約1,300kmと推定されています。したがって、同壁の中心部にある重心は地表面から約650kmの所にあり、壁内部表面から中心部まではかなり広大な空洞が広がっていることになります。  (以下次回につづく)

 (大場光太郎・記)

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