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井上真央-「箸の使い方女王」に

 -日本文化の一つを立派に継承している井上真央。今後の活躍が楽しみだ-

   
                        井上真央

 少し前の話で、どうでもいいと言えばどうでもいいことながら。大げさに言えば、事は「日本の伝統文化」にも関わる問題なので。今回は芸能界に時ならぬ「箸の上げ下ろし論争」が巻き起こり、意外なタレントたちがこれに巻き込まれているという話題を取り上げてみたいと思います。

 事の発端は、5月1日付読売新聞朝刊が、読者のハガキによる「NHK朝ドラ『おひさま』の食事シーンで、井上真央さんのお箸の持ち方が美しくて感心した」という投稿を紹介したことにあるようです。
 これをもとに、「タレントが箸をきれいに使いこなしたら好感度がアップしそう」との記事が掲載され、「よくぞ言ってくれた !」と共感を呼んでいるというのです。

 女優や歌手など芸能人にとって、とにかく「人気」は現時点はおろか将来の芸能生活にまで影響を及ぼす、決定的なファクターです。そして人気という不確定要素は、何がきっかけで上げ下げするかわかりません。
 今回の井上真央(24)の場合は、「芸は身を助ける」ではなく、思いがけなく「箸は芸を助ける」となったわけです。

 「箸の使い方上手」効果からか、井上真央主演の朝ドラ『おひさま』は日々人気が高まり、放送開始以来20%前後という高視聴率をキープしているというのです。取り分け東日本大震災で被災した東北地方での人気は絶大だそうです。
 同番組が震災地の方々の何よりの慰安になっているとあれば、主演の井上自身これ以上嬉しいことはないでしょう。

 反対に、箸の使い方が悪くて「見ていてだらしない」「育ちの悪さが出ている」などと、さんざん叩かれている美人女優もいます。名前を出しては何ですが、北川景子(24)です。これがお茶の間から飛び火して、ネット上でバッシングを浴びたというのです。
 それからさらに火がつき、北川のように箸の使い方が得意ではないタレントへの目が厳しくなっているのだそうです。ネット上ではダウンタウンの浜ちゃんを筆頭に、石ちゃんこと石塚英彦、大塚愛、森泉、赤井英和、山口智充、桑野信義など多数の名前が取りざたされているとのことです。

 箸の持ち方一つ取ってみても、にわか演技で誤魔化せるものではありません。おそらく井上は育ちの良いお嬢さんか、少なくと箸の持ち方を含めて食事マナーを厳しくしつけられた家庭の子女であることでしょう。
 先月の『ドナルド・キーン氏、日本永住を決意』のキーン教授の言葉の中に、「人間と動物との違いは“礼儀”である」とありました。そして礼儀やマナーというものは、最初は意識的に自覚して身につけなければならないものです。箸なら箸の美しい使い方を、何度も何度も繰り返す事によって、初めて習慣化され、いつの間にか無意識的に礼儀やマナーに適った使い方が出来るようになるわけです。

 またこれも先月の『春風』記事で、小津安二郎監督の名画『東京物語』の中の、原節子、香川京子の立ち居振る舞いの美しさを、「さながら生ける神々のようだ」と絶賛しました。
 「うちの姑さんは、箸の上げ下ろしまでうるさくて」とはよく聞く常套句ですが、たかが箸の使い方、されど箸の使い方。「箸文化」は、我が日本が編み出した独自の食文化の重要な一要素であるのです。確かにそれとなく見ているに、今どきの若者は箸の使い方が下手なようです。大げさながら、こんなところにも日本文化の断絶が兆していると見るべきなのです。

 井上真央に戻ります。
 彼女のことは、昨年3月の『明治大学のこと』でも触れました。明治大学の学生として、現在演技論を学んでいます。そして実際女優としても、彼女の演技には定評があるといいます。今回の『おひさま』の初顔合わせの際、「私は叱られて叩かれて伸びるタイプです」と、可愛い顔に似合わぬような女優魂の一端をのぞかせる挨拶をしたそうです。
 その『おひさま』、私は観ていないので分かりませんが、確か今週あたり井上演じるヒロインの祝言シーンがあり、井上の白無垢姿が披露されるのではなかったでしょうか。

 また同朝ドラ以外にも、井上真央主演で映画『八日目の蝉』(成島出監督)が、4月29日から公開されています。公開後10日間で観客数50万人到達、27日経過した5月25日に興行収入10億円を突破するヒットとなっているようです。
 原作は直木賞作家・角田光代の初の長編サスペンスで、こちらも文庫本100万部突破、今年に入って村上春樹『ノルウェーの森 上』に次いで2位だそうです。

 私の個人的見解では、例えば原節子、吉永小百合などの「本物の日本女優」の系譜に連なる女優が、現在あまり見当たらないのが残念です。そのため私の眼はついつい、台湾出身の国際女優のリン・チーリン(代表作『レッドクリフ』の小喬役)や、韓国女優のイ・ヨンエ(代表作『宮廷女官 チャングムの誓い』のチャングム役)など気品漂うアジアン女優に向かいがちです。
 「箸の使い方女王」の井上真央さん。どうか本物の日本女優を目指して、今後とも女優道に精進していってください。

  連続テレビ小説『おひさま』NHKオンライン
    http://www9.nhk.or.jp/ohisama/

  映画『八日目の蝉』公式サイト
    http://www.youkame.com/index.html

 (大場光太郎・記)                        

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