「坂入姉妹」とのやりとり
坂入姉妹さん
過日の『「坂入姉妹」と童謡『ないしょ話』』記事に、童謡歌手・坂入姉妹さんからコメントをいただきました。今なぜ昔懐かしい童謡がテレビなどで流されず、学校でも教えられないのか、坂入姉妹さんは新たな事実を示してくださっています。
それも含めまして、今回また坂入姉妹さんとのやりとりを記事として公開させていただきます。
繰り返しになりますが、坂入姉妹さんは、童謡という「貴重な文化」の継承という大切な使命をお持ちです。とそんな事を申し上げると、途端にプレッシャーがかかってしまうかもしれません。しかしそれはお心深くにおさめられて、気負うことなくリラックスして、童謡を長く歌い継いでいっていただきたいと存じます。
良いものが広く知られるまでには、多少時間がかかるかもしれません。しかし「良い仕事」は必ず広く知られていくものです。それを信じて、一歩一歩着実に歩んでいってください。 (大場光太郎・記)
坂入姉妹の童謡ブログ-『童謡「ないしょ話」歌碑』
http://yaplog.jp/sakaili-shimai/archive/209
坂入姉妹公式ホームページ
http://music.geocities.jp/sakairi_shimai/
*
私達をご紹介いただきまして、ありがとうございます。
とても嬉しく思います。
また、ブログの記事も載せていただき、本当にありがとうございます。
差別用語の問題などでテレビやラジオ、教科書から童謡が消されつつある時代ではありますが、童謡には美しい日本語、日本ならではの風景や情景が綴られており、素晴らしい作品ばかりです。
次世代に大切に歌い継いでまいりたいと思っております。
未熟ではありますが、これからも姉妹仲良く、大好きな童謡を歌ってまいりたいと思いますので、応援のほど宜しくお願い致します。
また是非、童謡秘話など教えて頂けたら嬉しいです。
投稿: 坂入姉妹 | 2011年6月11日 (土) 16時08分
坂入姉妹様
またまたコメントありがとうございます。
私の方こそ、勝手に断わりなくコメントや貴童謡ブログ記事を引用させていただきまして。あしからずご了承ください。
ああ、そうでしたか。テレビ・ラジオなどから昔懐かしい童謡が聞こえず、学校でも教えない理由の一つとして、「差別用語」の問題があったのですか。私はかつて、極端な差別用語化は「用語の差別化を生む」というような観点から、『差別用語・考』『川向こう・考』などの一文を公開しました。放送業界や文科省のあまりにも硬直した方針に疑問を感ぜずにはおられません。
おっしゃるとおり昔の童謡は、結城よしををはじめ、北原白秋、野口雨情、鹿島鳴秋、西條八十などが心血を注ぐことによって結実した、言葉(と曲)による一つの芸術作品ですね。
元々当ブログは08年4月に、音楽サイトとして有名な『二木紘三のうた物語』の各歌への私のコメントを発展させる形で開設したものでした。カテゴリーに『名曲-所感・所見』があるのはそのためです。既に童謡・唱歌として『浜千鳥』『朧月夜』『雨』『早春賦』『たなばたさま』『雨降りお月さん』『どこかで春が』を収録しています。今後とも『カナリア』『この道』などを加えていければと考えております。
また当厚木市は、『夕焼け小焼け』を作詞した中村雨虹が亡くなるまで長く住んでいた町です。雨虹とこの歌に関することも5回のシリーズ記事にしています。
貴重な童謡・唱歌などが失われることのないように。坂入姉妹様の今後のご活躍、陰ながら応援しております。
末尾ながら、8日に妙理様よりメールをいただきましたので、以下にその一部をご紹介致します。
*
大場様
ご連絡ありがとう、御座います。
坂入姉妹さんの事を知り嬉しく思います。
なんとなく、逢ったこともない叔父なのに、伝えたい気持ちは
きっと、母の思いなのですね・・・・
(中略)
童謡は、懐かしく心穏やかになります。
きっと、母のお腹の中で聞いていたのでしょうね。
今日は遅くなりましたが・・・有難う御座いました。
とても嬉しいです。
坂入さんに宜しくお伝え下さい。
ブログに伺ってみます。 myouri
投稿: 時遊人 | 2011年6月11日 (土) 23時38分
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