卑劣菅には、不信任案再提出こそ相応しい
-菅は最早制御不能状態、一刻も早く辞めさせるべき。後の事はそれからだ-
菅直人首相は譬えてみれば、福島第一原発各号機と同じく危険な状態だと思われます。同原発各号機は次々に爆発を起こし、メルトダウンなのか、メルトスルーなのか、危険すぎて内部に入り込めず、今どんな状態なのか誰にも正確なところは把握できていないようです。つまり制御不能に陥っているわけです。
やること為すことメチャクチャな菅直人も、今やまさしく制御不能状態だと考えられるのです。菅を辞めさせたくて仕方ない、仙谷由人、岡田克也ら党幹部6人衆が束になってかかっても、菅の首に鈴を付けることができない状態です。
政治は誰のものか?今さら言うまでもなく、主権者たる国民のものです。国民から負託を受けた政治家は、国民の生命と財産を守る政治課題を遂行する義務を負っているのです。ましてや一国を代表する立場にある内閣総理大臣なら、その自覚が誰よりも強く求められます。
ところが菅首相はどうでしょうか?既に明らかなとおり、菅の念頭にあるのは、少しでも長く総理の椅子に居座り続けるにはどうすればいいかという事のみです。そのためには、被災民、福島原発避難民、国民全体をも、人質に取る行動も平気でします。
菅直人はつくづく哀れな裸の王様です。7日には「もう、やってられない」とばかりに、菅の手柄横取りの原発政策にぶち切れて、海江田万里経産相が原発関連法案の成立にめどが立った段階での辞意を表明しました。それについて、枝野幸男官房長官や野田佳彦財務相らは海江田氏に同情的で、「すべての閣僚が同じく辞めたいと思っている」「(全閣僚の辞任は)会期末になるだろう」などと話しています。
閣僚たちからさえ、菅直人は見放されているのです。
それでも菅直人は官邸、公邸にこもって、やれ再生エネルギーだ、10月訪中だ、全国原発に対するストレステストだと、「政界おもちゃ箱」からとっかえひっかえ、新たなおもちゃを取り出しては玩んでいる状態です。つまり国民の生活などそっちのけで、自分の延命のために「政治をおもちゃ」にしている状態なのです。
今や誰が見ても異常で狂気でしかないのが菅首相です。
しかしここに来て、心あるネット市民の間でも、あれほど沸騰していた「菅辞めろ」の声が下火になってきているように見受けられます。
理由はいろいろあるのでしょう。その一つは最近一転して「菅降ろし」の論陣を張り始めたマスコミに代表される、官僚、財界など旧勢力の思惑への警戒感があるようです。またここで菅を降ろしてしまえば、自民党との大連立を画策して、小沢抜きで自分たちは生き延びようという魂胆の仙谷一派とは一線を画すべきだという考えもあるようです。
理由がどうあれ、菅直人をいつまでも延命させても可というのはいかがなものか。制御不能状態で危険極まりない菅直人を、一日も一刻も早く除去するのが、今この国にとって焦眉の政治課題なのでないでしょうか?
菅が総理の座に居座っている限り、震災復興も、福島原発事故収束も、国内経済の浮揚も、普天間基地移設問題などの外交課題も、何一つ前に進みはしないのです。逆に居座り続けることによって、政治空白が拡大し、腐敗官僚支配が横行し、この国の地盤沈下がどんどん進むだけです。
幸い自民党なども、再生エネルギー法案などの審議に進んで協力する姿勢を示しています。ついこの前の国会答弁でも、「私は退陣ということを一言も言っていない」と言い放つようなペテン師、詐欺師首相です。6月末の「3法案成立が(退陣の)一つのめどになる」という、国民もシカと聞いた口約束も信用はできまぜん。
しかしとにかくここは与野党協力して、7月中にも2次補正予算案、特例公債法案、再生エネルギー法案の3法案を成立させるべきなのでないでしょうか?
そうすれば曲りなりにも、菅首相退陣の条件は整うわけです。
それでもまた「10月訪中したいから」「ストレステストの結果を見届けたいから」などと言い出したら、その時は「約束が違うぞ !」と与野党一致して突っぱねればいいのです。そしてその時こそ、自民党が検討し出している、“逆伝家の宝刀”である「内閣不信任案再提出」をする絶好のチャンスなのです。
とにかく敵さんは、ペテン、詐欺、謀略何でもありの菅直人です。こんなひどいヤツには、こちらも「ひどい奥の手」を使うに限ります。6月2日の初提出時とは菅内閣を取り巻く諸状況が変化したことをもって、同一国会内に同じ法案は2度出せないという「一時不再議」という慣例は当てはまらないとして、躊躇なく再提出すべきです。
同不信任案を議事として扱うか、まずは衆院議院運営委員会の判断が第一関門となります。同委員会は民主党多数ですが、反菅拡大の折り出しさえすればどう転ぶか分かりません。仮にこの関門が突破できれば、本会議での採決です。
西岡武夫参院議長は同案再提出は理に適っていると言い、渡部恒三最高顧問は「出れば私も賛成する」と言い切っています。小沢・鳩山グループ、反菅グループは一斉に同調するべきです。二度も菅らの謀略に引っかからないでしょうから、可決の可能性が俄然高まります。
また「脱原発解散」などと、血迷ったことを画策している菅首相の暴走を止める手立てとして、両院議員総会を開催して、菅の党代表の解任決議案を提出、決議するという手段もありそうです。
もちろんこれだけで首相を辞めさせることはできません。しかしこれによって、仮に解散しても菅は総選挙の指揮が執れないばかりか、場合によっては首相でありながら、党の公認すら得られないという真っ青の事態にも立ち至るのです。
何せ相手は今や手に負えない“化け物”なのです。これを退治するには、相手がそうであるように、こちらも幾つもの有効策を次々に繰り出す必要があります。
おそらく勝負は7月いっぱいです。今月中に菅退陣の道筋をつけなければなりません。もし8月に入ってしまうと、またもや菅直人のペースになってしまいます。8月6日の広島原爆の日まで行ってしまうと、この日菅は脱原発宣言をし、いずれ「脱原発解散」に打って出る腹づもりなのでないでしょうか?
そうなると専門家の予測どおり、民主党も自民党も小沢グループも、勝者はなく、その先今以上の混迷が続くことになります。
仮にその時解散権を行使しなくても、いつか行使する可能性をちらつかせながら、その後ダラダラ延命するのは見え見えです。
とにかく菅首相退陣が現下の大目標です。菅が辞めたら「ポスト菅」をどうする、仙谷一派と自民党がくっついて小沢抜きの大連立になったらどうする…。そんな事を今から心配すべきではありません。
何度やっても菅一匹の首に鈴をつられない仙谷由人ら、ゾンビ政党の自民党などに、政界をダイナミックに再編し直すパワーがあるとも思えません。その力を有しているのは小沢一郎ただ一人だと思うのです。
小沢グループ、小沢支持者たちは、菅や仙谷流の謀略邪道とは一線を画し、正々と王道を歩む。ただし眼前の障害物は何としても撤去する。そのような心構えでよろしいのではないでしょうか。
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