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松本暴言を菅退陣の突破口に !

 -松本暴言から菅内閣の復興姿勢が透けて見える。菅の任命責任は重い-

 新設の復興担当相に就任した松本龍氏(60)。就任直後から奇行やとんでもない発言を連発しています。先ず事の始めは復興相就任後の記者会見。この場にサングラス姿で登場し、記者たちから「この人大丈夫か?」と訝られたことでした。
 また日を置かずに今度は「民主党も自民党も公明党も嫌いだ」と、一体何が言いたいのか意味不明の発言も飛び出し、周囲を唖然とさせました。

 そして就任後日が浅いというのに、極めつけの大暴言が飛び出したのです。
 3日東日本大震災の被災地の岩手、宮城両県を就任後初めて訪問し、両県知事と相次いで会談した際飛び出したものです。

松本復興相の発言

 松本龍復興担当相が3日の岩手、宮城両県訪問時と、4日に行った発言は以下の通り。
 ▽達増拓也岩手県知事との会談(3日)
 (国は)知恵を出したところは助け、知恵を出さないところは助けない、そのくらいの気持ちを持って(ほしい)。
 九州の人間だから東北の何市がどこの県か分からん。
 ▽村井嘉浩宮城県知事との会談(3日)
 県で(漁港再編問題の)コンセンサスを得ろよ。そうしないとわれわれは何もしないぞ。ちゃんとやれ。
 お客さんが来るときは、自分が入ってからお客さんを呼べ。長幼の序が分かっている自衛隊(村井知事がかつて所属)ならやるぞ。
 今の言葉はオフレコだ。書いたらその社は終わりだ。
 ▽首相官邸で記者団に(4日)
 -発言の真意を菅直人首相に説明する考えは。
 ない。私は(問題は)なかったと思う。(村井知事との会談では)僕が呼ばれて入ったら3、4分出てこなかった。だから怒った。九州の人間はお客さんが来るとき、本人はいますよ。そういう行儀の悪さというか、長幼の序をしっかりわきまえた方がいいよ、という話をした。発言をそのまま(映像で)流したら彼が傷つく。だから「オフレコ」と言った。今の脈絡で映像を見て、学習をしてください。おかしかったら「そこはおかしい」と言ってください。(2011/07/04-13:24)

 以上『時事ドットコム』からの転載
 http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011070400342

 上記発言で先ず感じるのは、権力をカサに着た物言いです。まるで「オレは遠路遥々震災地見回りに来てやってるんだ」「オレ様の今後のさじ加減で、復興の進み具合などどうにでも出来るんだぞ」というような、高飛車な、当節の流行言葉で言えば“上から目線”の物言いです。
 それに気になるのは、震災復興に当って国は直接的責任を負っていない、負っているのは震災地の県行政だ、という責任放棄の姿勢が透けて見えることです。そうではなく、日本全国どこでも激甚災害に見舞われた地域は、第一義的に国がすべての責任を負うのだ。この根本の姿勢があれば、上記のような傲慢な発言など出てこないのではないでしようか。

 おそらく数分遅れて会談の部屋に入って来たという村井宮城県知事の思いを代弁すれば。3・11から3ヶ月半も経過しようというのに、瓦礫撤去、漁港や幹線道路の復旧、仮設住宅建設など震災地復興が遅れに遅れているわけです。
 すべて県行政などに責任転嫁して、やたら何とか会議ばかり20も作っておきながら、国からは一向に明確な復興のためのビジョンや指示が示されない。そのことに相当業を煮やし、ついそういう抗議的行動になったのではないでしょうか。おそらく増達岩手県知事も同じ思いでしょう。

 松本新大臣が真に「経世済民」を慮るのだったら、先ずは謙虚に「被災地の生の実情」「被災地の行政長の訴え」を真摯に耳傾ける姿勢こそ必要だったのではないでしょうか。そうであれば、数分待たされたことも「あヽこれは国へのこれまでの震災対策への無言の叱責なんだな」「是非これを今後に生かして、被災民を少しでも安心させないとな」と、冷静に受け止められたはずなのです。

 松本龍という御仁は、九州福岡県出身。それだけに前掲の「九州の人間だから東北の何市がどこの県か分からん」という、復興相失格のトンデモ失言となったのでしょうが、百歩譲れば文字通りの九州男児なのでしょう。良くも悪しくも「直言居士」なのだと思われます。
 そういえば退陣表明しながら一向に退陣しない菅首相に対して、当時防災担当兼環境相だった松本氏は、閣僚として一早く菅の6月退陣を主張していました。
 おそらく松本大臣は気質的に任命権者の菅直人のような、策謀に満ちた陰湿な腹黒さはないのでしょう。思っていることを腹に溜め込まず、思わずズバッと言ってしまう直情径行の人なのだと考えられます。

 そのことを割り引いて考えたとしても、震災復興担当大臣の発言としては到底許されるものではありません。すべての被災地の人たちの心情からして、直ちに罷免し、かつ菅首相の任命責任と菅政権の被災地復興の基本姿勢を改めて問い直すべきです。
 と言っても例によって菅首相はぐずるでしょうから、自民党をはじめとした各野党は同大臣罷免を強く要求して譲るべきではありません。
 それでも罷免しないならば、菅首相自身の任命責任を問い、各野党共同で菅首相、松本復興相両大臣の参院問責決議案を提出すべきです。その場合は、6月2日の苦い教訓を生かして、小沢一郎、鳩山由紀夫のグループ、それに菅直人に嫌気がさしているすべての民主党議員も一丸となって、与野党共同の圧倒的多数で問責決議案を可決させ、今度こそ菅直人を退陣に追い込まなくてはいけません。

 (大場光太郎・記)

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