台風上陸そして通過
草闇のありて虫の音一途なり (拙句)
いやあ、21日の午後は列島上陸縦断の台風15号の大通過により、当地でも大変な荒れ模様となりました。上陸そのものが最近は珍しく要警戒が必要でした。
ただ今ネットでしか情報を得ていない私にとって、「テレビ見てない歴5ヵ月余」で困ることと言えばこのような時のリアルタイムの最新情報が入手しにくいことです。
そんな私にとって辛うじて分かったことには、午後2時過ぎ静岡県浜松市あたりに上陸し、強い台風の15号は広範囲に強風と大雨をもたらしながら北上中とのことでした。
なるほど家の中で窓を閉め切っていてさえ、外ではピューピュー、ゴーゴーと空全体を攪拌せんばかりの猛烈な風の唸り声、そして隣家の屋根にたたきつけるような激しい雨の様子がつぶさに見てとれます。
そんなことを百も承知で、午後3時頃近くに本厚木駅近くにいく用事があり、外に出てみたのです。もちろんいつもより人の姿は少ないとは言え皆無ではなく何人かの人の姿が認められます。
ところが実際の風の体感たるものは凄いものです。ライトフェザー級の私など、思わずよろけそうになります。風速30mくらいになるとまともに立っていられないそうですから、まさかそこまではいかなくても20m以上はゆうにありそうです。
それに横殴りの強い雨です。いつもは小さなビニール傘で間に合いますが、さすがにこの時ばかりは黒い大きな傘をさしました。しかしものの5mも歩かないうちに逆風に煽られて、傘はひっくりかえってダメになってしまいました。こうなると骨の何本かも折れて元には戻りません。仕方なく何とか使える形に戻し、再度さしかけました。
前は南の方に向けたから今度は北向きにしてみたものの、風は四方八方に回り込んでいるためかまたひっくりかえってしまいました。傘がダメになるほどの強風は近年記憶にありません。
けっきょく外出は断念し、この大嵐が過ぎ去るのを待つことにしました。ほんの少しの間だけ外にいただけなのに、スボンの下半分はズブ濡れです。
それにしても私の関心事は、関東南部、さらに言えば神奈川県県央地区の当地が暴風雨域から抜け出すのはいつなのか、ということです。それを予測するため、ネットニュース動画の予想台風進路図を当ってみました。ТBSニュースに進路予想図が出ていました。それによると午後2時に浜松に上陸した台風はほぼ列島の中ほどを通り、明22日午前3時頃には青森県の太平洋側に抜ける見込みとのこと。
『上陸から青森沖に抜けるまで13時間。台風は時速40kmらしいが、上陸後は速度が早まるそうだから…』などとの要因も加味していろいろ考えました。その結果素人予測で導き出したのは、関東南部や東京が暴風雨域から抜けるのは「夕方6時頃ではないか?」というものでした。
案の定5時半頃には、つい先ほどまでピュー、ピュー唸っていた風の音が聞こえなくなりました。外をのぞき見るに、雨も小止みになってきたようです。外出は業務がらみですからどうしても出かけなければなりません。そこで再び外に出たところ今度は大丈夫でした。
妻田薬師バス停の案内板が横倒しにひっかくかえっています。土台にがっちり重いブロック石が巻いてあるにも関わらずです。「一日一善」がふと思い浮かび、「よいしょ」と持ち上げて元に戻してやりました。
本厚木駅に向かったのは、同駅近くの「スナック」営業許可申請のためです。先々週末ある人から同業務の依頼があり、いよいよ最後の追い込み。その日は諸図面完成上、同店内の何回目かの細かい実測が必要だったのです。
風俗営業そのものが何年かぶり。しかも2号営業(スナックなど)申請は初めての挑戦です。大変な思いもしました。終わりが見えた時、『あヽあれはこうやればよかったんだ』と思えたのは皮肉なものです。
近隣E市の先輩で主に風俗営業許可を専門にして、同駅近くに5階建ての“士業ビル”を建てたやり手の人がいます。ご本人いわく「横浜市内の大きなレジャーセンターの許可で、先方の担当警察から「お願いします」と直接申請依頼があるんですよ」
私も見習いたいと思いますが、依頼そのものがなかなかこないしなあ…。
(大場光太郎・記)
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