上杉・岩上両氏vs読売記者「場外乱闘」
-上杉氏辞任表明も、この場外乱闘掛け値なしに面白い。一見の価値あり-
上杉隆氏が辞任届提出-読売新聞記者への“暴言”で引責 (『BLOGOS』からの転載)
22日、ジャーナリストの上杉隆氏が自由報道協会の暫定代表について辞意を表明した。
上杉氏は、20日に開かれた小沢一郎元民主党幹事長の記者会見後、出席していた読売新聞の記者と質問のマナーを巡って口論になり、激高し「なめんな、この野郎」などと発言。この様子がUstreamやニコニコ生放送で中継され、上杉氏らと読売新聞記者双方への批判が殺到していた。
このことについて、自身のサイトに「辞任届」をアップ。「言論機関である当協会の信頼を損なう」「当協会の健全性と信頼性を傷つけるに十分であると判断」と説明、今後は「一兵卒」として協会運営に尽力するとしている。
上杉氏の辞表提出について、TBS「サンデーモーニング」などに出演しているアナウンサーの唐橋ユミ氏は「(読売新聞記者は)靴を脱げという基本的なルールを守れない。で、代表は靴投げたのですね。」とTwitter上でコメント。また、自由報道協会設立準備会メンバーに名を連ねているジャーナリストの江川紹子氏は「こんなことでいちいち辞任とかしてたら、代表何人いても足りないよ、あほ! 」「責任とって「暫定代表」辞任して、ただの代表になりなさい、にゃ。」と上杉氏に事実上の翻意を呼びかけている。
辞表の提出を受けて自由報道協会の畠山理仁幹事長はTwitter上で「暫定幹事長預りとします。」と述べ、上杉氏の進退については23日朝の段階では決定していない。
一方、上杉氏とともに読売新聞記者に詰め寄ったジャーナリストの岩上安身氏は、「感情的になって、乱暴な言葉遣い、猛省します。」と述べている。
自由報道協会は「公的な記者会見の開放を訴えるとともに、記者会見を代行主催する非営利団体」として2011年に発足、福島第一原発事故に関する国会議員や識者の会見などを主催、記者クラブに参加できないフリーのジャーナリストやメディアへの門戸を開いてきた。問題となった小沢氏の会見後には、協会として読売新聞の記者の「ルール違反」に抗議している。【BLOGOS編集部 大谷広太】
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【私のコメント】
いやあ、ジャーナリスト同士の痛快なやりとりを見させていただきました。
というより、やり玉に挙がった読売新聞記者が、上杉隆と岩上安身両氏にこてんぱんにやり込められた図式ですけどね。
「ただ一点だけ、アンタ、うち(報道自由協会)のルールに従えって言ってんだよ」「ルール違反だ」「この場は自由報道協会が主催なの。だからうちのルール守れよ。守れないんならもう来るな」「司会者の指示は守れって言ってんだよ。分かった?」「人(小沢元代表)が答えてんのに、一人で次々に質問かぶせんなよ」「他の参加者たちの迷惑なんだよ」「読売や記者クラブが小沢一郎に発言の機会を与えたことがあったか?」「ただのクレーマーじゃないか」「まるで荒らしじゃねえか」「読売ごときに言われたくはねえよ」etc.(順不同。しかも上杉、岩上両氏の発言ごちゃまぜ)
詳細はYouTube動画を見ていただくとして。お二人にとことんやり込められているのは、読売新聞東京本社編集局社会部次長の恒次徹氏。「アンタ、肩書きが長すぎんだよ」(これは大場の独り言)
しかしのらりくらりと言い逃れしようとする恒次徹(つねつぐ・とおる)記者に業を煮やして、最後の方で同氏に詰め寄って吐いた「なめんな、この野郎」が暴言との批判が起り、上杉隆氏は自由報道協会の暫定代表を辞任する意向を固めたというものです。
先月の鉢呂前経産相辞任会見時の、時事通信の鈴木隆義記者とは逆のパターンになってしまいました。
今回は読売新聞の恒次記者と上杉・岩上両氏の大口論でしたが、根っこには、従来の「記者クラブ」と新設の自由報道協会の根深い対立があると思われます。
記者クラブは大手メディアが独占しており、他のフリージャーナリストは締め出され、時々の首相・閣僚会見、各官庁次官会見などの重要情報を大メディアが独占したきたのが、戦後日本のジャーナリズムです。
各新聞、テレビ各局の横並び報道、検察などの癒着報道に典型的に見られるように、閉ざされた旧弊システムの改革が強く叫ばれています。それに風穴を開けるべく、上杉氏、岩上氏らが立ち上げたのが、その名のとおり開かれた自由な報道の在り方を目指す自由報道協会です。
大メディアの悪意と歪曲に満ちた自身の報道を嫌って、小沢一郎元代表は最近もっぱら自由報道協会主催の記者会見などで意見を述べることが多くなっています。だから「天下の読売」としても、“小沢情報”欲しさに同協会主催会見に参加せざるを得ないわけです。
その読売中堅幹部に向かって、上杉氏と岩上氏は「とにかくうちのルールは守れよ」「だから(読売はじめ記者クラブは)ゴロツキって言われんだよ」「読売がエラソーなこと言えんのかよ」「(小沢さんをそこまで追及するんなら)読売はナベツネの追及もやれよ」「正力松太郎の追及やれよ」(その心は-『小沢氏の何倍、何十倍の悪事を働いてんだろうがよ !』)
読売・恒次記者は終始たじたじ、守勢、防戦一方。あーぁ、胸がすくねぇ !!
上杉隆殿。江川紹子氏ご指摘のとおり、暫定代表の暫定を取って「正式な代表」としての復帰を強く望みます。旧勢力メディアとの火花散る対決、国民が切に求めている真実情報の発信、今後とも期待しています。
参考・引用
『(Livedoor)BLOGOS』
http://news.livedoor.com/article/detail/5959375/
『鉢呂氏辞任会見時の暴言記者判明』(当ブログ)
http://be-here-now.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-7c16.html
(大場光太郎・記)
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