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裁かれるべきはこちらの巨悪たちだ

 -検察、マスコミは小沢の微罪に大騒ぎし、中曽根、森、小泉らの巨悪を見逃してきたのはなぜなのか !?-

 6日注目の小沢一郎民主党元代表に対する初公判が、東京地裁で開かれました。下世話な話ながら、49の傍聴席を手に入れようと2146人が並び、東京地裁に隣接する日比谷公園まで長い行列ができたといいます。43倍という競争率です。
 初公判史上過去最高倍率は09年10月25日の酒井法子の時の約330倍(6615人)、第2位は97年4月24日のオウム真理教の麻原彰晃死刑囚の時の約256倍(12292人)でした。行列者の多くは、酒井初公判時同様マスコミに雇われたアルバイトだったとはいうものの、それにしても驚くべき数字です。

 先月26日の石川知裕衆院議員ら元3秘書の東京地裁の結審では、登石郁郎裁判長によるまさかの“トンデモ有罪判決”が下りました。
 その結果が自身の公判にダイレクトに影響するとあってか、出廷した小沢元代表にはいつになく力みと緊張があったようです。司法界全体がグルになって、自分を罪に陥れようという魂胆が明白である以上当然というべきです。
 「捜査は検察が小沢一郎を標的に行い、政治的、社会的に抹殺しようとしたのは明白だ」。証言台に立った小沢元代表は、このような激しい口調で自身の無罪主張とともに、約10分にわたる意見陳述の大半を検察批判に費やしたといいます。

 いずれにしも東京地裁における小沢一審裁判は、来年4月に予定されている結審までのプロセスで、詳細はその都度明らかになっていくことでしょう。
 そこで小沢裁判そのものは一先ず置いといてー。

 それにしてもおかしくはないでしょうか?
 田中角栄以来、金丸信、梶山静六、村岡兼造そして小沢一郎。過去に検察に挙げられた大物政治家は、村上正邦ら一部を除いて多くが自民党旧田中派、経世会なのです。旧田中派だけが突出した“悪徳政治家”ぞろいだったというのでしょうか?
 自民党他派閥の大物たちはいずれも、一点の曇りもない清廉潔白な政治家たちだった?そんなバカな !

 例えば岸信介、佐藤栄作、中曽根康弘、森喜朗、小泉純一郎など、主に(旧田中派・経世会のライバル派閥だった)旧福田派・清和会の連中はどうだったのか?
 岸は米CIAエージェントの一人としてA級戦犯を解いてもらい、60年安保改定時の総理として米国に国を売り、沖縄はじめ全国に米軍基地があるおかげで半世紀後の今日でも米国の属国状態が続いています。
 弟の佐藤は造船疑獄で指揮権発動により逮捕を免れ、以後アメリカ様に忠勤を励み、そのおかげで戦後最長の佐藤政権を維持した上ノーベル平和賞まで与えられました。

 中曽根大勲位こそは戦後最大の「疑獄のデパート」と言うべきです。九頭竜川ダム汚職(1964年)、殖産住宅事件(1972年)、ロッキード事件(1976年)、リクルート事件(1988年)と、4大事件で濃厚な嫌疑をかけられながらいずれもセーフ。
 「日本列島は不沈空母」など時のレーガン・アメリカ様が泣いて喜ぶ発言などにより、こちらも戦後稀な長期政権を維持。今では「(財)世界平和研究所」なる、世界の不平和に貢献しているユダヤ・イルミナティの下部組織と思しきシンクタンクの会長に収まっています。

 一昨年の西松建設事件では小沢一郎だけが狙い撃ちにあいました。しかし同事件では、森喜朗元総理、町村信孝、伊吹文明ら清和会の大物らの名前も上がったのです。しかし検察情報に詳しい、警察庁元長官の漆間巌官房副長官(麻生政権当時)の「自民党に捜査の手が及ぶことはない」発言どおり、まったくのスルー状態でした。
 大久保隆則元秘書逮捕は、米国からの指示、「かんぽの宿」疑惑隠し、小沢政権阻止などの要因により、麻生総理指示のもと森英介法相の指揮権発動による不当逮捕だったのです。

 清和会最後の大物・小泉純一郎も見逃すことはできません。
 出来が悪くて慶応大学を何年も留年し、とどのつまりは1967年春に同大女子大学生へ婦女暴行を働き神奈川県警横須賀署に逮捕(年配の横須賀市議なら知らぬ者はいない)。都内の精神病院への入院歴もあります。孝太郎、進次郎の母である元妻とは、凄まじいDVが原因で離婚。平の衆院議員時代は、愛人芸者「小はん」を“行為”の最中首絞め過失致死させ、あのハマコーに「この芸者殺し野郎 !」と面罵されています。
 森元総理の早大時代の買春逮捕もそうですが、世間に公表できない彼らの犯罪歴を米CIAなどはすべて把握していたのです。対米隷属で行くしかなかったわけです。

 小沢一郎をバッシングしまくっている新聞・テレビなど“マスゴミ”は、小泉の忌まわしい過去など百も承知でかかる異常者の“ヨイショ”に終始したのです。
 小泉は総理時代の、りそな銀行、かんぽの宿疑惑が特に重大問題です。
 また中曽根は米国の極秘指令に基づき、正力松太郎(PОDAM)と共に日本に原発を持ち込んだ張本人であり、小泉政権は我が国原発行政を一段と加速させました。

 これら自民党清和会の大物がらみの数々の疑惑に対して、東京地検特捜部は本気になって捜査のメスを入れたことがあったでしょうか?新聞・テレビが疑惑追及をしたことがあったでしょうか?
 本来東京拘置所に直行すべきは、この連中の方なのです。

 彼らの巨悪から見れば、「小沢政権潰し」のための政治的謀略の疑いが濃厚なのが小沢事件です。小沢「陸山会」の収支報告書記載ミスなどは、取るに足りない微罪です。(検察が受託収賄罪で起訴できなかったのに、登石某の「1億円裏金授受推認」は、小沢を有罪にするための司法全体の布石です。)

 自民党旧田中派・経世会と旧福田派・清和会との、検察・司法の際立った不公平は一体何なのでしょうか?
 違いを解く鍵は「対米外交のスタンス」という、ただ一つの問題に帰着します。
 自主独立、日米対等外交志向が経世会。対して清和会は岸信介以来一貫して米国依存、対米従属外交志向です。田中角栄は米国に断わりなく日中国交を回復させ、アラブ諸国とメジャーを通すことなく石油を直接輸入しようとしていました。途端に、米国議会でロッキード事件の発端となる証言が飛び出したのです。

 米国に対して「NО !」と言えば失脚の可能性が高まり、「YES !」と尻尾を振り続ければ政権は安泰です。検察、マスコミを含めた「米官業」旧勢力は清和会大物などの不正は見て見ぬふり、大勲位やノーベル平和賞の栄誉にも預かれるのです。

 以前述べたように、そもそも東京地検特捜部の前身は、GHQの旧日本軍退隠物資取締り部局なのでした。米CIAと根っこは同じなのです。そして最高裁、財務省、外務省などオール霞ヶ関は官僚組織の維持最優先であると共に、悉くアメリカ様の顔色ばかりうかがっています。財界もしかり。その上新聞・テレビを牛耳る電通の本質は「米国代理店」です。

 あなたはこれでも、検察や裁判所の正義を信じマスコミ報道を鵜呑みにし、「小沢有罪」を確信しますか?

 (大場光太郎・記)

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コメント

やっぱり日本は独立国じゃなかったんだ…知ってはいたけどアメリカ国の日本州なんだ。もっと国民が真実に気付いて欲しい。 
政府の息がかかった新聞TVの報道を鵜呑みにして、得意気に能書き垂れてる輩の話を聞くと腹立たしいというより呆れます。

投稿: ボンクラ | 2011年10月23日 (日) 02時11分

 ボンクラ様。コメントありがとうございます。
 確かにそうですね。私たち日本国民は、新聞・テレビ報道にいいように誘導・操縦されています。都合の悪いことは情報を隠し、報道すべきではないことを歪曲・捏造して報道する。そしてそれを多くの国民が真に受けてしまう…。
 私はしばしば言ってきましたが、マスコミによる「マインドコントロール」です。しかしこの状況はネットからの真実情報の発信により、「どうも変だぞ」と気づく人たちも徐々に増えてきいます。前途ほど遠しとはいえ、それが大きな希望だと思います。

投稿: 時遊人 | 2011年10月23日 (日) 14時04分

海外の利権集団の手先清話会。国内利権集団の経世会。巨大電波広告利権の大手メディア・電通。いまだに過去の栄光にしがみつく左派利権勢力。世の中すべて利権で動いている。この国を愛する人はどこに・・・.。
ごめんなさい。アドレスはダミーです。ご活躍をお祈りします。

投稿: 憂国 | 2012年5月 8日 (火) 18時02分

憂国様
 清和会、経世会。昭和40年代からこの国の自民党政権の中枢にあったのが、この二大派閥でしたね。互に問題はあったものの、本記事で問題視したのは、田中角栄以降小沢一郎に至るまで、大物政治家の逮捕・起訴が経世会に集中し、岸信介、佐藤栄作以降小泉潤一郎に樽まで、清和会議員の巨悪がまったく闇に葬られてきた事実です。やはりこれは両派閥が「対米従属」だったか否か、という点に絞られるのだと思われます。
 財務省も外務省も検察も官僚機構はすべて米国寄りです。ご指摘の電通は別名「米国広告代理店」ですから、ここに首根っこを押さえられている大マスコミそして財界なども同様なのでしょう。
 「上権門に奢れど 社稷を思う心なし」
 ご存知『昭和維新の歌』の一節ですが、80年弱経った現在でも、「利権で動く」構造はまったく変わっていないようです。どうも(あくまでも平和的な)「平成維新」が必要なようです。

投稿: 時遊人 | 2012年5月 8日 (火) 23時51分

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