巨人軍、渡辺vs清武の仁義なき内紛
-仲直りして来季も渡辺、清武、原体制でお願いしますよ。(アンチ巨人ファンより)-
12日からプロ野球の日本シリーズが始まりました。泣いても笑っても今年限りの勇退が決まっている落合監督の中日ドラゴンズと、秋山監督率いるソフトバンクホークス。共にリーグを制覇したチームによる、事実上の日本一決定となる興味深いシリーズです。
福岡ヤフードームでの第1戦(デーゲーム)は、ソフトバンクと中日両者がっぷり四つに組んだ白熱した好ゲーム。1-1のまま互いに譲らず延長戦へ。10回表の中日の攻撃で伏兵の小池にソロホームランが飛び出し、虎の子の1点を同回裏岩瀬につなぐ継投で守り抜き、アウェイながら先ずは中日の1勝でスタートしました。
今日本シリーズに水を差しかねない事態が起きています。日本プロ野球といえば、泣く子も黙る球界の盟主の読売巨人軍。「我が読売巨人軍は永遠に不滅です」という、遠い昔(昭和49年)の引退セレモニーでのあの長嶋茂雄(現名誉監督)の言葉を、今でも金科玉条と心得る巨人軍。
強力助っ人、FA対象の日本人選手、ドラフトの目玉選手…。それを守り抜くために、他球団の迷惑など顧みず、世の顰蹙もなんのその。札ビラで頬っぺたひっぱたいて、毎年のように豪華な大型補強を繰り返してきました。
その上監督は、何年か前WBCで米国など並みいる強豪国を蹴散らして見事日本チームを世界一に導いた、希代の名将・原辰徳です。読売ジャイアンツはどこからどう見ても、どこぞのネットビジネス会社(DeNA)に身売りが決まったらしい横浜ベイスターズ、広島カープなど弱小球団垂涎の大チームです。
なのに今ペナントレースでは苦戦を強いられ3位に食い込むのが精一杯。CSシリーズではヤクルトに敗れ、ジャイアンツの今シーズンはジ・エンド。原監督の下、3年連続で日本シリーズ進出を阻まれています。
ライバル球団である中日の落合監督、阪神の真弓監督の退任が決まったのに、なぜか巨人の原監督だけは早々と継投決定。
こんなヘボ監督の下のヘボ球団。来季を期してひたすら黙々と秋季キャンプで汗だけ流していればいいものを。よりによって日本シリーズスタート時期を見計らったような間の悪さで、11日午後清武英利球団代表兼GM(61)が文部科学省内で記者会見し、「コーチ人事をめぐって不当な圧力があった」と、渡辺恒雄会長(85)を痛烈批判したのです。
同会見で清武代表は、10月下旬岡崎ヘッドコーチの留任を渡辺会長に報告し了承されたとしています。なのに今月になって渡辺会長から「ヘッドコーチは江川卓氏、岡崎ヘッドは降格させる。江川氏との交渉も始めている」と聞かされたというのです。
そして代表権のない渡辺会長の一方的な指示は、「巨人軍とプロ野球を私物化するような行為だ」と涙ながらに糾弾。また桃井恒和オーナー(64)が、オーナー職を突如、剥奪されたことを「会社の内部統制、コンプライアンス(法令遵守)に大きく違反する」と断じたのです。
つまり清武代表は会見によって、読売巨人軍のひどい「渡辺恒雄独裁体制」を世間に広く知ってもらいたかったわけね。分かる分かる、その気持。でもね清武さん、そんなこと世間の皆さんはとうの昔に知っちゃってるんですけど。今さら内部事情をばらしてどうなさるおつもりだったんですかねぇ。
つまりは何でざましょう。機先を制して渡辺ジイサンを攻撃することで、ご自身の立場を守り、あわよくば渡辺老害を押しのけて、より強固な「清武体制」を作りたかったんざましょう?
そういう意図がありありだから、球団内外であなた様への今回の会見を支持する味方はあまりいないようですね。
さて一方、初めて球団幹部から公然と批判を浴びた渡辺恒雄会長です。こちらも負けじと、12日談話発表の形で早速反論をしています。
例えば、清武代表が大王製紙やオリンパスを引き合いに出して「球団人事に口出しした」と批判したことに対し、「両社は刑事犯罪的事案であり、巨人軍の人事問題とは次元が異なる」と主張。「清武声明はまことに非常識で悪質なデマゴギー」と指弾しています。
またコーチ人事を覆して江川氏を起用しようとしたと指摘されたことに対しては、「原君(原監督)から提案された」と説明。その上で「構想段階ゆえの企業秘密にも関わらず会見で公表され「江川助監督」を直ちに実現することは困難になった」として、「これは会社法の『取締役の忠実義務違反』に該当する」と清武氏を逆攻撃しています。
さらに清武代表への評価についても触れ、「読売社内や巨人関係者から『尊大になった』などと批判が届いていた。ゼネラルマネージャーは適任ではなかった」「今年の『清武補強』のほとんどは失敗。原監督も勝手な補強に不満だったようだ」と指摘しています。
まあ同じ穴のムジナ同士がここまで言い合うか、と部外者には呆れるほどケチョンケチョンな言いようです。
「渡辺反論」に一言だけコメントさせていただれば。“ナベツネ”、学生の頃は共産主義活動家でした。図らずもこの反論はその頃の左翼的論調が色濃く反映されているようです。「転び左翼」(転向者)は、菅直人、仙谷由人がそうであるように、反対の極のヒドイ権力者になるケースがままあります。ナベツネはその代表格でしょう。
それにしても。「お家(巨人軍)の一大事」のこの時に、世間に恥をさらすような内輪の暴露合戦もないものです。
子供の時からの筋金入りのアンチ巨人の一人として、『そんなにやりあって、関係修復が不可能になる前に互いに矛を収めてくださいよ』と思ってしまいます。渡辺談話では「今後は本人(清武代表)の反省次第。現時点ではただちに処分を求めるつもりはない」と結んでいます。
ああよかった。清武さん、あなたの負けですよ。内心はどうであれ、一刻も早く渡辺会長に詫びを入れてください。そして来季も是非是非、渡辺-清武-原というグチャグチャ体制でお願いしますよ。来季も絶対リーグ制覇にも至れないように…。(ムッ、ヒッ、ヒッ !)
(大場光太郎・記)
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