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「2012年」年頭に思うこと

 新年あけましておめでとうございます

 
私はこの年をだいぶ前から意識してきました。それは開設以来その日に毎年「2012年12月22日」記事を出してきたことからもお察しいただけるかと思います。私にとってこの年は「運命の2012年」という認識をもってきたのです。
 かと言って「2012年問題」はスピリチュアル問題ですから、これと元旦早々真正面から取り組むのもどうかと思われました。そこでどうまとめていいのか思いあぐねていた時、大晦日の晩に読んだ、マーク・トウェィンの『トム・ソーヤーの冒険』の次の一節が思い浮かびました。

 「老齢や失敗を重ねることで心の弾力を失わないかぎり、いつしかその源泉がよみがえるのが、希望というものの性質なのだ。」 (新潮文庫版・大久保康雄訳より)

 この本全体の感想は全部を読み切ってからにしますが、この一節は後40ページ余を残してのトム・ソーヤーの冒険もいよいよ佳境、トムは絶体絶命かという場面での一節です。
 なるほどねえ。マーク・トウェインはいつぞやご紹介しましたように、皮肉たっぷりな警句が今でも世界的によく引用されているのでした。しかし時には、このようにハッとするような「光明の言葉」も散りばめていたわけです。

 この「希望」というキーワードによって別の連想が呼び起こされました。それは『ギリシャ神話選』カテゴリーのきっかけとなった「パンドラの匣(はこ)」物語です。
 “災い天女”パンドラは、ゼウスから託された大きな壷を持って人界に下りてきたのでした。そして知恵者プロメテウスの留守をいいことに、その弟のエピメテウスを蕩(とろ)かしてその妻に収まったのでした。夫の留守中暇を持て余したパンドラは、自分が持ってきた壷の中身を知りたくなります。そこでそっと封印を解いて開けてみると、中からは病気、悪意、戦争、嫉妬、災害、暴力など、ありとあらゆる「悪」が地上に飛び散り、その底に唯一残ったのが「希望」だったのでした。

 昨年我が国は東日本大震災、福島第一原発事故という二大災厄に見舞われました。その直後は被災地、原発周辺地のみならず、日本中が暗いムードに覆われました。しかしこの国総体としての「心の弾力」はまだ失われておらず、徐々に平静さを取り戻していったのでした。これは言い換えれば、国民が前途に「希望」を見出していった姿かと思われます。
 その意味で「百年に一度」「千年に一度」と形容された昨年の二大災厄は、日本にとっての「パンドラの匣」が開けられた出来事だったと言っていいのかもしれません。それではそれによって日本全体のカルマ(業)はきれいさっぱり祓われ、今年からはもう「希望」のみになると見ていいのでしょうか。
 我が国の置かれている状況を思いみるに、とてもそんな楽観視できる状況ではないように思われてならないのです。

 大震災、原発事故は昨年だけの一過性のものではありません。描かれたグランドデザイン通りに震災地復興のおおよその形が見えるまで数年はかかるのでしょう。
 原発事故の方はさらに深刻です。同時に4基もの原子炉が事故ったのは人類史上初です。廃炉して完全収束させるには、数十年どころか数百年という気の遠くなる話なのかもしれません。その間ずっとこの問題は、この国ののど元に刺さったトゲであり続けるわけです。

 これ以外にも難問山積です。ヨーロッパの金融危機の影響をいかに最小限に食い止めるか。それでなくても動脈硬化を起こしたように金が回らない、日本経済の景気回復をどう図っていくのか。少子高齢化社会の今後のあるべき国家モデルをどう構築していくのか。欧米資本主義の終焉が叫ばれる中、従前の対米従属で本当にいいのか。
 昨年末の金正日死去による金正恩への権力委譲はすんなりいくのか。東アジアに緊張が走る事態は起こらないのか。米国、中国、ロシアなど主要各国の首脳が軒並み交代する中、我が国外交は今後どうあるべきなのか。

 挙げれば切りがなさそうです。そんな中私が特に注視したいのは、イランを巡る情勢の緊迫化です。
 スーパーエリートたちが、一昨年からエジプト、リビアなど中東諸国の暴動、政変、革命を仕掛けたのは、「世界統一政府の完成」に独裁国家は邪魔だからです。同勢力は今イランに照準を定めているもようです。米国の産軍複合体とイスラエルは協調して、イランが戦端を開いてくれるようさかんにけしかけているのかもしれません。
 
 万一イラン・イスラエル戦争が勃発すると大変です。今から25年以上前「聖書預言」に興味を持って関係書を読んだことがあります。私の記憶に誤りがなければ、旧約聖書のどこかに、「イスラエルとイランとの戦端がやがて全世界を巻き込む最終戦争に拡大する」とあったかと記憶しています。(ただしイランは同国を表す古名で)。最近も触れましたが、イ・イ戦争は本当に『ヨハネの黙示録』で描かれたハルマゲドンに直結しかねないのです。

 イルミナティというのか、闇の勢力というのか、ユダヤ国際金融資本というべきか、あるいはそれらが複合した勢力なのか。いずれにしても聖書預言を成就させるべく動いている世界支配勢力が存在することは明らかなようです。
 これらの動きはすべて「NWО」(新世界秩序)により一層近づいているとみるべきです。これは闇の勢力による、「世界統一政府」「666管理社会化」がより一層進むことを意味します。

 ざっと見ただけですが、国内的にも国際的にも、年頭これだけの重大問題を抱えながら船出しなければならない年は今までなかったのではないでしょうか。
 戦後日本の総決算、欧米資本主義の終焉…。こんな表現ではとても足りず、数千年の現歴史そのものが根底からひっくり返る予感すらしてきます。まさに「マヤ暦の終わり」にふさわしい状況のようなのです。
 2012年の今年は、世界中の「パンドラの匣」が一気に開くことになるのでしょうか。であったとしても、飛び出すべき災厄がすべて飛び出せば後残るのは「希望」のみです。

 以前「産みだし」は「膿(ウミ)出し」だと述べたことがあります。まっさらな新しい世界を産み出すには、旧世界で溜め込み化膿している膿(カルマ・業)をすべて出し尽くさなければならない道理です。国々、処々、家々、人々。すべて出し切ってしまえば、後はスカッと日本晴れです。
 とにかく独立個人として今年一年を無事乗り切り、問題の「2012年12月22日」を希望を持って迎えたいものです。

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『マーク・トウェインのこと』
http://be-here-now.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-bd5d.html
『パンドラの匣』
http://be-here-now.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/post-98fb.html
『アセンション情報』(「2012年12月22日」など)
http://be-here-now.cocolog-nifty.com/blog/cat42266063/index.html

 (大場光太郎・記)

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