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痴漢冤罪「無罪」勝ち取る

 だいぶ前ある痴漢事件が世間の関心を集めました。女性、警察、検察によって男性が痴漢にされてしまったこの事件、13年経った今、最高裁で「無罪」結審し、痴漢冤罪の濡れ衣を晴らすことができたというのです。
 このニュースを扱っている『日刊ゲンダイ』(2月10日7面)記事を以下に転載します。
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最高裁まで争った痴漢冤罪

一部上場会社員の「名誉を勝ち取るまで」の13年間

 
13年前、痴漢の濡れ衣を着せられ、逮捕・拘置された後、不起訴となった沖田光男さん(69)。その後、警察や検察、事件をデッチ上げた女性に損害賠償を求める訴えを起こし、先月、最高裁で決着した。
 どんなサラリーマンも通勤電車でいつ同じ目に遭うか分からない。本紙の直撃に、沖田さんが「痴漢冤罪」の恐怖と対処法を語ってくれた。

通勤の電車内で携帯電話注意したのが発端

「電車内で女性が携帯電話で話していたので、『やめなさい』と注意しました。女性は『わかったわよ』と怒鳴りながら切った。事実はそれだけのことです」
 大手機械メーカーの課長だった沖田さんは1999年9月2日夜、JR中央線の車内で20代の女性を注意。国立駅で降り、自宅に向かって歩き始めたところ、突然、2人の警察官に呼び止められた。
「電車内で痴漢しませんでしたか」「逮捕する」-携帯電話を注意された女性が腹いせに交番に駆け込んだのだ。

 沖田さんはそのまま立川署に連行。ネクタイとベルトを外され、留置所に入れられた。一睡もできないまま、翌朝、取調べが始まった。
「警察はわりと紳士的でしたが、怖かったのが検事です。30代後半ぐらいでしたが、『おまえはやっている』『証拠はあるんだぞ』『覚悟しろ』と何度も怒鳴られました。女性の写真を見ながら『なかなかの美人じゃないか。痴漢のひとつもしたくなるよな』と水を向けられたこともありました」
 アノ手コノ手で“自白”を迫る検事。何とか拘留期限の21日間、否認し続けた。

「やってないことを認めたら、人生に大きな悔いを残す。21日間だし、とにかく頑張ろうと言い聞かせた。納得いかない調書には署名しなかった。面会に来た上司や妻の激励も支えになったが、大きかったのは留置所の同房者です。少し年下の迫力ある元ヤクザでしたが、『やっていないなら、言い続けろ』『検察のワナに引っかかるなよ』と、いろいろアドバイスしてくれた。不安になる時もあったので、非常に助かりました」

 痴漢を訴えた女性が、検察の出頭要請に応じなかったこともあり、沖田さんは不起訴処分に。釈放された翌朝から出勤した。
「まず部長に挨拶し、人事部に顛末書を提出しました。会社は同情的で、欠勤分は有休扱いにしてくれた。ただ職場の雰囲気は、少しよそよそしかったですね。若い女性も多かったし、疑われているような気もした。1年後、異動になりました」

 警察、検察、女性に損害賠償を求めた訴訟では、裁判所は支払いを命じなかったものの、「沖田さんの痴漢はなかった」と認定した。

「無実が証明されたという点ではホッとしています。ただ3者とも、いまだに謝罪すらありません。痴漢はいったん逮捕されてしまうと、被害者側の供述だけで、一方的に犯人と決めつられる。ただ検察官の取り調べは、21日間のうち、大体6~7日です。やっていないのなら、とにかく否認し続けることが重要です」  (転載終わり)

【私のコメント】
 沖田光男さん、13年間もの長い戦いお疲れ様でした。
 私は当時この事件を知りそれとなく成り行きを見ていましたが、ずい分長くかかってしまったものです。この間、沖田さんは失ったものも多かったことでしょう。しかし今回の最高裁無罪判決によって、(大いにか少しかは分かりませんが)報われた思いでしょう。
 それのみか、断固無罪を主張し続けたことにより注目を浴び、世の中にこういうタイプの「痴漢冤罪」が起こり得ることを広く知らしめました。それだけで沖田さんの社会貢献は大きなものがあると思います。

 警察、検察が大問題なのは、何もこの事件に限ったことではありません。何といっても一番の問題は事件の発端となった若い女性です。
 電車内での携帯使用といい、注意されたのを逆恨みして交番に痴漢通報したことといい、当時確か女子大生だったこの者の、終始一貫した身勝手さがすべての原因なのです。

 ここまではいかずとも、バブル全盛の頃からとみに、若い女性たちの「世界はわたしを中心に回ってるのよ」と言わんばかりのジコチューな思い上がった言動に、私もごく日常で目の当たりにしてきました。
 だからこの事件の何年か前、船井幸雄氏の「これからの新時代をリードしていくのは若い女性たちだ」との見解には、素直に共感できなかったのです。(もちろん一くくりにはできず、いつの時代にも「立派な若い女性」もいることでしょう。)

 船井氏の上の見解と同じ頃、ある人が「日本人のおごり高ぶりは筆舌に尽くしがたい。これは“世の終わり”に決まって起こることである。自分たちの時が残り少ないことを知っている邪霊、悪霊群による総憑依状態によってそうなっているのである」と述べていました。
 こうなると若い女性だけの問題ではなくなりますが、この人の方が真相を突いていると思います。(注 「相応の理」でこちら側に原因がなければ、そういう存在に憑依されることはない。)

 まさかくだんの女性は当初、「騒ぎ」がこれほど大きくなるとは予想もしていなかったことでしょう。事が大きくなって改めて、自分が犯した「犯罪行為」の重大さを思い知ったのではないでしょうか。
 この女性とて「良心」はあるのでしょうから、この13年間ずっと罪の意識にさいなまれ、まるで生きた心地がしなかったのではないでしょうか。沖田さんに会い前非を悔いて心の底からお詫びでもしない限り、今後共心の中に罪を背負ったまま生きていかなければならないのです。
 結局、あたら惜しい人生を棒に振るほど大損をしたのは、この女性なのです。

 (大場光太郎・記)

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