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検察審査会にさらなる重大疑惑

 -「はじめに強制起訴ありき」の小沢検察審は、何から何までデタラメだ !-

 小沢一郎民主党元代表はただ今裁判中の身です。何でこうなってしまったかというと、2010年4月と同年9月に、東京第五検察審査会で素人審査員による2度の「起訴相当」議決が下ったためです。
 2度の起訴相当を受けると「強制起訴」されるのが、検察審査会における決まりです。

 そこに目をつけたのが、同年2月小沢元代表を証拠不十分で「不起訴処分」とせざるを得なかった東京地検幹部たちです。“霞ヶ関ゴロツキ砦”の用心棒的役割を担う検察は、彼ら霞ヶ関官僚の抜本的改革を意図している小沢一郎を何としても「有罪」に持ち込み、政治的抹殺を目論まなければならなかったのです。
 それとは別に、大鶴基成、佐久間達哉といった当時の東京地検幹部らは、小沢という実力政治家を有罪にすることで、その先にある個人的栄達を夢見てもいました。

 個人的野心と、検察、法務省、オール霞ヶ関…幾重にも絡んだうす汚い“霞ヶ関砦”防衛のために悪用されたのが、検察審査会制度です。
 小沢元代表に関する検察審査会が開かれる前から、検察審査会での2度の起訴相当議決→強制起訴→有罪のシナリオが明確に描かれていたのです。この目的に沿って、検察審査会に告発する市民団体の選定、審査員の選定、審査補助員となる弁護士の選定などが周到に行われました。

 この謀略には、(今その暗黒性が問題になりつつある)司法全体を牛耳っている最高裁事務総局、宇都宮健児ら日弁連幹部、(宇都宮と盟友の)仙谷由人ら時の菅政権幹部も深く関与していたことでしょう。2度目の起訴相当議決が出されたのは、小沢一郎と菅直人が争った民主党代表選当日のことでした。

 審査員情報、審査会の議事録など、いくら請求しても情報公開しようとしない検察審査会事務局。こんな前近代的な「密室審査会」にかけられたら、小沢一郎ならずとも、「官」にとって不都合などんな国民でも簡単に「強制起訴→有罪」にされてしまいます。
 以下に『日刊ゲンダイ』(2月20日2面)記事を転載します。  (大場光太郎・記)
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検察審査会にさらなる重大疑惑

田代検事にコロリやられた

「石川議員の供述を録取したと評価できるかすら疑問」ー。17日の小沢裁判で、大善文男裁判長から「能なし」の烙印を押された元東京地検の田代政弘検事(45)。勝手に調書を作成し、捜査報告書を捏造したのだから当然なのだが、その作文調書にコロッと騙されて無理やり「起訴相当」議決を出した東京第五検察審査会(検察審)もマトモなものじゃない。

 一昨年の4月と10月、検察審の「起訴相当」議決が公表された時、大新聞テレビは「これが市民感覚」などと散々ヨイショしていた。それがフタを開けたらこのザマなのだが、そもそも小沢をめぐる検察審は当初から“疑惑”まみれだった。

「最大の謎は、1回目と2回目の議決を出した審査員11人が全員入れ替わっているのに、公表された平均年齢が2回とも「34.55歳」だったことでしょう。検察審事務局は「偶然」と説明しているが、実は審査員を選ぶソフトは“作為的”に抽出できることが分かっています。しかも、そのソフトは09年3月に西松事件で元秘書の大久保隆則被告が逮捕された2ヵ月後に導入されている。11人の審査員は言いなりになる人だけが事務局側の思惑で選ばれたのではないのか、『幽霊審査員』ではないのか、との疑問は今も残ったままです」(司法ジャーナリスト)

 元最高検アドバイザーで、検察審制度に詳しい山下幸夫弁護士(東京弁護士会)はこう言う。
「この制度を通して感じるのは、検察審が政治的に利用された恐ろしさです。それは全ての捜査資料が検察審に送られていなかったことからもいえます。ウソの捜査報告書は送り、裏献金を否定した建設業者のメモ70通は送られなかった。検察審に送る捜査資料を当局が選択するなど過去に聞いたことがありません。小沢事件では、検察が検察審を恣意的にコントロールしようとした様子がうかがえるのです」

補助弁護士の選び方もマトモじゃなかった

 小沢事件の検察審では、審査員に助言した審査補助弁護士の“資質”も問題視されている。1回目の議決書で、小沢を「絶対権力者である被疑者」と感情ムキ出しで批判したのは、元検事・裁判官の米澤敏雄弁護士だが、審査補助員に就いた経過がこれまた不明なのである。

「私は日弁連の検察審に関するワーキンググループで、指定弁護士や審査補助員になる人を研修する立場でした。弁護士会では、検察審の申し立てに備えて(審査補助員の)登録名簿の一番上にいたのですが、小沢事件で選ばれたのは、私ではなく、米澤弁護士でした。驚いて弁護士会に説明を求めたのですが、今も理由が分からないままです」(山下幸夫弁護士=前出)

 審査員だけじゃなく、審査補助員の選任経過も疑惑に満ちている。これじゃあ“古巣”の意向を汲んだ元検事の弁護士が、田代検事と同様に、シロウト審査員に対して強制起訴議決を「誘導」したと疑われても仕方ないだろう。
 小沢「無罪」の判決が出たら、検察審の22人と審査補助員の弁護士2人は、真相を洗いざらい話す義務がある。  (転載終わり)

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