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続・横浜国大の卒展に思うこと

   建築をつくることは
   未来をつくることである  (Y-GSAのコンセプト)

 横浜国立大学の卒展の作品に投影されているものが、若い彼らが建築を通して創ろうとしている未来なのでしょう。
 展示された作品群は、例えば現実の横浜市の中心街のようにビルがびっしり建て込んだひどい状態ではありません。ビルでも住居でもゆったりとしたスペースが取られており、現実の都市が抱える問題が解消された先にある未来都市の姿のようです。

 私は同卒展作品群をチラッと見渡しただけで、じっくり見て回ったわけではありません。たとえ時間をかけて見たところで、門外漢の私には、それらの一つ一つについて建築学的見地から批評することなど出来はしません。
 そこでここからは、もし建築学のプロがお読みなら「おいっ。一体何言ってるんだ !」とお叱りを受けそうな、うんと飛躍した話をしていきたいと思います。

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 富永美保作品「展開する中心」(一例であり卒展に展示されていたかは不明)

 この卒展の作品群を見て思ったのは、彼ら横浜国大生たちの発想は、なんだかんだ言っても結局は、現在の都市建築の延長線上にある未来なのではないだろうか、ということです。
 例えば彼らの作品群はどれも、ビルでも戸建住宅でも、建物はあい変わらず「四角四面」です。当然のことながら。
 そもそも建築学の根っこには、「建築物は四角いものであらねばならない」という、強固な固定観念がありそうです。

 建築設計の先達にあたる足立育朗氏は、1990年代半ば頃に出版し大きな話題となった『波動の法則』(PHP出版刊)の中で、地球上の四角四辺の建物は、周囲の波動を歪め悪影響を及ぼしている、と述べています。
 そして建築に「波動」を取り入れることの重要性を訴えているのです。足立氏自身、高波動建築物として「円形」を基本とした建築物の設計を多く手がけています。

 それかあらぬか。以前『「蛍の光」は1万2千年前の歌?』シリーズでご紹介した、米国シャスタ山の地中都市テロスは、市の中心にあるピラミッド形の大神殿を囲む市民の住居は円形とされているのです。
 テロスの神官アダマやボーソロゴス図書館長のミコスは、円形建物の中は気流が滞りなく循環し、ゴミやホコリがまったく堆積せず、室内は常に清浄に保たれると言っています。

 それともう一つ。
 同卒展のテーマがそうなのでしょうから仕方ありませんが、作品の中で中心となるのは「人工建築物」です。しかし思うのです。なぜ発想を転換して、豊かな自然に囲まれた都市建築を思い描かなかったのだろうかと。
 21世紀の人類にとっての喫緊の課題は「自然との共生」です。今ある世界中の都市は、夥しい自然破壊の上に築かれてきました。都市の抱える諸問題の根底には、そのことがあるように思われてならないのです。

 またまた飛躍します。
 地球より数万年進化していると言われる「プレアデス」では、地球人類が抱える戦争、人口爆発、飢餓、自然破壊などの深刻な課題は全てクリアーしているようです。彼らプレアデス人には既に「都市」という概念すらないようです。それこそ自然に埋もれた中に彼らの住居は点在し、プレアデス人共通の趣味は園芸やガーデニングだそうです。

 何もプレアデスなどという遠い星系だけではありません。
 ミコスのメッセージでも、空洞地球内のカタリナ市もほぼ同じようです。自然は手つかずのまま残され、大気は清浄、水は地上のように“死んだ水”ではなく“生きた水”だそうです。そこの水は「本当に生きていて意識がある」といいます。これらの優れた環境が、彼らの不死性を支えているのです。

 今回の作品を制作した若い横浜国大生たちは、自分たちの手で未来を切り開き、その未来で実際自分たちが生きていかなければならないのです。
 これまでの建築学がどうであれ、一人くらいは、豊かな自然と共生した円形の都市建築物のあり方を追求して欲しかったな、と思います。ただそういう作品は途中でスポイルされ、“優秀作品”には上がって来られないでしょうが。  -  完  -

 (大場光太郎・記)

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『横浜国大の卒展に思うこと』
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『地底都市テロス・空洞地球』カテゴリー
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