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横浜国大の卒展に思うこと

   かもめ飛ぶ春の光を散りばめて  (拙句)

 「暑さ寒さも彼岸まで」の春のお彼岸を間近にしてようやく春めいてきました。晴天となった16日夕方、横浜に行ってきました。いつもながら業務上の所用によるものですから、どっちみち目指すのは神奈川県庁などです。だから通るルートは桜木町駅からと関内駅からの、毎度おなじみの二つのルートしかありません。
 それでも毎回、その道順で一つ、二つハッとさせられる事に出会うのです。
 「刺激をくれる街」。だから私は横浜が好きなのです。

 きょうもそういう体験をしました。
 桜木町駅で降りて、7、8分ほど歩き、もう少しで一つ目に目指す(国の)横浜第2合同庁舎です。広い道路の先には十何階かの同庁舎の威容が見えています。ただ信号は赤です。そこでその先20メートルほど手前の左側にある建物の角で待つことにしました。
 何気なくその1階の奥に目をやりますと、何やら展示会が行われているようすです。何の展示だ?と興味を抱き入り口の案内板を見ると、「横浜国立大学建築デザイン卒業優秀作品展」などとうたってあります。

 どおりで見えているのは、都市建築のミニチュアのようです。どうやら出入り自由のようだし、信号赤のうちにと、さっと中に入りました。
 一つの教室くらいの広さです。国立大学の展示会とあってあまり予算がないらしく、いたって簡素です。十幾つかの作品群が、床に直置きなのです。規格があるらしく、どれもみな一作品が約1メートル×70センチくらいです。その大きさをそのまま地面になぞらえ、その上に建物群を各自趣向を凝らして立ち上げています。素材は樹脂板らしく、それを加工したのでしょうか、全作品ほぼすべて白色で統一されています。

 会場には同大学の学生なのか若い男性が3人ほど、てんでに見て回っています。入り口側隅と対角線の向こう側に長机があり、それぞれ男女学生2人が座っています。皆下を向いて本か何かを一心に読んでいる風、来場者を気にかけるようすはありません。

 ざっと見渡せば、優秀作品と銘うっただけあって皆素晴らしい出来ばえです。
 おおむねフラットな地面が多かったようですが、中には坂の多い横浜市街を意識したのか、小高い丘をこしらえそこには一般住宅を3棟ほど並べ、低地にはビル群というのもあります。
 または居住用マンション群なのか、一つ一つの建物の周りをゆったりと緑地帯が取り囲んだものもありました。なお緑地帯だけ、例外的にうすい緑色が用いてあります。

 と文章にすれば長いですが、パッと中に入り、歩きながら見て回ったのは1分に満たない時間です。折角ですから、一つ一つじっくり見て回りたかったところです。
 しかし最近よく聴いている『フォレスタの船頭小唄』の「♪わたしゃ これから利根川の…」ではないけれど、わたしゃこれから、急ぎ信号の道路を渡って、向こうの庁舎に駆け込まなければならない身です。

 時刻は既に4時40分ころ。もたもたしちゃおられません。これから同庁舎6、7階の横浜地方法務局の3部署でそれぞれ証明書を取り、さらにそのうちの1通を、そこから数百メートル先の県分庁舎内の一部署に届ける算段なのです。
 近年各役所の多くが5時15分までの業務時間になっています。このたった15分の延長が利用者にはずい分ありがたいのです。

 めまぐるしく頭を回転させながら、私としては珍しくほぼ手際よく物事が進み、合同庁舎1階の特設喫煙ブースで一服する余裕が生まれました。
 中には大勢の男性がいて煙がもうもうと立ちこめています。それを見た近くの年配者が「これじゃ、タバコ吸わなくてもいいや。ただいるだけで煙が入ってくんだから」などと苦笑いしながら話しています。愛煙家の私も、自己矛盾ながら受動喫煙が心配になり、そそくさと外に出ました。

 所用が完了し、やはり気になったのは先ほど見た横浜国大展です。
 後でネットで調べたところ、このような大学の卒業作品を展示して一般公開する試みを「卒展」と言うのだそうです。横浜国大のみならず、多摩美大、武蔵野美大、東京芸大など多くの大学が催しているようです。
 ネットには『卒展2012』というのがあり、のぞいたところ横浜国大卒展もしっかりありました。会場となった建物は、ヨコハマ創造都市センター。
 同卒展の正式名称は、「横浜国立大学卒業設計+Y-GSA優秀作品展覧会」だそうです。

 「Y-GSA」とは同大学大学院建築コースの略称のようです。Y-GSAのページを見てみますと、そのコンセプトは、
 「建築をつくることは
  未来をつくることである」
 確かにその通り。異議なし。  (以下「続」につづく)

 (大場光太郎・記)

参考サイト
『SOTSUTEN 卒展2012』
http://acy.yafjp.org/sotsuten/syuttenkou/3gatukaisai.html
『Y-GSA』http://www.y-gsa.jp/
『Y-GSA』-「2011年度Y-GSA優秀作品展」開催のお知らせ
http://www.y-gsa.jp/update/news/2012/02/2011y-gsa.html

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