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いよいよ「ネット規制」の始まりか !?

 -米国では政府批判サイトが次々に閉鎖されている。日本もそうなっていく?-

 7日、天下のネット掲示板「阿修羅掲示板」をめぐって“事件”が発生したようです。
 同日のかなり長時間、阿修羅掲示板にアクセスできないトラブルが発生したのです。おそらく考えるに、これは管理人側の操作ミスとかそんなレベルではないような気がします。背景に国家権力あるいはどこかの勢力による「ネット言論規制」の意図があるように思われます。
 だとしたら、国民の「言論の自由」に関わる由々しき問題です。

 同日は業務の関係で昼前から横浜に出かけたりして多忙だったため、腰を落ち着けてパソコンと向き合ったのは深夜11時過ぎになりました。いつものとおり、何はともあれマイブログのアクセスチェックを真っ先にしました。
 この日に限って、アクセスランキングの十何位かに『★阿修羅掲示板♪のこと』があったのです。滅多にないことですから、もうこれだけで「阿修羅の身」に何かあったことは推察できます。ただそれだけでは具体的に何があったのか判断はできません。

 昨年の東日本大震災前後から何ヶ月か、七転八起さんによって、当ブログ記事を連日のように阿修羅掲示板に掲載していただきました。その頃は当ブログ記事の、阿修羅読者の評価(拍手ランキングやコメント)が気になり、日に何度も阿修羅を訪問していました。
 しかし同年7月以降、『阿修羅の「特定人規制」について(1)~(3)』で述べた次第で、突出した投稿者だった七転八起さんは、管理人にしっかりマークされ、つまりは阿修羅から排除されてしまいました。それに伴って当ブログ記事も阿修羅から消えました。
 そうなると現金なものです。私の阿修羅訪問は3日に1回くらいになっていました。

 「七転八起事件」以降、阿修羅へのアクセスが激減しているという噂もあります。またいくら管理人さんが、阿修羅で「目立つ人間」がお嫌いな傾向のあるお人だとは言え、同掲示板が今でも数少ない「ネット公論の場」であることに変りありません。その時々の名だたるネット言説が阿修羅に集められている、と言って過言ではありません。

 その阿修羅掲示板に何か異変が?
 そのことが気になって、阿修羅アクセスを中心にアクセスの推移を丁寧にたどっていきました。 
 すると『★阿修羅掲示板♪のこと』などに、「阿修羅 消えた」「阿修羅掲示板にアクセスできない」「阿修羅 削除」などでの検索フレーズが続いています。『えっ、阿修羅にアクセスできない。阿修羅が消えた??』
 これは大変な事態です。百聞は一見に如かず。アクセスチェックを中断して、ホントかどうか直接阿修羅に行って確かめてみることにしました。

 時刻は深夜11時15分ころ。その結果、消えたはずの阿修羅掲示板、通常どおり開けるではありませんか。念のため掲載記事が読めるかどうか、「拍手ランキング」10位のうち特に関心のある記事をクリックすると、これもきちんと読めます。
 ただどうも直前まで本当にアクセスできなかったようです。多くの人がそのことについてコメント欄で問題にしています。例えばその一つを引用すれば、

15. 2012年3月07日 22:05:08 : 7zV2GEa3YA
皆さん、阿修羅の投稿記事が読めなくなってしまいました。記事をクリックすると
www.asyura2.comのところが出てきて訳のわからない英語のサイトの画面にしかなりません。なんか?当局の妨害なのでは?と思ってます。
(『小沢元代表に9日論告求刑 検察官役、状況証拠重ね立件へ(共同通信)』記事より)
http://www.asyura2.com/12/senkyo127/msg/345.html

 再び当ブログアクセス推移を遡ったところ、「阿修羅アクセス不能」状態はどうも午前11時台から始まったようです。ある人は午後2時過ぎ“ヤフー知恵袋”に「阿修羅掲示板にアクセスできません。どうすればいいのでしょうか?」といった質問を出しています。

 私には、阿修羅がどうして半日以上アクセス不能状態に陥ったのか皆目分かりません。しかしいくら何でも、予告なしに管理人サイドがそんなことをするはずがありません。どうしても「外部からの圧力」を考えざるを得ないのです。
 阿修羅記事は、一連の小沢事件について当初から検察などに厳しい眼を向けています。容赦ない政権批判、官僚批判を浴びせてもいます。記事に続くコメント群も辛らつを極めます。「こういうサイトはネット読者の目に触れさせたくない」、こう考えている“当局”は米国筋、政府筋、官僚機構問わずけっこう多いはずです。

 昨年の『ネット規制という名の言論統制』記事でみましたとおり、時の菅政権は、原発事故の“風評被害拡大防止”にかこつけて、枝野幸男官房長官(当時)が中心となってネット規制の方向に動き出しました。実際それ以降閉鎖に追い込まれたサイトも幾つかあります。
 現野田政権は菅政権の亜流政権です。ネット規制もそのまま引き継いでいるとみて間違いないと思います。そして野田政権は財務省など官僚にオンブにダッコです。したがってそれはそのまま、「不都合な真実」を国民に知られたくない霞ヶ関官僚上層部の意思でもあります。

 この国の新聞・テレビが歪曲・偏向・捏造報道に終始している以上、玉石混交とは言え多くの真実が含まれている「ネット情報」は大変貴重です。それを日々集約しているのが阿修羅のような掲示板です。このようなサイトが次々に閉鎖に追い込まれるようなら、この国にはもうどこにも「真実」を伝える媒体が存在しないことになります。
 現憲法で保障された国民の「(真実を)知る権利」「言論の自由」をこれ以上踏みにじられないためにも、阿修羅掲示板などへの規制の動きをこれからも注視していきましょう。

 (大場光太郎・記)

参考
『阿修羅掲示板』http://www.asyura2.com/
関連記事
『★阿修羅掲示板♪のこと』
http://be-here-now.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-a1d2.html
『ネット規制という名の言論統制』
http://be-here-now.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-0d40-1.html

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時事問題」カテゴリの記事

コメント

長い間、ご無沙汰しております。
たまたまこの記事を読み、コメントしたくなりました。私も阿修羅さん、七転八起さんらの記事を何度も読んだことがあり、とても教えられたことがあります。残念な事態だと思います。
私事で恐縮ですが、2月下旬に小生のヤフーブログも「音楽著作権違反」の理由で突然全面削除となり、やむを得ず現在、gooのブログに移転した次第です。
急にお邪魔してして申し訳ありませんでしたが、これを機にまた訪問、コメントさせていただくかもしれません。以後、宜しくお願いいたします。 矢嶋武弘拝

投稿: 矢嶋武弘 | 2012年3月 9日 (金) 07時37分

矢嶋武弘様
 その後大変ご無沙汰致しております。
 えっ、音楽著作権の関係で、貴ブログ全面削除ですか?貴ブログは、記事数も膨大で、深い内容でしたが、それらが全部消えてなくなったということですか?バックアップとか、各記事のプリントアウトなどはされていたのでしょうか?
 その一件は「ネット規制」とは意味合いが違うかもしれませんが、非常に残念な事態で、ご無念お察し申し上げます。私見では現著作権法はあまりにも四角四面に硬直しすぎていると感じています。もう少し緩やかに著作物を扱える方が、かえって著作権者のPRにもなり利益に適うと思うのです。
 いずれにしてもいきなり「全面削除」は行き過ぎですよね。音楽著作権に触れた記事は、おそらくごく一部の記事だったのでしょうから。当ブログでも「名曲」をけっこう記事にしていますから、今後注意していきたいと思います。
 最近当ブログ記事更新、少し間が空いていますが、よろしかったらまたいつでもご訪問、コメントください。

投稿: 時遊人 | 2012年3月 9日 (金) 13時56分

ありがとうございます。
バックアップなどもしていましたが、かなりの記事が消えてしまいました(笑)。「全面削除」の問題は、別の場所で追及していきたいと思います。
また時々、お邪魔させてもらいます。

投稿: 矢嶋武弘 | 2012年3月10日 (土) 06時03分

 貴ブログの「全面削除」、決して他人事ではありません。どうしてそういう事態に至ったのかも含めて、多くのブロガーが関心を示すのではないでしょうか。
 音楽著作権で言えば、それを一手に仕切っているのは「日本音楽著作権協会」(JASRAC)ですよね。今回の措置には同協会の判断が働いたのでしょうか?
 ここには多くの文部科学省や文化庁の元お役人が多数天下っているはずです。このように一つの名だたる法律には、関係省庁の天下り機関が必ず設けられています。この国の最終権力は「官僚」であると、つくづく認識させられます。
 

投稿: 時遊人 | 2012年3月10日 (土) 13時03分

この件については、近く著作権に詳しい弁護士と相談したいと思っています。
私もJASRACに3回電話を入れ、いろいろ説明を受けました。非は私にありますが、もの凄く細かい事まで著作権が絡んでいますね。
不明の至りですが、例えば歌詞は原則としていっさい紹介できません。JASRACなどの許可が必要です。
もちろん、音楽が好きで善意で歌詞を引用したのですが、それも駄目です。もう音楽の記事は書く気がしません(笑)。止めようと思います。あんまり著作権がうるさいと、かえって文化の衰退を招くのではないでしょうか。

問題はヤフーです。「利用規約」を初めてよく読むと、利用者の立場が全く無視されています。いつでも何の事前通告もなく、全ての記事を削除できるのです。初めて知りましたが、これには驚きました。
利用者の著作権や知的財産権、人権などは全くありません。あまりにも一方的です。
いかがわしいブログが多いのは分かりますが、これはやはり問題だと思います。
なお、JASRACには旧文部省時代から、かなりの官僚が天下っているようです。何かありましたら、またご連絡します。

投稿: 矢嶋武弘 | 2012年3月11日 (日) 14時10分

 かなり詳しい経緯をお示しいただき、大変参考になりました。
 そうですか、JASRACもヤフーもそんなに厳格なのですか。両者とも「クワバラ、クワバラ」の世界ですね。ココログは富士通系列です。富士通には米国資本がかなりの比率で入っているようですから、いざとなればココログもヤフーと大差ない対応となるのでしょう。
 かつて著作権法を少しかじった私自身大甘で、著作権保護期間と知りながら、中には歌詞を掲載しているケースもあります。これを機会に見直してみたいと思います。
 「あんまり著作権法がうるさいと、かえって文化の衰退を招く」は、まさにおっしゃるとおりだと思います。少し問題を飛躍し過ぎかもしれませんが、この問題も、ТPP・消費税増税問題などと根っこは同じである気がしてきます。
 現在この国が抱えている由々しき問題には、「官僚」が必ず絡んでいる気がしてならないのです。霞ヶ関にこの国の舵取りが出来ないのは、もう明らかです。いい加減「官僚支配」は終わりにしてもらいたいものです。
 なおこのテーマ大変興味深いので、近日記事として取り上げるかもしれません。その節は貴文を引用させていただくかもしれませんので、もしその際はご了承ください。
 気落ちされているのは分かりますが、「音楽」は何よりの気分転換ですから、今後ともお続けになった方がいいのではないでしょうか。

投稿: 時遊人 | 2012年3月12日 (月) 00時29分

時遊人さん、ありがとうございます。
私の記事はいつでも引用してもらって構いません。
弁護士さんとも相談していきますが、目下、gooにブログを開設し、過去の記事の復刻や整理に追われています。念のため、小生のブログは以下の通りです。
http://blog.goo.ne.jp/yajimatakehiro/arcv

ご訪問いただければ幸いです。また、貴兄のブログにもお邪魔したいと思いますので、宜しくお願いいたします。

投稿: 矢嶋武弘 | 2012年3月12日 (月) 06時37分

 いろいろと大変ですね。これも一つの「表現の自由」「言論の自由」をめぐる戦いです。ただすべての法律の陰には、必ず霞ヶ関の各省庁があるわけです。彼らもヤフーも手強い相手ですが、「ネット言論の自由」のためにも頑張っていただきたいと存じます。

投稿: 時遊人 | 2012年3月12日 (月) 13時21分

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