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菅井円加さんのこと

 -厚木市在住の菅井円加さん、若手ダンサーの世界的登竜門で見事優勝 !-

 昨年1月に厚木市の広報紙『広報あつぎ』から採り、厚木市在住の気鋭の作家・太田靖久さん(新潮新人文学賞受賞)を紹介しました。最近の同広報紙で、またまたビックニュースを見つけましたので、今回はまた厚木市在住の「時の人」を取り上げてみたいと思います。

 その人は菅井円加(すがい・まどか)さんです。菅井さんは現在17歳ですが、こんな若さで日本中をアッと言わせるような栄冠に輝いたのです。
 菅井円加さんは、世界にはばたく若手ダンサーの登竜門として名高い「ローザンヌ国際バレエコンクール」(スイス)の、第40回を記念する今年2月の大会で見事優勝を成し遂げたのです。日本人の優勝は熊川哲也氏以来のことだそうです。

出典photo.sankei.jp.msn.com

 源義経の“八艘飛び”もかくやと思われる
上の画像は、同コンクールでの現代舞踊(コンテンポラリー)部門での演技の一コマ です。
 菅井さんの演技については審査員全員が1位と評価も高く、審査委員長ジャン・クリストフ・マイヨ氏は「円加のクラシックは、円熟した完成度の高いもので驚いた。同時にコンテンポラリーの表現も素晴らしかった。一般にダンサーはクラシックかコンテンポラリーのどちらかにより優れているものだ。ところが円加の場合は両方に優れている。両者に線を引かず、両方必要だと知ってもいる。今後のダンス界を象徴するようなダンサーが登場した」と、手放しで絶賛しています。

 さらに日本人審査員の吉田都氏は、「練習の時から、理解の仕方や反応が早く、審査員たちも注目していた。しかし、特に昨日舞台で審査が始まった時から急に輝きだした。飛び抜けていた。それが今日の決勝でさらに良くなった。その結果が1位につながった」と高く評価し、さらに「コンテンポラリーは素晴らしく、将来どんな振付家の作品でも、菅井さんならどんどんチャレンジできる。そういう意味で成長が楽しみだ。一方クラシックも優れているので、幅広く踊れる。今、バレエ団はそういうダンサーを求めているので多くのカンパニーからオファーが来ると思う。世界を舞台に活躍できる大型のダンサーだ」と、強い期待を寄せています。

 吉田氏は、菅井円加さんの卓越の根底にあるものは「ダンスの質の高さ、全体の体の動きのコーディネーションが本当に素晴らしいからなのだ」とも付け加えています。
 しかし「ローマは一日にして成らず」、栄冠を掴むまでは大変な努力と精進があったのです。その辺のことについては『広報あつぎ』記事が紹介しています。

 菅井さんが姉が踊る姿に憧れ、バレエを始めたのは3歳のころ。6歳で入ったバレエ教室で最良の指導者(佐々木三夏氏?)に出会い、以後全てをバレエに注ぎ込んできたといいます。
 学校が終わると、時間を惜しんで鏡の前に立ち続け、手作りのトーシューズは、繰り返される練習のためにわずか1週間で履きづぶされるほどだったそうです。
 思うように踊れず、バレエを辞めようと思ったことも度々あったといいます。そんな時も「ここで諦めたら自分に負けたことになる」と気持ちを奮い立たせ、ひたすら練習に打ち込むことで幾つもの壁を乗り越えてきたのだそうです。(現在は大和市にある佐々木三夏バレエアカデミー所属)
 やはり栄冠の陰には並々ならぬ長い間の修練の積み重ねがあったわけです。

 「瞳は未来を見つめて輝いている」と題された『広報あつぎ』1面には、大きく菅井さんの上半身が映し出されています。演技中の鬼気迫る姿とはうって変わって、明るい笑顔いっぱいの、和光高校(東京都町田市)2年(今は新3年生)という女子高生の菅井さんの素顔がそこにはあります。

 そんな菅井円加さんのさらなる目標は「世界中の人に感動を与えられるダンサーになりたい」。バレエダンサーは30代くらいがピークだと思います。彼女はまだ10代です。さらに高度な技術を磨くのはもちろん、女性としての魅力を増し加えた円熟味のある「菅井バレエの完成」はまだ先のことです。
 一厚木市民として、「世界に羽ばたいた菅井円加」の未来の姿を先取りして想像してしまいます。陰ながら応援してま~す !

 (大場光太郎・記)

参考・引用
厚木市広報紙『広報あつぎ 第1132号』(平成24年4月1日発行、1面)
『菅井円加のバレエ画像集【ローザンヌ国際コンクールで優勝】-NEVERまとめ-
』(挿入画像はこちらのサイトから1枚をお借りしました。)
http://matome.naver.jp/odai/2132838681056389201
『これが「優勝の演技」 !』(クラシック部門演技-ANNニュースのYoutube動画)
http://www.youtube.com/watch?v=vb-rbWIs70c
関連記事
『小説には力がある』(太田靖久さん紹介記事)
http://be-here-now.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-6058.html

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