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小沢元代表、増税採決なら離党・新党結成か

 -「小沢真民主党」よ。財務省に乗っかった野田の増税悪法案を粉砕してくれ !-

小沢元代表 増税採決なら離党、新党結成 鈴木宗男大表に可能性伝える

(06/10 10:47、06/10 12:01 更新)

 民主党の小沢一郎元代表が新党大地・真民主の鈴木宗男代表に対し、野田佳彦首相が消費税増税関連法案の衆院採決を強行した場合、法案に反対した上で離党し、新党結成に踏み切る可能性を伝えていたことが9日、分かった。小沢氏は採決後の対応について、「当然、何らかの決断はしなければならない。その時は新組織だ」と鈴木氏に述べた。<北海道新聞6月10日朝刊掲載> 

(『北海道新聞』ネット版より)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/379066.html

                       *

 さしもの忍耐強い小沢一郎元代表もとうとう腹をくくったようです。
 それはそうでしょう。野田佳彦首相は、ただでさえ出口の見えない長期的デフレ不況、加えて昨年の東日本大震災、福島第一原発事故という大災厄の収束もロクに進まない中、国民にさらに過酷な負担を強いる消費税増税法案を今国会で成立させることに「政治生命を賭け」て、この国を奈落に突き落とそうとしているのですから。

 財務省と財界の代弁報道機関に成り下がった新聞・テレビが、いくら増税賛成の大キャンペーンを繰り返しても、「消費税増税反対 60%」の国民世論は微動だにしません。さすがの国民も、まずやるべき「政治改革」「霞ヶ関改革」をほとんどやらず国民だけに痛みを押し付ける野田(注 私はこの者を首相とは認めませんので、以下「野田佳彦」「野田」で通します)の悪手法を見抜いているのです。
 加えて専門家も「増税より減税、緊縮財政ではなく積極財政をやるべし」と、増税賛成の学者を探す方が難しいくらいです。

 消費税増税の是非は別として、野田佳彦が前々からの「増税論者」だったのなら一応筋を通している、と見ることもできます。しかし野田は、09年夏の(政権交代がかかった)総選挙の際は、今やすっかり有名になった「シロアリ演説」で、マニフェストは民主党の一丁目一番地であること、特別会計に徹底的にメスを入れること、天下りを厳しく規制することなどを強烈にぶっていたのです。
 鳩山由紀夫首相も就任当初から「次の衆院選まで消費税は上げない」と言明していたとおり、あの時点での野田の「シロアリ演説」は政権交代当時の民主党の政権公約に沿ったものだったのです。

 なのに財務相を経て総理になった途端、百八十度の豹変ぶりです。野田佳彦の正体は、大ウソつき、二枚舌、ペテン師的政治屋だということです。
 野田のこの変節ぶりは、ただただ自分の政権を延命させたいだけの薄汚い打算によるものです。そんな野田を陰で操っているのが、財務省です。延命のためには、本来禁じ手であるはずの自民党との連携・連立を視野に、自公の修正案丸呑み、マニフェスト放棄も平気でやらかそうとしています。

 とにかく「消費税増税」は、政権交代時の国民との約束とは百八十度違います。先の総選挙前から、「国民の生活が第一」を一貫して言い続けているのが小沢一郎です。あらゆる面から見て筋が通っているし、正論です。小沢元代表グループの方が「正統民主党」「民社党A」なのです。
 だから本来、小沢元代表側に「大政奉還」して民主党を出ていくべきは、野田佳彦をはじめとした岡田克也、仙谷由人、前原誠司ら「邪道民主党」「民主党B」であるべきです。

 しかしそうは言っても。オール霞ヶ関の謀略によって、無罪の小沢元代表がまたもや東京高裁に上告されたことからも分かるとおり、野田佳彦の「民主党B」を財務省をはじめとした霞ヶ関、財界、大マスコミという悪徳旧勢力が総力で支えています。まさに「悪盛んにして天に勝つ」状況なのです。
 悪に「道理」など通じやしません。だからここで小沢元代表が、新党結成を視野に入れた離党を決断しているというのも致し方ないことです。民主党AとBとでは水と油。いつかこうなることは分かりきっていたことで、「遂に来るべき時がきた」ということです。

 小沢元代表離党、新党結成は、民主党衆参合わせて70人くらいの規模になると見られています。亀井静香、鈴木宗男、田中康夫、鳩山邦夫、枡添要一、松木謙公、石川知裕らとも、何らかの形で連携していくことになるのでしょう。
 小沢元代表に近い鳩山グループはどうするのか。今年秋にも予想される総選挙では、「増税民主党」にいたのでは落選必至ですから、中間派もグラグラ揺れ動いています。
 加えて政権誕生の立役者でありながら、直前の内閣改造で割りを食った鹿野道彦前農水相のグループや長妻昭元厚労相のグループにも「増税反対」の動きが顕著です。
 たとえ自公が賛成しようが、すんなり法案成立とはいかない雲行きなのです。

 それにしても。1993年の細川連立政権樹立以来、大政局のキーマンとして要の位置にはいつも小沢一郎がいました。それだけ今の時代の稀有な政治家ということの証明ですが、「米官業政電」旧勢力にとって、小沢はとにかく目障りで仕方ないのです。
 旧勢力の一翼の新聞・テレビが仕掛けている「20年戦争」。大マスコミの「小沢攻撃」が止まないゆえんです。

 (大場光太郎・記)

参考
ペテン師野田かく語りき-『シロアリ演説』(YouTube動画)
http://www.youtube.com/watch?v=xhs-oAbukjg
関連記事
『会談決裂、「6月政局」に突入か !?』
http://be-here-now.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/post-ecb5.html

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