小沢控訴審「無罪確定」結審
-小沢代表に対し執拗な「人格破壊キャンペーン」を展開した大マスコミにまったく反省の色なし。堕落・劣化マスコミは今後厳しく断罪されなければならない-
26日、小沢一郎「国民の生活が第一」代表に対する東京高裁控訴審が、たった1日でスピード結審しました。詳細は、以下に転載する『日刊ゲンダイ』記事に譲るとして、指定弁護士の証拠採用は悉く却下され、10月末に予定されている同判決は「無罪」に限りなく近づいたとみられています。
心ある“ネット市民”には常識ですが、西松建設にからむ大久保元秘書逮捕事件、小沢氏の政治資金管理団体「陸山会」に係る土地購入事件は、幾重にも張り巡らされた世紀の「国家的大謀略捜査」であったことは明らかです。
東京地検特捜部(検察)、旧自民党麻生政権、同党長老議員、右系団体、検察審査会、現民主党幹部、最高裁事務総局、日弁連…。小沢首相となって大改革を断行されては困る旧勢力総がかりによる「小沢潰し」謀略の全貌は、今後明らかになっていくことでしょう。
今回の『日刊ゲンダイ』記事では、大マスコミと民主党を厳しく批判しています。
政権交代の立役者の小沢を封じ込め、消費税増税、原発再稼動、ТPP推進など、国民の約束と真逆のことを強引に進めている現民主党政権は、長くて後1年の寿命です。こんな“体たらく”政党など批判する価値もありません。
私が特に問題にしたいのは、新聞・テレビです。
細川連立政権の仕掛け人だった小沢一郎を要注意人物とマークし、以来「政官業」旧勢力の代弁者である新聞・テレビは「20年戦争」の真っ最中です。
検察幹部がでっち上げた一連の小沢事件に対して、大マスコミは、オランダ人ジャーナリストのウォフォーレン氏が指摘した「先進国では類を見ない人格破壊キャンペーン」を連日繰り広げました。
特に陸山会事件では、例えばТBSでは、問題となった水谷建設からの「裏金1億円授受」の都内有名ホテルの現場に立ち会ったという人物まで登場させました。これはまったくの作り話で、そもそも裏金の授受自体存在しなかったのです。
一政治家の政治生命に影響しかねない決定的誤報道をしながら、ТBSは今日に至るまで一切謝罪していません。陸山会事件では、NHKをはじめ民放各局も新聞各社も似たり寄ったりです。
長期にわたる「小沢ネガティヴキャンペーン」によって、国民の大多数に、小沢一郎への悪印象がしっかり刷り込まれています。1ヵ月後例え小沢代表の「無罪」判決が出たとしても、国民の「小沢一郎 = 悪人」のイメージは今後も長く残り続けることでしょう。
しかし大マスコミに反省や検証の試みはまったく見られず、「小沢無罪」結審をスルーして知らんぷり。消費増税ヨイショ報道といい、大政翼賛報道といい、新聞・テレビの劣化、堕落極まれり。「社会の木鐸」の看板が泣いているぞ !
それでは『日刊ゲンダイ』記事の転載です。 (大場光太郎・記)
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そりゃないだろう ! 無罪“確定” 小沢結審をシカトした大マスコミと民主党
「いずれも却下します」ー。26日開かれた「国民の生活が第一」の小沢一郎代表(70)に対する政治資金規正法違反事件の控訴審。開廷からわずか1時間後、小川正持裁判長が下した判断に、東京高裁102号法廷に張り詰めていた空気が一気に緩んだ。
案の定というか、検察官役の指定弁護士側が請求していた元秘書の証人尋問など計12点の証拠採用は一蹴され、ジ・エンド。指定弁護士がもくろむ逆転有罪の目は完全に消えたとみていい。
指定弁護士の大室俊三弁護士は閉廷後、「裁判所は証拠として調べる必要がないと判断しただけで、我々にとって特に不利になったは思っていない」と強気だったが、だったら、なぜ証拠請求したのか。カラ元気というのか、どこまでデタラメを続ければ気がすむのか、と言いたくなる。
東京高裁が即日結審したのは、これ以上、審理を長引かせても「意味なし」と判断したためだ。事実上の無罪確定。そんなことは司法のプロならば、誰でも分かることだ。
「小川裁判長は判決日について、当初、1ヵ月後の10月31日を予定し、指定弁護士、弁護人双方に打診しました。普通は結審から判決まで2~3カ月かかります。それが1ヵ月ということは判決文の原案が出来上がっている可能性が高い。ズバリ、控訴棄却ですよ」(傍聴した弁護士)
彼らに「人権」を語る資格はない
こうなった以上、検察は小沢にわびるべきだ。大マスコミも総ザンゲが当たり前だ。民主党も落とし前をつけるべきだ。検察が捏造した疑惑に乗っかり、小沢を党員資格停止にして、追放。その政治活動を封じ込めたのは野田を中心とした民主党の現執行部のメンメンだ。アタマを丸めるくらい当然なのに、コイツらは本当に腐っている。きのうの結審をどう受け止めたのかというと、誰もコメントひとつ出しゃしない。それどころか、ある若手議員は「小沢氏に政局を左右する力はもうない。裁判の行方の結果が大きな影響を与えることはない」とか言って涼しい顔だ。
彼らに良心があるのか。人間としてどうなのか。「シカト」はないだろう、いくらなんでも。しかし、マスコミも同罪だから、もちろん、一緒になって、判決無視。ヒドイ社会だ。ジャーナリストの魚住昭氏はこうした新聞テレビの報道姿勢について「病理なんですよ。だから、何度も繰り返している」と言った。いつも自分たちは正義漢ヅラ。今後、彼らに人権を語らせたら絶対にダメだ。 (転載終わり)
転載元
『日刊ゲンダイ』(9月28日5面)
昭和天皇は、天皇の命令によって動く軍隊を望んだのではなく、天皇の希望に沿って動く軍隊を望みました.
1941年9月6日の御前会議で、明治天皇の歌を読んだことに対して、多くの方が天皇の気持ちに背いて、軍部は戦争を行ったと非難しますが、これはその典型だと言えます.
天皇の気持ちにそって、軍隊が動くことが良いことなのでしょうか?
昭和天皇は1937年8月18日、閑院宮参謀総長に下問した。(陸軍参謀総長)
「いろいろな方面に兵を用いても戦局は長期化するばかりである。重点方面に兵を集中し大打撃を加え、我々の公明なる態度を以って和平に導き、速やかに時局を収拾する方策はないか」
この時の天皇は『方策はないか』と聞いただけなのでしょうか.現実には天皇の希望に沿って、蒋介石に大打撃を与える戦争に進展して行きました.
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昭和天皇の戦争に対する考え方は、
『勝てる戦争ならやろう.負ける戦争はやめよう』ではなく、
『勝てる戦争ならやろう.戦争に負けるのは嫌だから、勝てる様に考えてやれ』なのです.
昭和天皇には戦争をやめるという考え方はありません.昭和天皇の考え方では、どんな戦争でも勝てることになる.
つまり、こと戦争に限って言えば、昭和天皇の辞書に不可能はないのです.
投稿: ルミちゃん | 2011年9月18日 (日) 15時49分