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統一教会の文鮮明教祖死去

 -統一の「日本支配計画」も頓挫か?ただ別の勢力の台頭も考えられ予断許さず-

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統一教会の文鮮明教祖死去にあたって   有田芳生

 (出典)『BLOGOS(ブロゴス)』  http://blogos.com/article/46100/

(1)    統一教会(正式名称は世界基督教統一神霊協会)の文鮮明教祖が9月3日に92歳で亡くなった。私は四半世紀を超えて統一教会と闘ってきた。拉致問題解決に取り組むひとりとして、文鮮明氏が朝鮮戦争の動乱をきっかけに北朝鮮から韓国に移動し、そこで宗教団体を設立、反共産主義の立場から行動しつつ、生地(平安北道定州)に郷愁を覚えていたことに、南北朝鮮に生きる人たちの歴史の重みを感じている。

(2)    1954年に韓国で設立された統一教会は「混淫教」の流れをくみ、当初からスキャンダルにまみれていた。教祖の女性問題などが社会問題となったからである。密入国した信者が日本で布教をはじめ教団が設立されたのは1959年。東京都の認証をえて宗教法人となったのは1964年。そのころから強引な布教とマインドコントロールで社会問題となっていく。「親泣かせの原理運動」と報じられたのは1965年である。

(3)    60年代は親子問題として、70年代は早稲田大学、青山学院大学など全国の学園問題として、80年代は霊感商法として社会問題となり、90年代にはタレントなどの合同結婚式参加をきっかけとして霊感商法、珍味売り、花売りなど「すべて」の行動の問題点が社会に明らかとなっていった。その起動力は文鮮明教祖のカリスマ性にあった。日本の信者に大きな傷跡をつけるきっかけは1975年に文鮮明教祖から発せられた送金命令である。統一教会幹部の証言によると、それからの10年間に毎月20億円、合計2000億円が教祖のもとに届けられた。「先祖の因縁」話などを利用した霊感商法など詐欺的行為による。警視庁の厳正捜査により、いまは公然と行うことはできないが、長年にわたって獲得したノウハウがあり、いつ再開するかは予断を許さない。ちなみに被害相談額は2001年までの25年間に1100億円を超えている。

(4)    日本の政治を歪めたのも統一教会である。冷戦時代に韓国に続き日本でも国際勝共連合が結成され、最高時には衆議院、参議院で150人を超える「勝共推進議員」が生まれた。統一教会信者は公設、私設秘書としていまでも永田町に送り込まれている。文鮮明教祖が「竹島」に上陸しただけでなく、天皇陛下が拝跪する儀式があることも幹部によって明らかにされた。基本的に民族宗教といえる側面がある。北朝鮮の平壌にある普通江ホテルの経営、合弁事業の平和自動車の経営や香港を経由しての送金など、「アジアプロジェクト」と呼ばれていた経済行為には今後も注目する必要がある。

(5)    信者たちはいたって真面目な人たちが多い。矛盾あるこの日本社会にあって精神の拠り所に統一教会を求めたのだろう。だが日本が朝鮮半島を植民地支配したことへの贖罪意識や「万物復帰の教え」などを通じて霊感商法などの反社会的行為にかき立てられてきた。自己破産や自殺者も生んだ矛盾を解決しなければならないとの思いを抱く信者も多い。生まれたときから信者として育てられた二世のなかには矛盾を抱える者もいる。「信教の自由」(憲法20条)の視点からも捉えていかなければならない。

(6)    「教祖は一代かぎり」とはカルト理論の基本である。ポスト文鮮明をめぐっては数年前から親子、兄弟間の激しい対立が表面化している。教祖の逝去をきっかけに跡目争いはさらに激化していくだろう。なかでも教団の重要な資金源となってきた日本の教会でも対立は深化していくだろう。カリスマ教祖の逝去というこの機会に純粋な宗教団体として生まれ変わることを心から期待したい。そうでなく霊感商法などを再開し、日本社会にさらなる被害をもたらすなら、統一教会に反対する弁護士、ジャーナリスト、父母などの関係者は宗教法人格の剥奪をめざし行動していくだろう。私も国会議員として引き続き統一教会を監視、批判していく。  (以上転載終わり)

【私のコメント】
 韓国を拠点とする統一教会については、有田芳生氏の本文にもあるとおり、我が国でも、かつて人気歌手だった桜田淳子も参加して大きなニュースとなった合同結婚式や、高額な壷などを強引に買わせる霊感商法などが社会問題となりました。
 しかし私が思うに、そんな事は氷山の一角で、統一教会の本質はその「カルト性」にあると思われるのです。

 統一教会は、我が国の創価学会とともに、東アジアにおける二大カルト教団なのです。そして今もって生死不明な創価学会の池田大作氏は、本名は「成太作(ソン・テチャク)」という韓国名と言われているとおり、この二大カルト教団は朝鮮半島宗教という共通性がありそうです。
 共に一大宗教コンチェルンと言うべきで、両教団とも総資産は数兆円規模に上ることも共通しています。
 ここで詳述はできませんが、両教団はオウム真理教、オウム事件とも浅からぬつながりがあります。

 そして見過ごせないのは、統一教会も創価学会も、東アジアにおける重要な「イルミナティ奉仕機関」であるということです。先輩格の統一教会はイルミナティの「日本支配計画」の指令に基づき一足先に日本に進出し、創価が後からそれに倣って片棒を担いでいると思われるのです。
 なお最近自民党総裁選に立候補するとか、橋下新党と連携するとか、ゾンビのように復活しつつある安倍晋三元首相ですが、かつて統一教会の式典に祝電を送るなど、「米国CIAエージェント」の一人だった祖父・岸信介以来、安倍家は統一教会とは親密な関係です。  (大場光太郎・記)

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『池田大作氏死去?』
http://be-here-now.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-d3f9.html

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コメント

政治も宗教も疎いのですが---。
「十戒」「ソロモンとシバの女王」「ベン・ハー」戦国武将が信奉する神仏。
新渡戸稲造の無教会主義等関心持ちました。「神とは何ぞや」と不思議に思い続けてきました。オーム真理教の頃、これは少しは宗教の事知識を持たねばと思い、
宗教一般の書籍は集めました。(ほとんど読んでいません) 
先輩から貰った「ものみの塔」の歴史書のような本や週刊誌の特集等スクラップにしたままになって、地下鉄サリン、〇〇サティアンと続く衝撃的なニュースに唖然としました。どんなものかということだけは知っとこうと思います。

投稿: 1947LEO | 2012年9月 5日 (水) 13時34分

 いつもありがとうございます。
 どこかでも書きましたが、極貧の生い立ちの私は、子供の頃から宗教的な事に関心があったように思います。それが昂じて30代前半からの「スピリチュアル探求」に結びついたように思います。
 しかし「己れの救われ」のために、どこかの宗教組織に帰属・帰依しようとはまったく考えません。今回手厳しく批判した二教団のみならず、キリスト教、仏教、神道系の既存組織から、幸福の科学など新宗教に至るまで、どの組織も深刻な内部事情を抱えているようです。
 今これからは「独立個人」の時代、さらに申せば「自分自身が自分にとっての唯一の教祖様」の時代であると、私は固く信じています。

投稿: 時遊人 | 2012年9月 5日 (水) 19時41分

アドレス了解です。私は映画の中で神様を教えてもらったようです。
十戒のように、九重山に登り、山頂で一夜を過ごしてみたいと思っています。国立公園の中ですのでテントは御法度。制限は多いようです。山頂は狭いので危険もあります。十分な寒さ対策がいるようです。神様に会えるのでしょうか?今年もだめですが来年は体力をつけ実現したいと思っています。静かに自分を見つめたく思います。
 自分の中に神を見いだせるのでしょうか?

投稿: 1947LEO | 2012年9月 5日 (水) 22時59分

 「神はあなたの内側でしか見出せないものなのです」「外を見るな、内を観よ。そこにはすべてがある」……。
 古今の霊的マスターは例外なくすべてそう説いています。

投稿: 時遊人 | 2012年9月 6日 (木) 02時03分

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