フォレスタの「からたちの花」
-最近、中安千晶人気急上昇 ! そこで今回は少しばかり「中安千晶論」(?)を-
(「フォレスタ からたちの花」YouTube動画)
http://www.youtube.com/watch?v=8tXzLtbe6TA
当ブログを定期訪問され、トップ面左サイト中ほどの「検索フレーズランキング」をご覧の方はお気づきのことでしょう。同ランキングに、ここ1ヵ月ほど前から「中安千晶」が頻繁に登場するようになったのです。
改めて言うまでもなく、中安千晶(なかやす・ちあき)さんは女声フォレスタコーラスメンバーのお一人です。
女声フォレスタで以前からダントツの人気を誇っていたのが、矢野聡子さんです。今や中安千晶さんは、同ランキングでその矢野さんと並び、追い越す勢いなのです。矢野聡子さんが結婚し、フォレスタ活動も休止中なのをこれ幸いと、あわよくばこの機会に女声フォレスタでトップスターとしての地位を不動のものにしようという魂胆のようです。
ウソです、ウソです、冗談です。おっとりタイプで、周りへの気配りがきく心優しい(血液型)A型女性である中安さんには、そんなつもりはまったくありません。(冗談ついでの余談ながら、かく言う私もA型ですからよく分かります・笑)
そうではなく、これは全国のフォレスタファンの間で「中安千晶人気」が高まっていることの証明なのです。もっともランキングに登場する以前から、「中安千晶」「フォレスタ中安千晶」などの検索フレーズがけっこうあり(同じフレーズが相当数集まらないとランキングには反映されない)、『おっ、中安さん、なかなかの人気だぞ』とは思っていました。
それにしても、どうしてここにきて「中安千晶人気」がこれほどまで急上昇しているのでしょうか?
それを解析するデータを持ち合わせていない私にはまるで分かりません。ただここ2、3週間ほど、BS日テレのフォレスタ出演番組『BS日本 こころの歌』が放送される月曜夜10時台に、特に「中安千晶」フレーズが集中する傾向があります。
同番組を観ていない私にはよく分かりませんが、あるいは矢野聡子さん・小笠原優子さんの活動休止、上沼純子さんの新加入などで新編成の女声フォレスタにあって、中安さんは従前より注目されるポジションを占めるに至ったものなのでしょうか?(ご存知の方がおられましたらご教示ください。)
中安千晶さんは、2006年に結成された初代女声フォレスタメンバー4人の一人です。中安さんはスラッとした長身(一説では169cm)でスタイル抜群、その上(正確な年齢は不明ですが)女声フォレスタきっての「美少女」です。
しかしながら中安さんはコーラスパート担当が多く、女声フォレスタ曲を陰で支える役割に徹してこられました。最も人気の高い矢野聡子さんとともに、中安さんも「縁の下の力持ち」的存在だったのです。その辺のことも、全国のフォレスタファンはよく見ておられるのかもしれません。
中安千晶さんが、今あらためて脚光を浴びているとしたら、何とも慶ばしいことです。
*
中安千晶さんの独唱曲として『からたちの花』を取り上げてみました。
『からたちの花』は、作詞:北原白秋、作曲:山田耕筰で、大正14年(1922年)に雑誌『女性』に発表された童謡です。のちに文部省唱歌にもなりました。
2007年選定の『日本の歌百選』にも選ばれています。
この歌をはじめ『赤とんぼ』『この道』など多くの名曲を作曲した山田耕筰ですが、幼時に父親を亡くし養子に出され、活版工場で勤労しながら夜学で学びました。苦学して日本を代表する作曲家となった山田耕筰は、後に自伝で、同工場でつらい目に遭うと、からたちの垣根まで逃げ出して泣いたと述懐しています。
以前から親交のあった詩人の北原白秋がその思い出を聞いて歌詞を作り、童話雑誌『赤い鳥』に発表し、後に山田耕筰があらためてその詞に作曲したのです。
山田耕筰一個人の体験を超えて、誰しもが懐かしい日本的郷愁を呼び起こされる名童謡です。
からたちの花のように、女声フォレスタの皆さん、清潔感溢れる純白のドレスです。特に独唱している中安さん、清らかな“聖女”のようです。
この歌は音域がかなり高音にまで及んでいるため、「ハイソプラノ」の中安さんでも歌うのは難しかったはずですが、そこを見事にクリアーして「中安千晶のからたちの花」としています。
童謡は高く澄んだ中安さんの声質に合うのでしょうか、「童謡なら中安千晶さん」と思ってしまいます。
(大場光太郎・記)
関連記事
『フォレスタコーラス』
http://be-here-now.cocolog-nifty.com/blog/cat49069329/index.html
| 固定リンク
「フォレスタコーラス」カテゴリの記事
- フォレスタの「カチューシャの唄」(2018.03.05)
- フォレスタの「一月一日」(2017.01.01)
- フォレスタの「追憶」(2015.10.26)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント