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日々雑感(14)

  風来れば風のままなる赤とんぼ  (拙句)

 今年は残暑が事のほか厳しいものとなりました。東京の8月の平均気温は沖縄よりも高かったというように、年々ヒートアイランド化が顕著となってきています。こうなると東京をはじめとした首都圏は、もう立派な亜熱帯気候と言うべきなのかもしれません。
 五木寛之など、暑過ぎる残暑をこぼしている年配の著名人のエッセイをちらほら見かけました。夏本番の酷暑よりも、立秋過ぎの残暑の方がご老体にはこたえるいうのです。

 幸い「年齢という概念を放棄」することにしている私は、そんな暑さを大過なく乗り切ることができそうですが、皆様はいかがお過ごしだったでしょうか。 

 9月も中旬にさしかかり、さしもの暑さも和らぎ、だいぶ秋めいてきました。それが証拠に、近所の何十坪(古い表現ながら、「何百平米」換算もおかしなものなので)かの空き地の上を、今年初の赤とんぼの群れがすいすい飛んでいました。
 時刻は夕方4時前頃。本日(10日)は空の低い四辺に雲が少しある程度の快晴で、早や日は西に傾き強い返照を投げかけている頃合い。思わぬ発見に子供の頃の思い出が懐かしく、少しの間その飛ぶさまを眺めていました。

 小さな小さな赤とんぼです。西日を浴びて羽(はね)を光らせながら、一面の草むらの上を2、30匹くらい前後になったり上下になったりと、思い思いに気持ち良さ気に飛び交っているのです。これだけ多くの数は最近では珍しいくらいです。
 赤とんぼは、本格的な秋の到来を告げる風物詩の一つと言えます。

  秋蝶のふわりゆらりと孤遊かな  (拙句)

 それとともに、その空き地の東側の何本かの潅木の辺りで、いつ来たのか、これも小さな一羽の白い蝶がひらひら飛んでいるのが認められました。赤とんぼ同様、人間にはまるで推し量れない定めなき軌跡です。
 空き地の向こうの立派なお屋敷の一階の少し窓を開けた辺りに風鈴があり、折りからの少し強い夕風にリーン、リーンと「秋の風鈴鳴りにけり」の風情を送って寄越しました。
 もう少し夕闇迫れば、あちこちの草むらから涼し気な虫の音(ね)も聴かれることでしょう。

 話は急変してー。
 本日の当ブログ、予期せず「秋のお祭」状態となりました。最近の『美しすぎる地震学者』がバカ受けとなったのです。
 急増は午前11時台で、当ブログとしてはめったにない「(1時間)純訪問者数 500人」。続く12時台は540人と、この2時間だけで軽く1000人超となりました。(結局この日は、「純訪問者数 3,256人」「アクセス総数 4,440件」)

 『美しすぎる地震学者』とは、東大地震研所員&東大助教授の大木聖子さん(33)です。「時の人」でもあり、ある程度のヒットは予想していましたが「まさかこれほどとは !」、想定外です。
 今の時代当然の事ながら、やはり大木さんをテレビ番組の『情熱大陸』(ТBS系-日曜夜11時)で取り上げた事が一番大きかったのでしょう。良きにつけ悪しきにつけ、テレビの影響力は絶大ですから。
 それと、ネットの2ちゃんねるですぐさま大木さんの件を取り上げ、「かわいい」「美人すぎる」「結婚して欲しい」などと“お祭”状態になった効果もあったことでしょう。

 私も同記事を公開した手前、2日の日の該当2ちゃんねると思しきものを当たってみました。(1テーマの)1スレは1000コメントまでです。なるほど始めから終わりまでざっと流し読みしてみましたが、確かに例に引いたようなホメ言葉も多くありました。
 しかしそこは2ちゃんの持つ品性と言うもの、お下劣な書き込みも相当目立ちます。例によって末尾に当該2ちゃんアドレスを表記しようかとも考えましたが、止めておきます。どうしても読みたい方は、自己責任で検索してみてください。

 末尾になりましたがー。今回ブログ背景替えました。秋の本格的到来を記したのに、いつまでも「若葉」もないものです。新しい背景(とは言っても、これを使うのは3年目になりますが)は「十五夜」です。
 今は深夜に東から上る下弦の半月です。それが少しずつ細って三日月となり、遂には新月に。しかしそこから反転し、今度は夕方西の空に眉月が見え始め西の上弦の半月に。なおなお膨らんで遂には真ん丸い「十五夜」となります。
 ちなみに今年の十五夜は、今月30日です。

 (大場光太郎・記)

関連記事
『美しすぎる地震学者』
http://be-here-now.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-ee4a.html

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