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フォレスタの「七里ヶ浜の哀歌」(パートⅡ)

 -これぞ「祈りの歌唱」の極み、深い浄化と癒しが得られる名コーラスである-

    (「フォレスタ  七里ヶ浜の哀歌」YouTube動画旧バージョン)
     http://www.youtube.com/watch?v=tO76LnwCBDg


 つい先日『フォレスタの「七里ヶ浜の哀歌」』記事を公開し終えてから、この歌の関連フォレスタ動画を発見しました。
 前回取り上げたのは新バージョンで、何とこの歌には旧バージョンがあったのです。この旧バージョンをつい最近(3月16日)「hskjik」さんがYouTubeにアップしてくれました。

 この動画を見つけた私は、取るものも取りあえず聴いてみました。いやあ、素晴らしい !  この一言です。だいぶ前のТVCMのもじりではないけれど、「あっちもいいけど、こっちもねぇ」。
 なおhskjikさんによるYouTube投稿はこの動画一本だけです。いかにこのフォレスタ曲への思い入れが深いか分かろうというものです。

 そう言えば(と、今になってゴニョゴニョ言い出すようですが)、この旧バージョン、昨年の今頃削除された以前のフォレスタ動画にあったような、なかったような・・・。
 ともあれ。『フォレスタ 七里ヶ浜の哀歌』という旧バージョンをフォレスタファンに知っていただきたく、今回異例ですが、同じ歌を二度にわたって取り上げることとした次第です。

                       *
 このバージョンは、中安千晶さん、小笠原優子さん、榛葉樹人さん、川村章仁さんという女声2人男声2人、計4人のフォレスタ混声です。

 新バージョンと同じく1番独唱は中安千晶さん。「新」独唱が良かったのはもちろんですが、こちらの中安さんの歌唱は“特筆もの”だと思います。
 おそらくこのコーラスは、女声フォレスタ結成(2006年)からそんなに年が経たない頃の収録だと思われます。少女のようにどこかあどけない中安さんの、初々しくひたむきに歌う姿には好感が持てます。
 もちろん歌う姿だけではなく、その歌唱には本当に心揺さぶられるのです。

 2番独唱は小笠原優子さんです。小笠原さんは今現在、花子ちゃん子育て中で活動休止中にも関わらず、中安さんと女声フォレスタで1、2を争う人気ぶりです。このお2人によるソロの競演というのも嬉しい限りです。

 初めて聴いた時、中安さんのソロで涙腺が緩んだこともあってか、小笠原さんの歌声を聴いた途端たまらず涙がドッと溢れてしまいました。
 2番の歌詞の情景を十分把握された上での、小笠原さんの持ち味であるやわらかで表現力豊かな歌声、たまりません。

 余計なことながらー。この歌の小笠原さん、お若いですね ! 「ザ・美魔女」に対して失礼ながら、「可愛い優子さん」という意外な一面を見せてくれています。

 3番前半の榛葉樹人さん(テノール)、川村章仁さん(バリトン)という高低2人の前半の重厚な歌唱、後半は小笠原さん、中安さんの女声2人による哀切な歌唱。まさに圧巻です。特に榛葉さん、身長ジャスト160cmの私とさほど変わらない(余り関係ないか?)小柄なのに、声量豊かでとにかく歌がうまいです !
 終いの「帰れ早く 母の胸に」の繰り返し。2度目は思い切ったアレンジだと思いますが、最後は4人の息がピタッと合った終わり方で感動しました。

 この歌のコーラスの良さは、女声お2人のソロのうまさ、それを支える他の3人の絶妙なハーモニーなどにありそうです。各パートごとに巧みにアレンジされた音大出身ならではの高度なコーラス法で、男女混声コーラスの魅力が遺憾なく発揮された芸術的コーラスと言えそうです。

 このコーラスを、数多(あまた)あるフォレスタ曲の中の「マイベストテン」に加えたいと思います。

 (大場光太郎・記)

関連記事
『フォレスタの「七里ヶ浜の哀歌」』
http://be-here-now.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-faad.html 

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