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モーツァルト、魔笛、フリーメイソン

-裏側から見るモーツァルトの死そして最近のホイットニー・ヒューストンの死まで-

 先日の『フォレスタの「港が見える丘」』の中で、少しばかり「フリーメイソン」について述べました。これは、横浜の「港が見える丘公園」は幕末の同港開港期に、この地に日本初のフリーメイソンロッジが置かれたことからの余談としてなのでした。

 その作成過程で、音楽記事としての連想から『あれっ、確かモーツァルトはフリーメイソンに暗殺されたんじゃなかったっけ?』と思ったのです。そして、どんな事からも記事のネタを得なければならない苦しい立場の私は(笑)、『おっ、これは格好の記事になるぞ』と思いました。
 その時閃いた「思考を現実化」させたものがこの一文と言うわけです(おいおい、オーバーなんだよ・苦笑)。

 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756年1月27日~1791年12月5日)は、確かにフリーメイソン員でした。1784年12月14日、ウィーンの小ロッジで入会したのです。
 と言っても、これはモーツァルトに限ったことではなく、新思潮としてのフリーメイソンの神秘思想、象徴体系は、同時代のゲーテなど当時の他の天才をも魅了し入会しています。
 例えばゲーテ畢生(ひっせい)の大作『ファウスト』には、フリーメイソンやアルケミー(錬金術)などのシンボリズムが散りばめられているといわれています。

 入会したとは言っても、モーツァルト自身は特別熱心な会員ではなかったようです。むしろ彼が後に入会を勧めたハイドンや父レオポルドの方が熱心だったといいます。
 モーツァルトはフリーメイソンのための音楽を何曲も作っています。代表的なのは、『フリーメイソンのための葬送曲』『魔笛』です。

 今回はこのうちの『魔笛』(まてき)を取り上げてみたいと思います。
 『魔笛』は死の年の1791年に作られた、モーツァルト最後のオペラ曲です。現在もモーツァルトのオペラの中で筆頭の人気を誇っています。
 台本は興業主・俳優・歌手のエマヌエル・シカネーダーが、自分の一座のために書きました。シカネーダーもフリーメイソン員で、困窮していた同じ会員のモーツァルトを支援する意味合いもあって作曲を依頼したようです。

 『魔笛』の音楽的内容やオペラとしてのストーリーなどは各自お調べいただくとして、ここではこの曲とフリーメイソンとの関わりに絞ってみていきたいと思います。

 本作にはフリーメイソンのさまざまなシンボルや教義に基づく歌詞や設定が用いられていることも特徴で、とりわけ各所に「3」を象徴的に使っているのが目立つ。序曲の最初や中間部で鳴り響く和音(同じフレーズが3回演奏される)は、フリーメイソンの儀式で使われるもので、劇中ザラストロの神殿内の場面でも再現されている。2人の作者がメンバーとしてフリーメイソンの精神をオペラ化したとも、当時皇帝から圧迫を受けつつあったフリーメイソンの宣伝であったなど、教団との関わりを重視する指摘があり、今日の演出にも影響を与えている。 (『ウィキペディア-魔笛』より)

 モーツァルトは『魔笛』が完成し上演された1791年の12月5日死去しました。さまざまな観点から尋常ならざる天才音楽家の死なのです。
 35歳と若すぎる死であること。死の数ヶ月前妻のコンスタンツェに「誰かに毒を盛られたようだ」と語ったといわれていること。当時は死後数日してから埋葬するのが慣習だったのに、何者かが検死を恐れたかのように死の直後に埋葬されたこと。ヨーロッパ中に鳴り響いた大作曲家なのに、貧民用の共同墓地に葬られ以後その場所すら不明であること。

 このような不審死から、「フリーメイソン暗殺説」が当時から囁かれたのです。理由は『魔笛』において、フリーメイソンの門外不出の教義を外部に洩らしたため、というものです。しかし今日ではこの説は否定されています。
 『魔笛』の作者はモーツァルトだけではなく、台本を作ったシカネーダーもそうです。一般観客にメイソン教義を伝えるとしたら、モーツァルトの音楽とともにシカネーダーの言葉も重要だったはずです。しかし同罪のシカネーダーは(当時としては)61歳の天寿をまっとうしているのです。

 どう見ても不審死としか思われないモーツァルトの死の真相とは?
 これを探求した優れたサイトがあります。末尾に掲げますので、興味がおありの方はのぞいてみてください。

 仮に『魔笛』に重要なメイソン教義が表わされていたとして、モーツァルトの死にフリーメイソンが関与しなかったのはなぜでしょうか?考えられるのは以下のことです。
 当時は「近代フリーメイソン」が発足して何十年かしか経っていない頃です。メイソンがやがて取って代わろうと虎視眈々狙っているローマカトリックのパワーはまだ強大です。当時からキリスト教会は、フリーメイソンを「サタンの会堂」と厳しく糾弾していました。

 フリーメイソンの世界人類支配の大野望は、初めから子孫に引き継ぐべき「何百年仕事」であることは織り込み済みなのです。モーツァルト暗殺でミソをつけ、「彼らの神にかけて」遠大な計画を頓挫させるわけにはいきません。

 以後220年余が経過した今日、「彼ら」は地球世界をほぼ完全に掌握し終えています。もうフリーメイソンの名を隠すこともありません。
 それのみか、9・11、イラク侵攻、3・11、TPP、(鳥インフルエンザなど)ウィルス兵器によるパンデミックなどなど、やりたい放題です。「NWO完成」まであと一歩、もう「人類最終支配」確定の状況なのです。

 最後に、「音楽つながり」のことを述べます。
 最近のマイケル・ジャクソンやホイットニー・ヒューストンの死は、(フリーメイソンに悪魔の血を注ぎ込んだ)イルミナティの仕業だ、ともっぱらの噂です。
 マイケルの場合は、彼の歌やステージ活動でイルミナティの危険性を訴えていたため。ホイットニーの場合は、「トカゲの女王」エリザベス二世の女王即位何十周年かの記念式典の生贄として「カバラ」の象徴数に囲まれて・・・。

 (大場光太郎・記)

参考サイト
『モーツァルト殺害の真犯人は誰か?』
http://www1.tcat.ne.jp/eden/MM/MozDth2.htm
 

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コメント

担当様

はじめまして中込永次と申します
今回「天と地の王冠・ピラミッドの噴水」を出版しました、私なりに、フリーメイソンと関連があると思われます、是非一度、読んで頂きたいです。
ブログもありますので。是非、感想をお待ちしています。

投稿: 中込永次 | 2013年5月11日 (土) 23時59分

 どうもありがとうございます。
 そうですか、フリーメイソン関連のご本を出版されたのですか。興味深い内容のようですが、例の米1ドル紙幣裏面にも描かれている「ピラミッドの一つ目」、これは近年イルミナティ&フリーメイソンのシンボルとして関心を集めていますが、それも取りあげているのでしょうか?
 私この時間はブログ記事更新に大わらわの時間なので・・・。日中にでもゆっくり貴ブログ訪問させていただきます。

投稿: 時遊人 | 2013年5月12日 (日) 01時31分

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