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アベノバブルス株急落など

  佐保姫よ苦戦をばしてをりまする   (拙句)

 私の今週は珍しく多忙な「仕事週間」でブログ更新もままならないほどでした。
 特に22日からはマイブログはおろかパソコンを開くことすらままならず。23日夜になってようやく余裕が出てきたのでいつもどおり深夜から未明にかけての記事更新を行おうとしたのでした。が、前夜が珍しく完徹でその反動がドッと出て眠くてどうにもならず、そのまま朝まで「グースカピーピー、夜中のかいもつ」(これは私の郷里の言葉ですが、今もって意味不明)状態でした。

 『普段は閑古鳥状態が多いのに、にわかに「ドットコム」じゃたまらんぜよ。平均してコンスタントに、が一番だぜよ』 思わず“龍馬言葉”が出たほどでした。
 これは同業者が著わした『行政書士開業成功法』(申し遅れましたが、私も行政書士です)などと銘うったハウツウ本に出ていましたが、「忙しくしている時ほど仕事がやってくる。だから常に“忙しく”しているべし」と言うのです。なるほど「引き寄せの法則」からみてもこれは当たっているところがあります。要は「やる気」「意欲」「モチベーション」の問題。多分私の士業のみならずすべての仕事に当てはまる真理なのでしょう。

 さて夏本番を思わせる暑さとなった23日(金)午後、息せき切って神奈川県庁担当部署に小難しい申請書提出に赴きました。無事提出を済ませた4時半過ぎ、恒例のカフェ・ベローチェ店に入りました。この店は、港の赤レンガ倉庫方向に向かう大通りに面した、と言うより横浜ベイスターズ球場後ろの広大な公園の真向かいにあるコーヒーショップなのです。
 店に入り際そちらの方を眺めやるに、ケヤキやクスノキなどの落葉樹、常緑樹の高木の緑が豊かに繁り、浜の方から吹き渡ってくる涼風とともに、「♪みどりのそよ風 いい日だね」、徹夜で疲れ切った我が体とついさっきまでパンパンにテンパッていた我が頭と心を和ませてくれます。

 神奈川県は「知事としてこれしか実績がなかった」とも噂される松沢前知事の全国に先駆けた禁煙条例により、この店もずっと前から完全分煙、肩身の狭いことに喫煙コーナーは店の奥へと追いやられています。
 そこの適当な席に座りながら、まずは途中のコンビニで買ってきた日刊ゲンダイをざっと読むことにしました。その1面見出しに驚いてしまいました。
 「大謀略 陰謀仕掛け人」「株乱高下」「バブル一瞬ではじけた」・・・
 そんなドギツイ見出しがデカデカと躍っているではありませんか。

 そう言えば20日、記事更新もままならない中私のコメントなしで、『アベノミクス終焉の予兆』という同紙記事を苦し紛れに転載したばかりなのでした。
 株価急落は22日の東京株式市場だったようです。現在無テレビ、大新聞不購読、加えてネットニュースや阿修羅掲示板すら目を通せなかった私は、丸一日経過してその事実を知ったのでした。

 俄然興味を覚えた私は同紙1面から3面の関連する記事を一読しました。
 何でも1万6000円をうかがう勢いだった株価が、一転前日比で1143円28銭安の大暴落となったというのです。『これは大変だ』と、株の「かの字」も知らない私でも驚いてしまいました。たった一日で1100円以上の暴落など、あまり記憶にないからです。
 それもそのはずで、今回の暴落はIТバブルが崩壊した2000年4月17日以来13年ぶりの下げ幅で、株式史上10位だったというのです。あの東日本大震災やリーマンショックでもこんなに下がらなかったわけですから、株式市場が右往左往するのも無理からぬところです。

 ひょっとしたら(1%の超富裕層は別として)多くの国民生活を直撃しかねない大問題になりかねません。
 よってこの問題は、橋下徹大阪市長の例の「従軍慰安婦は必要だった」「米軍は風俗を活用すべきだ」というトンデモ発言、飯島勲内閣参与による参院選(衆参同時選挙?)対策見え見えの北朝鮮訪問など一気に霞む大問題なのではないでしょうか。

 とは言いながら場所柄、同ベローチェ店内の周りには多くの企業戦士グループがいましたが、そのことが話題になることもありませんでした。そう言えばこの日の街や電車内のようすも常と変わらぬさまでした。
 みんな賢明にもアベノミクスなるものの正体などとうに見抜き「どうせバブルだから異常な高騰を見せている株価もそのうちはじけるさ」と読み切っていたからなのか、異常な事態が頻発する当今の事象に感覚がすっかり鈍磨してしまっているからなのか、はたまた「戦後何十年もさして不自由ない生活がして来られたんだ。何があっても今後もずっとこうさ」と楽観視しているからなのか・・・。

 株価は翌日は少しずつ反発してまたぞろ上昇気配に転じているようです。だから今回の大暴落は「日本売り」に直結するようなマジヤバイ状況でなかったようで、ほっと一安堵です。
 今回の暴落の原因として、日本市場の7割を牛耳る外国人投資家や米国の動向、FRBの思惑、中国経済の失速などが取りざたされています。

 そんな中、アベノミクスの立役者である黒田日銀総裁と安倍首相の「アベクロコンビ真犯人説」まで囁かれています。
 その心は?今の相場がバブルであることを誰よりもよく分かっているのがアベクロコンビです。ただ参院選直前に弾けられては困るわけです。そこで大勢に影響のないこの時を狙って暴落を仕掛けたというのです。一旦どんと下げておいて、参院選投票日まで再び上昇操作し「ついに1万6000円の大台を突破しました」と持って行ければ万々歳なわけです。
 参院選に大勝利し衆参ともに安定多数を確保出来ればこっちのもの、「後は野となれ山となれ」てなもんですよ。

 ところで冒頭の拙句は今から10年以上前の句です。この句にはちゃんと季語があるのですが、さてそれは何でしょう?意外なことに「佐保姫」なのです。古来佐保姫様は春の女神とされているのです。
 そこでこんな茶目っ気のある句を作ったわけですが、行政書士業を開業して十数年、自営は厳しいもので本当に「苦戦」の連続です。特にリーマンショック後のここ数年はひどいものでした。いつかこの窮地を抜け出した暁には、戦前の河上肇という人の『第二貧乏物語』をもじって「実はこうでした」と『第一貧乏物語』を当ブログシリーズで発表しようか?とも考えています。

 それにはこのアベノバブルスが出来るだけ穏便にソフトランディングしてくれることが条件です。くれぐれも国債、株式、円のトリプル安による日本たたき売りといったハードランディングとならぬよう、ただただ祈るばかりです。

 (大場光太郎・記)

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