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天産自給の原点に還れ(4)

  お土拝(おろが)めよ。お土から何もかも生まれるのぞ。

  大地の神の声誰も知るまいがな、だまって静かにまつりて清めて、育てているのざぞ。

    (日月神示)

まとめとして-私の所感

 今回ご紹介しました泉田瑞顕師の『日月神示 日本大預言Ⅱ 天産自給の原点に還れ』は、既にお分かりのとおり明治期の大本神諭から戦時中・戦後間もなくの日月神示に至る「神のお示し」を土台として論じられたものなのでした。その根本にあるのは「お土は神の肉体そのもの」という考え方です。

 今日の私たちからすると、これはもう「信仰」の領域ですから、今いきなりそう説かれてもおいそれと受け入れられない人もおられることでしょう。しかし私たちが今まで軽んじてきた「お土」はそれくらい重要で尊いものなのだ、ということをお互いここでしっかり再認識したいものです。

 お土(土壌)の重要性は、先ずもって私たちが日々食する五穀・野菜を育み生成してくれることからも分かります。これら無しでは私たちの肉体生命を維持していくことは出来ないのですから。
 「食は人間の土台」であることを考えれば、泉田瑞顕師が力説しておられる「土地為本、天産自給」が人倫に適う道であることが理解されてくるのではないでしょうか。いくら工業社会だ、IТ社会だといっても、私たちは工業製品やハイテク物を食することはできないのです。

 今日この国は、泉田師が説くように国際分業論という悪魔の謀略に引っかかって根本的な天地の理(ことわり)から大きく逸脱しています。国内農政をないがしろにし、農産物・食料品を外国に多く依存しているのです。

 かなり以前から我が国の食糧自給率は40%程度と言われています。これはつまり国内で生産される食糧・農産物だけでは、1億3千万国民のうちの五千万人分しか養えない(それも短期間)ことを意味しています。
 他の先進諸国に比してこれは極端に低い数値であることを認識すべきです。アメリカ、フランス、ドイツ、イタリア、イギリス・・・皆100%に近いか、それを優に上回っているのです。

 「海絶たれて(海上封鎖)苦しまんでくだされよ」(日月神示)
 四方を海に囲まれ他給他足を旨とする現ニッポン、万一こんな状況にでもなったら目も当てられない飢餓地獄が現出するはずです。
 輪をかけて、日本人の胃袋を米国ユダ金企業に押さえられるТPPなど論外であること、お分かりになりますでしょうか。安倍首相は「国民の食の安全は守る」などと言っているようですが、小泉亜流の対米隷属売国首相には100%守れません。

 これは今日の私たちのベースになっている欧米流の「学や知」では分からないことですが、日本は「陽の国」、アメリカやオーストラリアは「陰の国」で、土地の性質が真反対なのです。
 アメリカでコシヒカリを栽培し確かに本場コシヒカリそっくりだとしても、あちらのは陰のコシヒカリ、そんなものをありがたがって輸入しせっせと摂取していると体がおかしくなってしまいます。

 それにもう一つ。
 我が国の農の研究家が昔から言ってきたことに「身土不二」(しんどふに)という言葉があります。これはごく簡単に言えば、私たちの肉体は、現在住んでいる土地と分かちがたく結びついていて切り離すことができない、ということです。言い換えれば、私たちは住んでいる土地の波動(バイブレーション)と一体化しているということです。
 これは「土地為本、天産自給」の裏付けともなりますが、五穀・野菜も身近な所で採れたものを食するのが(地産地消が)体には一番いいのです。なのに海の向こうの「陰の食物」の米、グレープフルーツ、ポテト、牛肉などをせっせと摂取していると・・・(繰り返しになるので以下略)。

 ましてや悪魔企業モンサント社の遺伝子組み換え食品など何をか言わんや。論外中の論外、日本人の遺伝子破壊、日本人滅亡を画策する究極の悪魔の謀略です。私たちの子々孫々の生存にまで関わることですから、いくら悪魔の手先の政官業+マスコミが旗を振っても、ТPP参加だけは断固拒否しなければなりません。
 第一歩として、来る参院選では自民党を勝利させないことです。  -  完  -

【追記】
 欧米人にとって「聖書」が必読書であるように、私たちにとって「日月神示」は必読書であるべきです。今回はイデオロギー的にとらえましたが、本来の日月聖典は神霊現三界を見通した自在無碍な英知の理(ことわり)が示されています。是非「一家に一巻」備えていただきたいものです。

 (大場光太郎・記)

参考・引用
『日月神示 日本大預言Ⅱ 天産自給の原点に還れ』(泉田瑞顕著、静雅堂刊)

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『天産自給の原点に還れ(1)』
http://be-here-now.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-010c.html
『天産自給の原点に還れ(2)』
http://be-here-now.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-5b70.html
『天産自給の原点に還れ(3)』
http://be-here-now.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-71b8.html

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