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福島原発と間もなく心中必至

 -指導者群の無能無策で祖国が人の住めない死国にならぬよう切に祈るのみ-

 私たち国民一人ひとりにとって緊急かつ最重要な問題なので、前回に引き続いて福島原発問題を取り上げます。

 事故各号機の冷却のため毎日400トンもの汚染水が発生し、今現在300トンもの汚染水が貯蔵タンクからダダ漏れしている。
 この汚染水問題は、むしろ国際的な関心の方が高いくらいだといいます。日本国内で大きく報道されるようになったのはつい1週間ほどのことですが、海外ではもっと早くから詳細に報道されていたのです。

 例えば、英国BBC放送は先月23日、ロイヤルベビー誕生ニュースの次に、「フクシマ」の汚染水が地下を抜けて海(太平洋)に流出している可能性を東電が初めて認めた問題を詳しく伝えました。
 さあ大変です。地球上の海は一つながり、汚染水は海流に乗って世界中の海水を汚染しかねないのです。BBCに続いて欧米各紙が「早期に収束できるのか?」と懸念を表明したのも無理からぬところです。

 汚染水も含めて福島原発の現状はどうなっているのか?問題が複雑なだけに私たちにはよく把握できていないところがあります。今回のような大問題がないと、原発再稼働一味のマスコミの情報操作・情報隠蔽にコロッと騙され、「あゝ福島原発は平穏に推移しているんだな」と能天気に構えてしまいがちです。

 しかし実はそうではなく、依然深刻な危機的状況にあることを伝えているのが、以下に転載する『日刊ゲンダイ』(8月23日)記事です。1~3面ぶち抜きの特集ですが、スペースの関係上そのうち福島原発の現状を伝えている1、2面の前半部のみの転載とします。(「東電は倒産している」以下の後半部は、末尾URLにあり)

【追記】
 今回「福島原発事故・原発問題」カテゴリーを新たに設けることにしました。切実なこの問題、過去記事も順次加えさらに新記事を追加していければと考えます。しかし一番望ましいのは、画期的な収束法によってこのカテゴリーが不要となることです。 (大場光太郎・記)

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東京電力で滅亡するこの国 福島原発と間もなく心中必至
 

なぜこの深刻な問題から逃げているのか安倍政権とグルの大新聞

解決不能で先送りを続けているこれだけの難問が次から次へと発生しているが、国と国民の破滅まで傍観する以外策なしの恐るべき実情現状

 福島原発の汚染水問題に対する安倍政権と東電のドロナワ対応を見ていると、絶望的な気分になってくる。一体いつになったら、原発事故は収束に向かうのか。ハッキリしているのは、東電に任せていたら、この事故は永遠に収束しないということだ。

 ここは国が腹をくくって乗り出すしかないのだが、安倍政権はこの問題から逃げ続けている。そればかりか、海外に原発を売り込もうと躍起になっているのだから度し難い。

 政府や東電の発表を垂れ流す大手メディアも、コトの深刻さを本気で伝えようとしない。おそらく根本的な解決策はないのだ。だから、政府もメディアも、事故の現実から目をそらし、問題を先送りしている。我々は傍観するしか術がないのか。

 福島原発の収束には、この先100年、200年とかかるだろう。東電によって、日本の国土がむしばまれ、経済的にも破滅させられる。この国は、もう福島原発と心中するしかないのだろうか。

◆汚染水処理は永遠にできない

 今回、貯蔵タンクから300トンもの高濃度汚染水が漏出していた事故で突きつけられたのは、原発の汚染水処理は絶望的な状況にあることだ。
 福島原発は今も、1~3号機の核燃料を冷やすために注水をつづけている。
 ただ、原発建屋は地震や津波によって穴が開き、水がどんどん漏れている。1日に約400トンもの汚染水が発生している状況だ。

「東電はあちこちに掘った井戸から汚染水をくみ上げ、敷地内に設置した約1060基の貯蔵タンクにためています。その総量はすでに約33万トンにも達しています」(科学ジャーナリスト)

 核燃料を冷やし続ける限り、汚染水は無限に発生する。その処理に欠かせない貯蔵タンクが事故からたった2年余りで壊れ、いまだに漏出箇所や詳しい原因すら分かっていないのだ。

 貯蔵タンクは、鋼材をボルトでつなぎ合わせて内側に止水材を施しただけの簡単な構造。使われているパッキングの耐用年数は5年しかない。つまり、寿命を迎えるまで残り3年。3年後には大幅な改修が必要になるが、敷地確保など、何ひとつメドが立っていない。
 東電は貯蔵タンクを80万トンに増やす計画だが、いかにも場当たり的だ。

「今後、福島原発の敷地は、放射性物質で汚染された沼のような状態になっていくでしょう。汚染水は増え続け、漏出も続く。もはや、できることをやるという以外に方策はありません」(京大原子炉実験所助教・小出裕章氏)

 永遠に増えつづける汚染水を完全に処理することなど、できっこないのだ。

◆放射能は漏れ続ける

汚染水漏出事故について、原子力規制委員会は、国際原子力事象評価尺度(INES)を「レベル3」(重大な異常事象)に引き上げた。事故から2年余り経った今も、現場では大量の放射能が漏れ続けている。

 今回、漏れた汚染水には、ベータ線を出す放射性ストロンチウム90(法定基準は1リットル当たり30ベクレル)などが1リットル当たり8000万ベクレル含まれていた。規制委は、漏出量から放射性物質の総量は24兆ベクレルと推計。規模が大きすぎて実感がわかないが、その濃度は放出が認められている限度の数百万倍に達する。仮に1時間いれば、がん発生リスクが急上昇する値である。

 恐ろしいのは、こうした「超ホット・スポット」が敷地内のあちこちに出現している可能性があることだ。

「福島原発ではメルトスルーした核燃料がどこにあるかも分からない中で、大量の地下水が流れ、汚染されている。そんな高濃度汚染水が突然、あふれ出し、多くの放射性物質をまき散らせば、敷地内に立ち入ることもできなくなります」(ジャーナリスト・横田一氏)

 今回、汚染水が漏出した貯蔵タンクの近くも、放射線量が高く、作業員も長くいられない。その間に次々と貯蔵タンクが寿命を迎えれば、高濃度の汚染水がダダ漏れになる恐れだってあるのだ。
 最後には、高濃度の汚染水が大量に海に流れ出すだろう。再び日本の国際的信用は地に落ちることになる。

「福島原発は今、人類史上初の困難な状況に直面している。今後、作業員の環境はどんどん過酷になり、被曝のリスクも高くなっていきます」(小出裕章氏=前出)

 日本の空と海と大地は、どこまでも汚されつづけていく。

◆爆発した原発に修復対応策なし

 汚染水問題は底ナシ。加えて、現場作業員の被曝線量は限界に近づき、人手不足も深刻化しつつある。廃炉作業は、進展どころか悪化する一方だ。

 19日付の毎日新聞に衝撃的な記事が載っていた。「解体先進国」の英国でも、原発の廃炉作業には90年を要するというのだ。福島より小規模で、正常に停止した原発でも、それだけの歳月がかかってしまう。爆発を起こしてグチャグチャの福島原発の場合、途方もない時間がかかるのは間違いない。

「汚染水問題を見れば分かるように、『冷やす、止める、封じ込める』という当初のスキームは完全に破綻しています。このままでは、40年で廃炉どころか、何十年と汚染水を海へ垂れ流し続けることになる。メルトダウンした1~3号機は、線量が高いため作業員が近づけず、いまだに原子炉内の様子は分からない。計器類も壊れていて、現状把握すらできないのです。チェルノブイリ原発は、たった1基の事故で、廃炉までに100年以上かかるとみられています。福島原発は破損箇所の特定もできず、メルトスルーした燃料を取り出す策もない。事故処理は今後、何世紀にもわたって、将来世代に負担を課すことになります」(横田一氏=前出)

 溶け出した燃料は、扱いを間違えれば再臨界の恐れもあるが、取り扱う技術はどこにもない。原発の「安全神話」を妄信してきたツケだ。もはや人間の手には負えない事態になってしまった。事故の深刻さの前に、呆然と立ち尽くすしかない。  (以下省略)(転載終り)

引用記事全文
阿修羅掲示板『東京電力で滅亡するこの国 福島原発と心中必至(日刊ゲンダイ)』
http://www.asyura2.com/13/genpatu33/msg/197.html
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『「福島」を早く収束させなければ東日本に人は住めなくなる』
http://be-here-now.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-dbcf.html

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