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室井佑月「消費税増税、『しょうがない』で済ませていいの?」

 -とてもじゃないが、「しょうがない」で済まされるわけがないでしょう-

 今回は、作家の室井佑月さんの『週刊朝日』連載コラムの 10月11日号の一文を以下に転載します。(阿修羅掲示板に投稿されたものの再転載)

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室井佑月「消費税増税、『しょうがない』で済ませていいの?」〈週刊朝日〉
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 10 月 02 日
http://www.asyura2.com/13/senkyo154/msg/498.html

 来年の4月から消費税は8%に上がるようだ。

 共同通信社が9月14日と15日に実施した全国電話世論調査によると、消費税増税に反対が50.0%、賛成が46.8%だったとか。

 マジかよ。あたしは賛成する人が半分近くまでいることにびっくりだ。消費税が上がれば、味噌から醤油、トイレットペーパーまで、およそすべての生活用品の値段が高くなる。ほとんどの人の生活は苦しくなるよね。

 そういや、テレビを観ていたら街頭で消費税増税について訊ねられ、「しょうがない」と答えていた人がいたな。ほんとうにしょうがないの?

 たぶんそういう人たちは、国の財政危機、増えつづける社会保障費なんてことを気にしているんだろう。さんざんメディアはそういう不安を煽っているしな。あたしだって、それは気になる。

 しかし、この国のみんなで一丸となって頑張りましょう、ってことじゃないんだよね。

 消費税が上がれば儲かるごく一部の人もいる。輸出企業は、「輸出戻し税」といって仕入れ時に支払った分の消費税がまるまる戻ってくるそうだ。そして、政府は法人税は下げようとしている。

 テレビに出てる専門家は、「企業の利益が上がれば、そこで働く人の給料も上がる。給料が上がった人は金を使い、この国の景気が良くなる」といっていた。

 ほんとにそんなこと信じられる?

 2002年2月から5年以上もつづいたいざなぎ超え景気といわれる期間。普通のお勤め人の給料は減って、税金や社会保険料も上がった。儲けたのは大企業だけだった。

 この国のため、みんなで頑張ろうというのならわかる。けど、頑張る人や苦しむ人はいつも決められているような気がする。人数は圧倒的に多いはずなのに、力がないからATMみたいに粗末に扱われる。そのことに対し、しょうがないとはとても思えなくなってきた。

 そうそう、東京新聞の「こちら特報部」に、「派遣 全業種で開放!?」という記事が載っていた。厚生労働省の研究会が、あらゆる業務で無期限の派遣労働を認める方向で議論を進めている、という記事だ。

 記事の中で労働組合「派遣ユニオン」の関根書記長はこういっていた。

「報告書は『保護』こそ掲げているが、実際は派遣を増やすのが狙い。企業側に好都合な施策でしかない」

「派遣労働者が増え、派遣切りはさらに横行する。労働者の立場はいっそう不安定になる。その先に待つのは、働いても働いても生活が苦しい貧困社会だ」

 我々がしょうがないと諦めてしまった、その先に待つものはなんだろう。死なないからただ生きている、そういう生活のような気がする。しかもそれは、子の代まで延々とつづきそう。それでほんとにいいのだろうか。 (転載終り)


【私のコメント】
 室井佑月さんの歯切れよい反権力的言説が阿修羅読者に受けてか、昨年から阿修羅掲示板にこの人の『週刊朝日』連載コラム文が投稿され始め、投稿されると決って「拍手ランキング」のベストテンにランクインされます。中でもこの一文は6日未明現在、同ランキングの1位になっています。

 当然ながら私もかつてテレビを見ていた時代がありました。TBSだったかの昼のワイドショー番組に室井さんがゲストコメンテーターとして出演していて、『この人よくこんなこと平気で言えるなぁ』と思うような、物事の本質をズパッと衝いた歯に衣着せぬ物言いに感心しながら見ていました。
 室井さんいわく、「本業の作家としての収入より、テレビ出演の方が実入りがいいからいつの間にかそっちの方にシフトしちゃった」と。青森県出身というこの人、話がとにかくアケスケです。

 さて、何でしたかねぇ。あっ、そうそう。肝心な消費税増税のことでした(笑)。

 そうです、まさに室井佑月さんのおっしゃるとおり。安倍政権、財務省、大メディアの三倍増のプロパガンダに騙されて、「消費税増税、しょうがない」はありませんよ。
 シロアリ公務員の大改革、二世、三世ゾロゾロの衆参両議員定数の大削減、既に20兆円超にもふくれ上って世界第4位の防衛費の大削減・・・。これらのムリ・ムダ・ムラの改革を断行すれば、消費税を撤廃しても十分なお釣りが来ます。

 >我々がしょうがないと諦めてしまった、その先に待つものはなんだろう。死なないからただ生きている、そういう生活のような気がする。

 この結論は、室井さんにしては少し遠慮した表現だと思います。
 イヤな事を言うようですがー。羊のようにおとなしい私たち国民を待ち受けているのは、「生きる力のない者から次々に死んでいけ」、そんなオゾマシイ近未来だと思います。

 TPP、消費税増税、秘密保全法・・・。すべては、サタン勢力によるNWO(新世界秩序)と深いところでリンクしているのです。これは以前にも述べたことですが、「彼ら」はNWO完成時、現時点の人類70億人などまったく想定していません。

 それでもなおかつ「しょうがない」と諦めますか?ということなのです。
 (大場光太郎・記)

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『消費税増税は本当に必要なのか?』
http://be-here-now.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-d45c.html

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コメント

少子高齢化、千兆円以上の国の借金。日本国民である限り解決しなければ前進しない。消費税は一番公平であり、確実に数字が作れる。日本は消費税の導入が遅かった。現実には20%が理想。医療、年金の予算は兆円単位で増え続けている。バブルを知らない私達の苦労も尋常でない。増税しなければ、老若共倒れになるのを国民は理解しない。

投稿: 通行人 | 2013年10月11日 (金) 21時35分

 ははあ、貴殿は積極的消費税増税論者というわけだね。オタクのようなヨイショ国民がわんさかいるから、「アベノダマシ」政権はホント大助かりだよね。
 >消費税は一番公平
 どこが?一律8%、10%という数字だけ見るからそう錯覚するのであって、消費税くらい逆進性の強い不公平制税はないんだよ。つまり低所得者層や中少企業をモロに直撃するの。お分かりかな~。
 この直前の記事でも述べたが、今消費税増税なんかやっちゃいけないの。それより先にやる改革がいっぱいあるの。よく読んでね。
 それに消費税20%というのは、北欧のように社会福祉型国家の場合。米国型の日本には当てはまらないんだよ。
 「生兵法は怪我の元」。もっとしっかり勉強してね。

投稿: 時遊人 | 2013年10月12日 (土) 00時47分

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