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成り上り者の猪瀬都知事、墮ちるのも早かった?

-みのもんた、徳洲会、猪瀬都知事。みな原発再稼動、TPPなどに反対であり、またぞろ官報複合体の思惑がありそうだ。ではあっても猪瀬の場合はレッキとした犯罪だ-

 東京オリンピック開催決定以降、とみに気色悪さが増していた猪瀬直樹東京都知事でしたが、徳洲会から5000万円をせびり取っていた件が発覚し、今や絶体絶命、都知事辞任は最早時間の問題、本人の逮捕さえあり得る情勢です。

 信州大学の全共闘委員長崩れで東京に出て来た猪瀬直樹は、異常なほど上昇志向の強い男だったようです。20余年前、田原総一朗司会の名物深夜番組『朝まで生テレビ』(テレビ朝日)で名を売り、同じ頃出世作『ミカドの肖像』が評判となりました。その当時からマスコミへ過剰なほど露骨な売り込みをしていたといいます。

 その甲斐あって、当時は一部ジャーナリズムから「現代の碩学(せきがく)」などともてはやされました。猪瀬程度が碩学とは、現代の碩学は品も質も落ちたものです。がしかし、世間様が切角そう持ち上げてくれるのだから、その座に安住し続ければよかったものを。

 それに満足せず政治の世界に色気を見せ、ついに何千万都民に対して強大な権力を振るえる東京都知事にまで昇りつめたわけです。それも「いくら何でも猪瀬ごときが433万票なんてありえねぇだろ」と疑惑の目を向けられる、同日の衆院選とセットでの不正臭プンプンの史上最高得票数でです。それに加えて今回の裏金発覚ですから。
 自業自得とは言え、猪瀬直樹は信用丸潰れ、故郷の長野にも帰れないのではないのでしょうか。 (大場光太郎・記)


猪瀬知事がどう弁解してもこれは脱法行為だ こんな男が都知事でいいのか  (11月25日『日刊ゲンダイ』) 

「人は見た目が9割」――とはよく言ったものだ。その立ち居振る舞い、言動から、どうにも鼻持ちならない下品なヤツだと思われていた猪瀬直樹知事(67)は、やっぱり、その通り汚れた男だった。

 医療法人「徳洲会」から5000万円ものカネを受け取っていた金銭スキャンダルは、もはや釈明の余地なしだ。

 猪瀬知事は、5000万円を「先方から申し出があったので、断るのも失礼だから、とりあえず預かった」などと釈明しているが、実際には猪瀬サイドが「1億円を用立てて欲しい」と、積極的に働きかけていた疑いが浮上している。
「徳洲会」創設者の徳田虎雄(75)と、次男の徳田毅衆院議員(42)は、「1億円」について電話でやりとりしていたという。

毅「都知事選の応援について、猪瀬氏は1億円を先に欲しい、残ったら返すということです」
虎雄「とりあえず5000万円だ。先方に取りに来させろ」
毅「議員会館でやりましょうか」
虎雄「足がつかないようにしろ」

 猪瀬知事 毅の声はスピーカーを通じて、虎雄がいた執務室に響き渡り、同席していた虎雄の秘書、看護師、面会に訪れていた銀行関係者も聞いていたという。猪瀬本人が「1億円」を要求したのかどうかは不明だ。しかし、要求した可能性は捨てきれない。電話のやりとりは昨年の11月19日に行われ、電話の内容通り、猪瀬知事は翌20日、毅議員から5000万円を議員会館で受け取っているからだ。

 疑惑の5000万円について、猪瀬知事は「選挙のためではなく個人的な借り入れだった」と強弁しているが、選挙の直前に受け取っているのだから、誰が考えたって、都知事選のための「裏ガネ」だったと見るのが自然のことだ。

 猪瀬本人が徳田虎雄に会ったのは、都知事選の告示直前だった昨年11月6日のこと。初対面だった。「都知事選に出ます」と挨拶し、徳田虎雄は「頑張ってください。応援します」と応じている。応援イコール5000万円の資金提供だったのではないか。猪瀬自身も、一度は「資金提供という形で応援してもらうことになった」と認めている。

 いつもポケットに片手を突っ込みながら記者会見し、エラソーに記者を怒鳴りまくる猪瀬知事の正体が、いよいよ明らかになってきた。

◇5000万円を徹底的に隠そうとした理由

 どう釈明しようが「徳洲会」からの5000万円は、脱法行為そのものだ。
そもそも「個人的な借り入れだった」などと弁明しているが、返すつもりなどなかったに違いない。
 昨年11月に受け取り、10カ月間も放置しながら、今年9月、東京地検が「徳洲会」を強制捜査した直後、慌てて返却している。東京地検の捜査がなかったら、そのまま懐に入れていたのは、明らかだろう。

 法大教授の五十嵐仁氏(政治学)がこう言う。

「猪瀬知事は、よほど5000万円を表に出したくなかったのでしょう。もし、選挙資金として使ったのなら、借入金でも『選挙運動費用収支報告書』に記載しなければならないが、どこにも記載がない。政治団体が活動するための借入金だった場合は『政治資金収支報告書』に記入する必要があるが、それもない。知事が主張している個人の借り入れなら『資産公開』に記載しなくてはならないが、その記載もなかった。政治資金規正法の法の精神は、透明性の確保です。なのに、猪瀬知事は徹底的に隠そうとしている。脱法行為なのは明らかです。表に出せないカネだったと疑われても仕方ないでしょう」

「選挙運動費用収支報告書」に虚偽の記載をした場合は“公選法違反”、「政治資金収支報告書」に虚偽記載した場合は“政治資金規正法違反”に問われる。

 怪しいのは、「徳洲会」から5000万円を受け取った同じ時期、不動産連盟など16の政治団体から寄付された約2000万円は「政治資金収支報告書」に記載しているのに、「徳洲会」からの5000万円だけは記載していないことだ。よほど隠したい事情があったに違いないのだ。

「猪瀬さんと徳田虎雄さんは、初対面だった。なのに、なぜ無担保、無利子で5000万円ものカネを渡したのか。 徳洲会は、東京都内に病院と介護施設を1つずつ持っている。許認可権を握っているのは、東京都です。当時、すでに副知事で都知事候補だった猪瀬さんに、なにか頼みごとをしたのかどうか。もし、請託があったのなら、贈収賄に問われる可能性があります」(都政関係者)

 貧乏のドン底から這い上がった猪瀬知事は、カネへの執着が強いという。5000万円の真相は何なのか。都議会と国会は徹底的に追及するべきだ。

◇時々の権力者に取り入り、のし上がってきた成り上がり

 猪瀬のような薄汚い男に、これ以上、都知事をやらせてはいけない。即刻、辞任させないとダメだ。そもそも、総選挙と同時に行われたドサクサの都知事選だったにせよ、どうして都民はこれほど下劣な男を首都の顔に選んでしまったのか。

 見れば分かるように、猪瀬知事はコンプレックスの塊のような男だ。本人のプロフィールによると、信州大の学生時代、全共闘運動の闘士だったそうだ。大学卒業後、夫人と駆け落ち同然で上京し、その後は極貧生活を送っていたという。
 しかし、いつの間にか小泉純一郎や石原慎太郎に取り入り、副知事になってからは、税金を使って夫人同伴で海外を豪遊するなど、典型的な成り上がりである。

「劣等感の裏返しなのか、猪瀬知事の上昇志向は相当なものです。その時々の実力者に食い込んでのし上がってきた。権力者の欲しいものは、ゴマスリです。自分のために体を張り、時には風よけになって働く者を権力者は欲しがる。猪瀬知事は小泉首相の用心棒になり、石原知事のタイコ持ちとなって、都知事まで上りつめた。こういうタイプ゚は、権力に就くと危ない。この時代に、紙袋に入った5000万円の現ナマを議員会館で受け取るなんて、常軌を逸しています。かつて政界が汚職にまみれていた時代を彷彿させますよ」(政治評論家・森田実氏)

 オリンピックは「フェア精神」が売り物のはずだ。なのに「裏ガネ」を受け取っていた男が2020年東京五輪のトップに立つなんて、オリンピックを冒涜しているというものだ。猪瀬知事は、日本人は年末年始をはさむとスキャンダルも忘れてしまうと、居座るつもりらしい。しかし、このままのさばらせていたら、日本は世界中から軽蔑されてしまう。絶対に居座りを許してはダメだ。 (転載終り)

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