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猪瀬都知事事件の裏真相

-亡国官僚群にはこの国が抱える難問を解決する力などない。「公務員改革こそ一丁目一番地」。なのに検察という狂暴な番犬がいるから誰も手が出せないのだ-

 以下に、猪瀬x徳洲会事件の裏真相に迫った天木直人氏記事(阿修羅掲示板に投稿されたもの)を転載します。天木直人氏は(だいぶ以前の記事で触れたことがありましたが)、2003年のイラク戦争当時の駐レバノン大使だった人で、犯罪国家米国隷属の小泉政権のイラク政策に抗議し同大使を罷免され、自ら外務省を去った硬骨の外交官でした。

 天木氏自身が元官僚だっただけに、官僚の謀略の手□が手に取るように分かるわけです。猪瀬x徳洲会事件を裏で繰っているのは、官僚組織の中の頂点である財務省と安倍官邸と自民党であると。(もっとも取材によってそう結論づけているのは『週刊ブレーボーイ』で、天木氏はそれに賛同しているのですが。)

 「脱官僚」をスローガンにした民主党時代の小沢一郎に対して、官僚機構という「巨大な既得権益集合体」を守るべく、検察、検察審査会、最高裁事務総局、日弁連という司法全体が「小沢潰し」に牙をむきました。一連の小沢事件、事件裁判という世紀の大謀略です。
 規模は違っても、今回の猪瀬x徳洲会事件も多分にその可能性がありそうです。

 猪瀬都知事事件では5000万円の受け渡しの事実は間違いなくあったわけで、限りなくクロとの感じを持ちます。ただ徳洲会がらみでは怪しい自民党議員が他に何人もいるはずで、そこに捜査が及ばないとすればいよいよ謀略とみてよいのでしょう。
 「検察は正義」などと今でも信じている人がいたら、これを機会に認識を改めてください。 (大場光太郎・記)

週刊ブレーボーイが書いた猪瀬知事事件の舞台裏
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 12 月 11 日
http://www.asyura2.com/13/senkyo157/msg/675.html

http://blog.goo.ne.jp/ichimurasan2006/e/736db59daa2c8496c2d84b96139fff96
★「天木直人氏の視点ー(2013/12/10」★ :本音言いまっせー

 発売中の週刊プレーボーイ最新号(12月23日号)は「霞が関のニッポン支配が完了!!」と題する渾身の特集記事を組んでいる。

 それは特定秘密保護法案や原発再稼動の裏で動く官僚たちの役割を見事に暴いている秀逸な特集記事だ。

 その中でも「猪瀬x徳洲会をハメたのは巨大な既得権益集合体だった!!」という記事は私が言いたいことを見事に書いている。

 官僚たちに取材して書いたと見られるその内容はこれまでのメディアで誰も書かなかったことだ。

 その記事のポイントは以下のとおりである。

 徳洲会が公職選挙法違反まがいの資金ばら撒きを長年にわたって日常化していたことは誰でも知っている。

 公職選挙法違反を選挙から9ヶ月以上もたって手をつけるのは異常だ。

 選挙違反は地元警察が動くのが通例なのにいきなり検察が動く事も異例だ。

 検察もただの官僚だ。小物といえども徳田毅は自民党議員だ。この捜査は首相官邸と自民党が認めたから着手できたのだ。

 なぜ徳洲会が狙い撃ちされたのか。

 徳洲会は医療改革を訴え、日本医師会や厚生労働省とことごとくぶつかってきた。

 潰す機会は今ということだ。

 しかし医師会や厚生労働省の利害だけでは検察は動かない。

 そこに登場してきたのが猪瀬知事だ。

 猪瀬知事は、自民党の税制調査会が推進する法人住民税の一部を国税化して地方交付税に充当する案に反対した。

 これは自民党はおろか国税を所管する財務省、地方交付税を所管する総務省を敵に回してしまった。

 財務省は官僚組織の中の頂点である。その財務省を怒らせたのだ。

 そして安倍首相だ。

 安倍首相はオリンピック招致成功でインフラ整備やカジノ解禁などを追い風にして景気浮揚を図り長期政権を目指している。

 オリンピックを自分だけの手柄みたいに振る舞う猪瀬知事が邪魔なのだ。

 そして最後は東京進出を悲願とする徳洲会と猪瀬知事の医療法人設立の許認可権の問題がある。

 日本医師会と厚生労働省は徳洲会の東京進出を阻止すべく徳洲会と猪瀬知事のカネの動きを徹底的に調べ、それを検察に情報提供した。

 しかし徳洲会はほかの大物政治家たちにも金をばら撒いているので捜査を進めれば必然的に自民党に飛び火する。

 当時は衆院選で自民党が勝ったばかりで参院選の勝利も確実視されていたから検察は動けなかった。

 ところが猪瀬知事が税制にいちゃもんをつけて財務省の逆鱗に触れたため風向きが変わった。

 オリンピックに悪影響が出るのでそれまでは自民党から待ったがかかったが、オリンピック招致が成功し、
おまけに猪瀬知事の言動が目立つようになったから、これで官邸がゴーサインを出したというわけだ。

 新聞やテレビは安倍政権に従属しているからこのような事は一切書かない。

 我々は常に真実の目を持ち、体制側の情報操作に騙されないようにしなければいけない。

 以上が週刊プレーボーイの記事のポイントだ。

 世の中はこのシナリオどおりに動いている。

 猪瀬問題の報道がこれでもかこれでもかと毎日繰り返されている。

 他にもっと重要なニュースがあるのにである。

 東京都議会の自民党議員が猪瀬知事を叩き、猪瀬嫌いの左翼政党や市民団体が叩く。

 世論は何も分からずに付和雷同する。

 よほど猪瀬は悪い奴だということになる。

 自民党と官僚の思惑通りだ。

 この国の自民党と官僚による支配は国民が考えているよりはるかに強大で巧妙であるということだ。

 それを打ち砕く事が、国民の戦いの本丸であるのに国民はそれに気づかない。

 私がいまの日本はほとんど絶望的だと考える理由がここにある。 (転載終り)

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