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「9条にノーベル平和賞を」推薦人の勝村教授コメント紹介

-この機会に日本国憲法全文、なかんずく前文と第9条をじっくりお読みください。この国の存亡がかかっています。ロクに読みもしないで、世の右傾化風潮に流されて安直に改憲を口走ってはなりません-

 『「9条にノーベル平和賞を」キャンペーンにご賛同を!』記事に、同キャンペーン推薦人の一人である勝村弘也教授よりコメントをいただきました。以下にその内容を転載させていただきます。                         
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 このところ新聞に登場している者です。この運動のよいところは、ご指摘のように特定の政治団体、政党などの手柄にならないことです。当然のこととして「日本国民が受賞に値するのか」などといろいろな批判がありますが、まずは9条の存在を世界に対して発信する必要があり、つぎに日本国民が戦後の歩みをまじめに振り返る機会になることを期待しています。朝鮮戦争に加担したり、アメリカの戦争政策に常に追従してきたことも事実です。それでも70年近くも平和憲法を保持してきた功績はあります。きわめて民主的といわれたワイマール憲法は短命でした。「非現実的」と言われながらも約70年の保持は、重みがある。なお、私は頭から自衛隊を認めないような理想主義者ではありません。19年前の震災では自衛官のみなさまにたいへんお世話になりました。犬より(転載終り)                                                  

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 冒頭の「このところ新聞に登場している者です」というのは、『「9条にノーベル平和賞を」キャンペーンにご賛同を!』記事で引用した、東京新聞の以下のくだりなどがそれに当ります。

「実現性はある」と大学教授らに協力を呼びかけると、推薦人が集まり始めた。その一人、勝村弘也・神戸松蔭女子学院大学教授(聖書学)は「戦争に直接関わらない国は世界で珍しい。それを改憲で崩そうとする動きに、若い人の関心が希薄すぎると感じる。こうした活動は日本社会がよって立つ土台を見直す機会になる」と評価する。(転載終り)

 また最近の1月25日付けの神戸新聞でも、「9条にノーベル平和賞を」キャンペーン&勝村弘也教授が、以下のように紹介されました。

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日本国民にノーベル平和賞を 署名サイト、支持広がる 
神戸新聞NEXT社会面(2014/1/25 11:00) 
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201401/0006661077.shtml

 憲法9条を保持する日本国民にノーベル平和賞を‐。戦争放棄をうたった条文を戦後70年近く守り続けている意義を世界的に広めようとするインターネット上の署名活動が注目を集めている。神戸の学識者らが推薦人に名を連ね、昨秋に開設したサイトには、すでに1万3千人を超える支持が集まっている。(小川 晶)

 神奈川県座間市の主婦鷹巣直美さん(37)が発案。学生時代に留学したオーストラリアで、内戦などで祖国を追われた人たちに出会い、平和な日本と、それを支える憲法9条の重みを実感したという。

 「自衛であれ、介入であれ、行使していい武力なんてない。『徹底して戦争をしない』という9条の趣旨を大切にしないと」

 改憲の議論が活発化した昨年5月、個人サイトで署名を集めてノルウェー・ノーベル委員会に「9条」のノミネートを依頼。委員会から「授賞は、個人や団体に限られる」「推薦には、国会議員や神学の教授、平和賞受賞者などの資格が必要」などと指摘を受け、対象を「9条を保持する日本国民」に切り替えた。

 活動は市民団体などを通じて全国に広がり、実行委が発足。懸案だった推薦人も昨年末までに一個人、一グループが集まった。その一人、神戸松蔭女子学院大の勝村弘也教授=聖書学=は「改憲の議論を日本国内の問題としてとらえるのではなく、70年近く戦争をしていない国の憲法という世界的な視点で考えるきっかけになる」と思い、趣旨に賛同したという。

 今年の平和賞推薦締め切りは2月1日で、集まった署名は推薦文に付記される。「二度と戦争をしてはいけないという多くの人の声を届けたい」と話す鷹巣さん。活動は、受賞が実現するまで続けるという。詳細は、実行委の署名サイトhttp://chn.ge/1bNX7Hb(転載終り)

【私のコメント】 
 まず当該記事にコメントいただいた勝村弘也教授に篤く御礼申し上げます。勝村先生のような高名な方からのコメント、大変光栄に存じます。
 ところで、本文はさて置き、末尾の「犬より」とはどんな意味なのでしょう?学内の女子学生たちからの、勝村教授への愛惰こもったニックネームなのでしょうか。それとも「9条」を断じて守り抜く忠実な番犬の意味でしょうか。はたまたご専門の「聖書の暗号」なのでしょうか??

 と言うようなことはさておき。
 上の神戸新聞によりますと、今年の平和賞推薦締め切りは2月1日だそうです。もう間もなくです。ちなみに、1月31日AM1:00現在の署名数は「19,845人」です。最初は無名な個人サイトから始ったことを考慮すれば、短期間で大健闘と言えると思います。
 ただいかんせん、毋数が決定的に足りません。これではノーベル委員会は動かせず、残念ながら今回は見送りでしょう。

 やはりノーベル委員会を動かすには、署名実行委員会が目標としているように、「100万人」はどうしても必要だと思われます。ずい分遠い目標のようですが、東京新聞や神戸新聞などのメディアが取り上げたことにより、「9条にノーベル平和賞を」キャンペーンはじわじわと全国的に知られていき、ある臨界点を超えると爆発的な署名数となり「100万人」に到達するような気がします。

 一番手っ取り早いのは、朝日、読売、毎日などの大新聞、分けてもテレビが取り上げてくれることです。しかし望み薄です。今焦眉の急となっている都知事選における「原発の争点隠し」報道もそうですが、「改憲」も、大マスコミを含めた「政官業」旧勢力の暗黙の合意事項とみられるからです。
 ここは成熟した市民が集う「ネット草の根民主主義」で、地道に行くしかありません。

 とは言っても、悠長に構えている余裕はありません。ご存じのとおり、安倍首相をはじめとした極右政権が、改憲の方向に急速に舵を切り出しているからです。勝村教授も触れておられるワイマール憲法について、昨年次のような発言が物議をかもしました。
「(いつの間にかワイマール憲法を無力化した)ナチスの手法にならって、国民に騒がれないようにこっそり(改憲を)進めていったらどうかね」(痳生副総理)

 また国際的に問題となった安倍首相のダボス会議における次の発言。
「日中関係は、第1次世界大戦前の英独関係と同じ(険悪なムード)だ」

 いったい「戦争放棄」「恒久平和」を謳った平和憲法、なかんずく「9条」を変える必要がどこにあるのでしょうか。もし変えたとするなら、それは「憲法改正」ではなく「憲法改悪」です。もうそうなると戦争へ一直線、日本という国名は地上から消えてなくなり、全国民が生存の危機にさらされます。 (大場光太郎・記)

『憲法9条にノーベル平和賞を』署名サイト
http://chn.ge/1bNX7Hb

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『「9条にノーベル平和賞を」キャンペーンにご賛同を!』
http://be-here-now.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/post-57d8.html

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