« フォレスタの「湯島の白梅」 | トップページ | 無意味な日本核武装論 »

「脱原発」都知事選 「小泉・細川」が仕掛ける“反安倍”戦争

-「黒い猫でもネズミを取る猫は良い猫だ」(中国のことわざ)どうも小泉元首相は好きになれないが今回ばかりは「脱原発」の小泉・細川連合に乗ることにしよう-

 猪瀬前知事の失脚辞任を受けた東京都知事選が大きな関心を集めています。当初は自公の推す舛添要一候補で決まりかと思われました。が、俗に都知事選は後出しジャンケンが有利と言われますが、ここにきて真打ちとなるのかどうか、細川護煕元首相が名乗りを挙げ、俄然盛り上ってきたようです。

 いくらインパクトの強い「脱原発」を掲げての登場とは言え、20年前切角の野党連立政権をたった9ヶ月で投げ出した細川元首相一人だけでは、これだけの盛り上りにはならなかったことでしょう。最近本家の山本太郎も霞むほどの脱原発論者に転向した小泉純一郎元首相が、細川元首相を全面支援することになったことが大きいと思われます。

 既に郵政選挙で実証済みの「ワンイシュー選挙の天才」が全面的にバックアップするとなると、これほど心強い助っ人はないわけです。どうやら小泉元首相は本気モード突入のようです。選挙期間中、小泉元首相は例によって「脱原発、イエスかノーか」を、23区は元より東京都下隈なく訴えて回ることになるわけです。

 ただ今回は、郵政選挙時のような超過熱報道をマスコミに期待するのは無理でしょう。今のマスコミは安倍自民党の応援団化している上、原発利権の上に乗っかっているからです。だからPODAM正力松太郎以来のCIA新聞である読売は、何日か前の社説で、脱原発の細川元首相へのネガティヴキャンペーンを始めています。(なお、PODAM-ポダムはCIAスパイコードネームのことで、これは米国公文書にも記戴されているレッキとした事実です。)

 また郵政選挙時は熱狂支持した都民の意識も、相当変化して冷めていることも考えられます。かくいう私は(都民でないのが残念)、その当時から小泉元首相を支持したこともありませんし、細川元首相の実務能力に信を置いているものでもありません。

 しかし自公の推す舛添要一候補よりはずっとマシでしょう。それに舛添候補の現在の妻(3人目)は、創価学会婦人部幹部だと言うではありませんか。過日の田母神俊雄候補の応援演説で、デヴィ夫人が暴露しました。何でも安倍自民党は悪態ついて自民党を出て行った舛添氏を推す気はまったくなかったそうです。舛添氏擁立を強力にプッシュしたのは公明党だったのです。

 もうこうなると、舛添氏自身は創価学会員ではないとしても「隠れ公明党候補」です。もし舛添候補が当選するようだと、国政に続いてカルト創価学会・公明党が都政も実質支配することになります。

 それでは、『日刊ゲンダイ 』記事を以下に転載します。(大場光太郎・記)

「脱原発」都知事選 「小泉―細川」が仕掛ける“反安倍”戦争
http://gendai.net/articles/view/news/147226
2014年1月15日 日刊ゲンダイ 「脱原発」都知事選

 都知事選で小泉純一郎元首相が細川護煕元首相を全面支援することになったが、これは小泉の安倍自民党に対する“宣戦布告”だ。ケンカを売られ、当初は表に出ないつもりだった官邸もムキになってきた。いよいよ全面戦争である。

 14日のぶらさがり会見。小泉は出馬する細川以上に力が入っていた。細川を支援することについて、「喜んで」「積極的に」という言葉を使い、前のめりな姿勢をわざわざアピールしたのだ。そのうえ、「細川氏が当選すれば、原発問題で国政を揺るがす大きな影響力を与える知事になる」と都知事選を国政マターに引き上げ、「原発ゼロでも日本は発展できるというグループと、原発なくしては日本は発展できないというグループの戦いだ」と、原発推進の安倍首相に敵意をむき出しにした。

 完全に“火”のついた小泉は、選挙戦で街頭にも全面的に立つ。

 対する舛添陣営。除名問題もあり、自民党は都連推薦にとどめ、本部は表に出ないはずだった。が、小泉から宣戦布告され、引っ込んでいられなくなった。舛添も14日の出馬会見で、政策の一番手に「五輪成功」を掲げ、「世界一の東京を目指す」と発言。「世界一」が大好きな安倍カラーに染まり、舛添と自民党が一体化しつつある。

「こうなったら自民党は細川・小泉連合と真正面から戦うことになる。都連の要請を受け、党本部は舛添さんの応援に小泉進次郎さんを投入し『親子対決』にすることや、安倍首相が街頭に立つことも想定し始めました。官邸も小泉さんとの対決に舵を切った。都知事選に勝って、細川さんもろとも小泉さんを葬り去るべしという声まで出ています」(自民党関係者)

■ケンカ売られた官邸も対決に舵

 実際、菅官房長官は14日の会見で「(脱原発は)東京都だけで決める政策課題ではない」「(細川氏は)佐川急便からのお金の問題で辞任した。それを都民がどう受け止めるか」とムキになり、安倍もはるかアフリカの地で、「東京都が直面する諸課題がバランスよく議論されることを期待」と牽制していた。

 政治評論家の野上忠興氏がこう言う。

「小泉さんは中途半端なことはしない。細川さんを支援するならゼロか百。徹底的にやる。自分が前面に出れば、安倍首相も引っ張り出されることになるという計算もある。小泉さんは安倍さんに対して、<脱原発のチャンスだ。首相の権力があれば決断できる>とまで言った。安倍さんがそれをしなかったのだから、<あとは知らない。安倍さんに思い知らせてやる>という腹づもりでしょう」

 細川は「脱原発」以外に「アジアの融和」という政策も準備しているという。東アジアへの接し方を打ち出すもので、中韓と敵対する安倍への強烈な批判だ。

 都知事選は、安倍VS.反安倍の構図になってきた。

|

« フォレスタの「湯島の白梅」 | トップページ | 無意味な日本核武装論 »

時事問題」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« フォレスタの「湯島の白梅」 | トップページ | 無意味な日本核武装論 »