« 2014年4月 | トップページ | 2014年6月 »

2014年5月

「平和の党」公明党の真価が問われている

-今度ばかりは、国民はおろか支持母体の創価学会だって、自民党との安直な妥協を許さないのではないか。公明党が取るべき道は、連立離脱か、安倍自民党に解釈改憲を断念させるか、二つに一つだ-

 公明党は今年が結党満50周年だそうです。しかし同党の半世紀に及ぶ歴史の中で、今ほど同党の存在感が高まったことはないのではないでしょうか?
 集団的自衛権をめぐる与党協議における公明党の選択次第で、「戦争か平和か」、この国の命運が決まってしまう。そんな状況が今生まれているのです。

 このような重大問題については、本来ならば国会の場で野党がガンガン攻め込むべきです。しかし衆参ともに与党が安定多数を占め、集団的自衛権の解釈改憲に明確に反対しているのは、共産・社民・生活の弱少野党だけです。そこで「解釈改憲反対 50%超」の国民世論は勢い、この問題では「政権内野党」としての公明党に期待せざるを得ないわけです。

 それに今回は16日の安倍首相のデタラメ会見直後に、支持母体の創価学会が「正規の憲法改正手続きを経ない解釈改憲に憂慮する」旨の異例の声明を発表しています。これは、公明党幹部にとってかなりのプレッシャーになっているはずです。しかし以下に転載する『週刊ポスト』記事のように、公明党内は一枚岩ではないというのです。

                       *
創価学会婦人部 公明党幹部に「女の尻に隠れて…」と批判
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140529-00000015-pseven-soci
週刊ポスト 2014年6月6日号

 集団的自衛権をめぐって公明党内が揺れている。反対の最強硬派は山口那津男・代表。解釈改憲に前のめりになる安倍晋三首相に何度もNOを突きつけている。それに対して前代表の太田昭宏・国交相は見直しに柔軟とされ、自公協議の責任者である北側一雄・副代表は安倍首相への接近をはかり、4月には茅ヶ崎でゴルフを楽しんで親密さをアピールした。自民党との連立維持を最優先に考える多くの幹部も妥協の道を探りはじめている。

 そんな公明党の自民擦り寄り姿勢に怒ったのが「学会最強」といわれる婦人部だ。公明党関係者が語る。

「公明党の幹部たちは自民党との交渉になると、裏ではみんな“学会婦人部が固くて説得が難しい”と説明していたようです。

 それを知った婦人部からは、公明党の幹部たちに対して、『あの人たちは女の尻に隠れてしかものがいえない。平和の党なんだからちゃんと自分たちの意見をいいなさいよ』という不満が噴出していました」 (引用終り)

  選挙になると、1人で300~500人の票をまとめる猛者ならぬ猛女がぞろぞろいるのが学会婦人部です。また「戦争か平和か」に最も敏感なのも婦人部です。
 公明党は婦人部に足を向けて寝られないはずです。が、3人の中で一番婦人部受けが良いのが山口代表で「解釈改憲反対」。対して7月予定の内閣改造後も大臣を続けたい太田国交相と、次期代表の座をうかがう北側副代表は「解釈改憲容認」です。

 それにしても「女の尻に隠れて…」とは何とも痛烈な物言いですが、政権与党のうま味を手放したくない公明党総体としては、与党協議は「平和の党」としてのアリバイ作リ。自民党との間で落し所を探っていたと見られます。

 しかしここに来て事態は思わぬ方向に展開しそうな雲行きになってきました。それを伝えているのが『毎日新聞』の以下の記事です。

                       *
 <公明党>漆原国対委員長、連立離脱も 集団的自衛権で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140529-00000144-mai-pol
毎日新聞 5月29日(木)23時41分配信

 公明党の漆原良夫国対委員長は29日、安倍晋三首相が目指す集団的自衛権の行使容認を巡り、政府・自民党との対立が深刻化した場合、連立政権からの離脱も排除しないとの考えを示した。政府・自民党内では「公明党は最終的に行使容認を受け入れる」との見方が強いが、連立離脱に言及することで楽観論をけん制したとみられる。東京都内で記者団に語った。

 公明党の山口那津男代表はこれまで記者会見などで「政策の違いだけで連立離脱はしない」とする一方、「あまり乱暴なことをすれば与党の信頼関係を崩す」などと発言していた。漆原氏は、山口氏の発言について「代表は『連立離脱はない』とは言っていない」と強調。また「離脱しないよう努力し、(自公の)溝は乗り越えられるという思いだ」とも述べた。

 漆原氏はこれに先立つBS11の番組で、「我が国は50年以上、憲法9条で海外で集団的自衛権を行使しないと精緻な論理で宣言してきた。その経緯を一切無視し、たった一国会で、たった19名の閣僚が閣議決定するやり方で国柄が変わるのは、国民が納得しない」と慎重論を展開した。【高本耕太】 (引用終り)。

 つまり、想定外の国民世論の「公明党ガンバレー!」の声援に、筋書きの狂った公明党幹部たちは頭を抱えているのです。

 直近の日経新聞世論調査では、政党別支持率で公明党は前月比1ポイント増の4%、時事通信調査でも0.5ポイント増の3.4%となっています。
 またANN調査では、「自民党があくまで解釈改憲を求めた場合、公明党は連立をやめて自民党と対決すべき」という回答が47%(「思わない」が21%)にも上っています。

 これほど世論の期待が高まると、自民党との安直な妥協などおいそれと出来なくなります。その表れが、上の漆原国対委員長の「連立政権からの離脱も排除しない」「国民が納得しない」発言です。

 この漆原発言の直後、菅官房長官が「公明党が連立を離脱することはない」と打ち消しに躍起でしたが、これは安倍官邸が相当焦っていることの裏返しです。
 ANN調査では同時に内閣支持率も出しています。それによると、42%と前月比12ポイントも下げて、(第2次)安倍政権発足以下最低となっています。

 頓珍漢な紙芝居で、例によって国民をチョロマカシタと思いきや。思わぬ「集団的自衛権の解釈改憲アゲンスト」にさしもの安倍御大も、「解釈改憲の結論は今年中に」と、当初目指していた今国会会期内での閣議決定から大幅後退発言をせざるを得なくなっています。今のところは、公明党と国民世論の勝利と言うべきです。

 公明党には今後とも大いに踏ん張っていただきたいものです。だいたいが、物分れに終って大痛手をこうむるのは自民党の方なのです。公明党の選挙協力がなければ、自民党の議席数は150以下に激減するのですから。
 それにはまず、学会婦人部から「女の尻に隠れて…」と痛烈批判された北側副代表らの邪(よこし)ま分子をしっかり「折伏」していただきたい。

 結党50周年記念大会(開くんでしょ?)を、「平和の党」として胸を張って晴れやかに迎えていただきたいものです。

 (以上今回は、いつもの創価学会・公明党への痛烈批判は封印しての「公明党期待論」でした。)

 (犬場光太郎・記)

| | コメント (0)
|

フォレスタの「真夜中のギター」

    (「フォレスタ 真夜中のギター」Youku動画)
 
     http://v.youku.com/v_show/id_XMzI0MTg0MzY4.html?from=y1.2-1-95.3.6-2.1-1-1-5

 
 
     

 
 今回は、私たち団塊の世代(と、一括りにされるのは、私自身は以前から抵抗があるのですが)にとって、懐しい青春ソングの一曲『真夜中のギター』を取り上げてみたいと思います。

 矢野聡子さん、白石佐和子さん、お二人による新しい感性でとらえて歌い直した「フォレスタバージョン 真夜中のギター」という感じがします。
 お二人の歌唱についてはのちほどあらためて見ていくことにして、まずこの歌のことや当時の時代背景などをざっと見ていきたいと思います。

                       *
 『真夜中のギター』は、1969年(昭和44年)8月に発表されたフォークソングです。作詞は吉岡オサム、作曲は河村利夫。歌ったのは、この歌がデビュー曲となる千賀かほる(1948年9月25日~)でした。

 当時は高度経済成長が唸りを挙げて上空飛行していたような時代でした。とにかく世の中全体にエネルギー、活気が漲っていました。俗に「歌は世につれ、世は歌につれ」と言いますが、そんな時代ですから、流行歌でも今日まで歌い継がれるような名曲が数多く作られました。1969年に限ってみても、『夜明けのスキャット』(由紀さおり)『ブルー・ライト・ヨコハマ』(いしだあゆみ)『長崎は今日も雨だった』(内山田洋とクール・ファイブ)『港町ブルース』(森進一)『新宿の女』(藤圭子)『いいじゃないの幸せならば』(佐良直美)『三百六十五歩のマーチ』(水前寺清子)・・・。まあ、あるわあるわ(実際はまだまだある)。

 そんな中、『風に吹かれて』(ボブ・ディラン)『花は何処へ行った』(ピーター・ポール&マリー)『ドナ・ドナ』(ジョーン・バエズ)など、強い反戦的メッセージ性のあるアメリカン・フォークソングの影響を受けて、我が国でも「フォークソング」という新ジャンルが確立されていきました。1969年には、『時には母のない子のように』(カルメン・マキ)『フランシーヌの場合』(新谷のり子)『風』(はしだのりひことシューべルツ)『ある日突然』(トワ・エ・モア)そしてこの『真夜中のギター』。

 星の数ほどヒット曲がありそうなこの年、『真夜中のギター』は第11回日本レコード大賞新人賞を受賞しました。

                       *
  街のどこかに 淋しがり屋がひとり
  いまにも泣きそうに ギターを奏いている。

 1969年は、一言で言って「物情騒然とした年」と記憶しています。
 前年あたりから活発化しつつあった70年安保学生運動がこの年ピークを迎えたのです。年が明けて間もなくの1月18日、19日、東大安田講堂に立て籠った全共闘学生たちとそれを包囲する機動隊が激しい攻防戦を繰り広げ、その一部始終がテレビ中継されました。この影響によって、この年の東大入試が中止という前代未聞の事態ともなりました。
 70年安保学生運動はこの年全国の大学に広がり、その締めくくりのように、10月21日の国際反戦デーには新宿駅の大騒乱事件が起きました。

 ただそんな騒乱をよそに、前に見たように、流行歌の隆盛など大衆文化は花咲り。この年の8月には、のちに大シリーズ(寅さんシリーズ)となる『男はつらいよ』第1作が封切られました。またこれものちに国民的バカ受け番組となったドリフターズの『8時だヨ!全員集合』(TBS系)がスタートしたのは、この年の10月4日のことでした。
 一方国外に目を転じますと、7月20日、アポロ11号が人類初となる月面有人着陸を果たしました。

 『真夜中のギター』が、当時の世相、ことに学生運動を反映した歌であるのかどうか定かではありません。ただ、山形の高校を卒業して就職のため首都圏にやって来て2年目だった私の記憶からしても、この歌は、当時の多くの若者の心情を代弁してくれた歌だったことは確かだと思われます。

 高度経済成長による大衆消費社会は、情報の発達、流通網の拡充によって、ステレオタイプ式に人々のライフスタイルも街のようすも均質化していきます。全国どの街も東京の街並みのミニチュア版のようになっていくのです。だからこの歌における「街」は、全国どの街でもいいわけです。極立った特徴などないごくありふれた街。その片隅に「淋しがり屋」がぽつんと一人いるのです。

 そこはどうせ安アパートに違いなく、街が街なら、この若者も無名性に紛れた、というよりその他大勢に一括りにされてしまいそうな、巨大な社会の小さな小さな歯車。求められるのはただただ経済的成果のみで、一人の人間としての価値や尊厳は蔑(ないがし)ろにされてしまいがちです。当時の学生運動はそういう社会への異議申し立ての側面もあったかと思いますが、とにかく「いまにも泣きそう」なほどこの若者の孤独感、寂翏感は深いのです。

 そこでたまらず、真夜中、傍らのギターを取って何かの歌を弾き語りするわけです。そのギターというのはフォークギター。これは当時の若者にとっての必須アイテムと言っていいものでした。このように吉岡オサムの詞は若者をトータルに深く省察し、それを歌詞としてさり気なく表現した、純度の高い「詩」であるように思います。「吉岡作品中の屈指の名作」という評価もうなずけるところです。

                       *
  そっとしときよ みんな孤独でつらい
  黙って夜明けまで ギターを奏こうよ

 『真夜中のギター』が発表されてから早や40年余。「分離」や「差別」がますます強まり(と言うより極まり)、人と人とは互いが孤立した孤島のように没交渉的に生きています。「愛をなくして 何かを求めて」、内にひりつくような孤独を感じて・・・。しかし一体全体、「愛に変わる何か」などあるものなのでしょうか?

 そんな社会状況の中、やさしくて暖かいまなざしを持ったこの歌は色あせることなく、
いろいろな歌手によって歌い継がれてきました。そして嬉しいことに、我がフォレスタも歌ってくれています。

 歌うは、矢野聡子さん、白石佐和子さん、二人の女声フォレスタです。お二人のデュエット曲としては、(既に記事にしている)『浜千鳥』『赤い靴』の名唱があります。この2つの童謡とは違う、また元歌の千賀かほるの歌い方とも違った、なかなか味わい深い、癒しの『真夜中のギター』です。

 お二人とも、この歌のエッセンスをしっかり把握した上で歌っているな、という感じがします。白石佐和子さんの、いつもながらの、一つ一つの言葉を大切にした歌い方はもちろん素晴しいです。ただこの歌では珍しく矢野聡子さんの独唱で始まり、お二人の立ち位置も左右逆であるように、『矢野聡子の良さを前面に引き出そう』というプロデュースした人の意図があったのかな?という気がします。

 それが極立っているのが、白石さんの独唱にかぶさる、矢野さんの「ア~ア~ア~ア~ア~」のスキャットです(と言っていいのでしょうか?上で『夜明けのスキャット』を例に出したので使うのですが)。ウ~ン、いいねえ!これぞ「天使のスキャット」!
 デュエットならではの秀逸なアレンジで、このパートだけでモトは十分取れます(タダの動画を聴いてるくせして、何言ってんだか-笑)。

 (大場光太郎・記)

関連動画
『真夜中のギター』(懐しい、懐しい、千賀かほるの元歌です。)
http://www.youtube.com/watch?v=a_gglcyipLI
『島谷ひとみ/真夜中のギター』(2010年。初めて聴いたけど、歌うまいネ、この人)
http://www.youtube.com/watch?v=v7K6-7b4SpM
関連記事
『フォレスタの「浜千鳥」』
http://be-here-now.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/post-e365.html
『フォレスタの「赤い靴」』
http://be-here-now.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-1918.html

| | コメント (2)
|

吉田調書の本当に恐ろしい隠れた部分

-東電のトンズラ体質は上から下まで一緒だ。事故当時の勝俣会長や清水社長ら役員たちは今どこにいると思う?責任を問われることもなく退職金をしこたませしめて退職、ヤバい日本から脱出し家族ぐるみで海外移住だ-

 福島第一原発事故当時、吉田昌郎所長(当時)の待機命令に違反し、9割の所員が10キロ南の福島第二原発へ撤退していた、とする朝日新聞のスクープ記事が衝撃をもって受け止められています。

 これは、今舂の朝日新聞社への東大新卒者入社ゼロ、(御用新聞化する同新聞に嫌気が差しての)新聞講読者離れなどに危機感を抱いた同新聞社社会部による一種の(政治部や重役などへの)社内クーデター的側面もあったようです。

 いずれにせよ近年、ポダムCIA読売新聞を筆頭に各新聞が国家権力の御用新聞に堕し、権力側の「不都合な真実」を極力報道しない傾向にありました。そんな中今回の朝日新聞社社会部のスクープは、暗い報道機関における一条の光明というべき快挙かと思われます。しかしこれは特定秘密保護法施行前だから出来たことで、施行後だったら同社社会部の宮崎知己記者らは逮捕されただろうと言われています。 (大場光太郎・記)

                       *
吉田調書の本当に恐ろしい隠れた部分~核ミサイルで日本消滅の危機だった!
『阿修羅掲示板』http://www.asyura2.com/14/genpatu38/msg/355.html

吉田調書の本当に恐ろしい隠れた部分~核ミサイルで日本消滅の危機だった!
http://ameblo.jp/64152966/entry-11858988959.html
2014-05-23 20:15:27 wantonのブログ

「吉田調書」

第1章 原発は誰が止めるか
http://www.asahi.com/special/yoshida_report/1-2.html

概要

◆福島第一の原発所員、命令違反し撤退 吉田調書で判明
 5月20日 朝日新聞

東京電力福島第一原発所長で事故対応の責任者だった吉田昌郎
(まさお)氏(2013年死去)が、政府事故調査・検証委員会の
調べに答えた「聴取結果書」(吉田調書)を朝日新聞は入手した。
それによると、東日本大震災4日後の11年3月15日朝、
第一原発にいた所員の9割にあたる約650人が吉田氏の待機命令に
違反し、10キロ南の福島第二原発へ撤退していた。
その後、放射線量は急上昇しており、
事故対応が不十分になった可能性がある。
東電はこの命令違反による現場離脱を3年以上伏せてきた。

■所員9割、震災4日後に福島第二へ

吉田調書や東電の内部資料によると、15日午前6時15分ごろ、
吉田氏が指揮をとる第一原発免震重要棟2階の緊急時対策室に
重大な報告が届いた。
2号機方向から衝撃音がし、
原子炉圧力抑制室の圧力がゼロになったというものだ。
2号機の格納容器が破壊され、所員約720人が大量被曝(ひばく)
するかもしれないという危機感に現場は包まれた。

とはいえ、緊急時対策室内の放射線量はほとんど上昇していなかった。
この時点で格納容器は破損していないと吉田氏は判断した。

午前6時42分、吉田氏は前夜に想定した「第二原発への撤退」
ではなく、「高線量の場所から一時退避し、すぐに現場に戻れる
第一原発構内での待機」を社内のテレビ会議で命令した。
「構内の線量の低いエリアで退避すること。
その後異常でないことを確認できたら戻ってきてもらう」

待機場所は「南側でも北側でも線量が落ち着いているところ」
と調書には記録されている。
安全を確認次第、現場に戻って事故対応を続けると決断したのだ。

東電が12年に開示したテレビ会議の録画には、
緊急時対策室で吉田氏の命令を聞く大勢の所員が映り、
幹部社員の姿もあった。
しかし、東電はこの場面を「録音していなかった」としており、
吉田氏の命令内容はこれまで知ることができなかった。

吉田氏の証言によると、所員の誰かが免震重要棟の前に
用意されていたバスの運転手に「第二原発に行け」と指示し、
午前7時ごろに出発したという。
自家用車で移動した所員もいた。
道路は震災で傷んでいた上、第二原発に出入りする際は
防護服やマスクを着脱しなければならず、
第一原発へ戻るにも時間がかかった。
9割の所員がすぐに戻れない場所にいたのだ。

その中には事故対応を指揮するはずのGM(グループマネジャー)
と呼ばれる部課長級の社員もいた。
過酷事故発生時に原子炉の運転や制御を支援するGMらの役割を
定めた東電の内規に違反する可能性がある。

 吉田氏は政府事故調の聴取でこう語っている。

*****************************

◆「吉田調書」 朝日新聞

プロローグ

朝日新聞は、東日本大震災発生時の東京電力福島第一原子力発電所所長、
吉田昌郎氏が政府事故調の調べに対して答えた「聴取結果書」を入手した。
レベル7の大災害を起こした福島第一原発の最高責任者であり、
事故収束作業の指揮官であった吉田氏の唯一無二の公式な調書である。
吉田氏は事故について報道機関にほとんど語らないまま
2013年7月に死去した。
調書も非公開とされ、政府内にひっそり埋もれていた。

28時間、400ページ

吉田調書は全7編で構成されている。総文字数はおよそ50万字。
A4判で四百数十ページに上る分量になる。
吉田氏への聴き取りは13回中11回が福島第一原発から南へ
20km離れたサッカー施設 J-VILLAGE JFAアカデミーの
ミーティングルームで、残る2回が吉田氏の仕事場である
福島第一原発免震重要棟でおこなわれた。

政府事故調は772人から計1479時間にわたって聴き取りを
おこなった。吉田調書はその一環で作成された。
対象1人当たりの平均聴取時間は2時間弱。
吉田氏への聴取時間は28時間あまりで、あの瞬間、どう行動し、
何を考えていたかまで聴き取った。
畑村洋太郎・政府事故調委員長は、ほかに吉田氏の公式の調書が
ないことから「貴重な歴史的資料」と呼んだ。

怒り、苦悩、分別

吉田調書の特徴は「吉田氏の言いっぱなしになっていない」点にある。
政府事故調は聴き取りを始めるにあたり、
「後々の人たちがこの経験を生かすことができるような、
そういう知識をつくりたいと思って、それを目標にしてやろうとしています」
「責任追及とか、そういうことは目的にしていません」と趣旨説明をした。
だが、聴取は決して生ぬるいものではなかった。
それは吉田氏への聴取が政府事故調事務局に出向した検事主導で
おこなわれたからである。
調書は微妙な言い回しも細かく書き起こされている。

一方、吉田氏のほうも、
聴き取りに真剣に応じている様子が調書の文面からうかがえる。
調書には、吉田氏が「ここだけは一番思い出したくない」と
苦しい胸の内を明かすように話す場面がある。

震災当時の社長の清水正孝氏を「あの人」と呼んだり、
菅直人氏や原子力安全委員長の班目春樹氏を
「おっさん」呼ばわりしたりして、怒りをぶちまけながら話をする場面もある。
全編を通して感情を包み隠さず答えていることから、
全体として本音で語っていると感じられる。
 
吉田氏は、事実と心情や思いとは分けて話そうと努めている。
また、事故発生時の認識と、その後に得た情報を加味した自身の
考えは分けて話すよう努める様子もうかがえる。

未曽有の多重災害

福島原発事故は、複数の原発が同時にやられるという
人類が経験したことがない多重災害だった。
最初に、注水が止まっているのを見逃された1号機が大地震発生の
翌日の12日午後に水素爆発。
続いて3号機が注水に失敗し14日午前に爆発。
その影響で2号機が格納容器の圧力を抑えられない事態に陥り、
15日に今回の事故で最高濃度の放射性物質を陸上部にまき散らした。

同日は4号機も爆発。核燃料プールの水が抜けることが懸念された。
もしそうなっていればさらに多くの放射性物質がまき散らされるところだった。

過ちは生かされたか

政府事故調の最終報告の欠点は、原発の暴走を止めるのは人であり、
原発被害から住民を救うのも人であるのに、当時のそれぞれの組織の長、
首相、経済産業大臣、原子力安全・保安院長、原子力安全委員会委員長、
東電社長、そして福島第一原発の所長の行動・判断を一つひとつ検証
しなかったことだ。

772人もの関係者から聴き取りをおこなったのに、
「個人の責任を追及しない」との方針を掲げたため、
事故の本質に深く切りこめなかった。
政府や電力会社がいま、再稼働に向け、防潮堤のかさ上げや
フィルターベントの取り付けなど設備の増強に走るのは、
政府事故調が分析・検証を現象面にとどめたからと言っても過言でない。

未曽有の原子力事故に立ち向かった人間の声は、
歴史に刻まなければならない。
歴史は人類共通の財産である。
第1回の聴取の際、政府事故調は
「お話しいただいた言葉がほぼそのままの形で公にされる可能性がある
ということをお含みいただいて、それでこのヒアリングに応じて
いただきたいと思います」と説明した。
吉田氏は「結構でございます」と即答したことをここに記す。
(宮崎知己)

<引用終わり>

*****************************

ある記事のコメントより

福島第一原発の東電職員の9割が、吉田所長の命令を無視して
10キロ先の福島第二原発まで逃げてしまっていたことが明らかになりました。
しかしテレビなどでは一言もこの事は報道されません。

東電の職員が非難する事は、事故が起きている当時にも
東電が原発からの避難を菅総理に了解を求めた事実がありましたが、
菅総理の一喝で拒否された。
もし東電の職員がほとんど避難してしまえば原発はどうなっていたか分からない。
原子炉の核燃料は解け落ちてしまって、プールに保管されていた核燃料は
膨大であり、放置されていたら大爆発を起こして東日本は人が住めない
ほどになっていたかもしれない。

最終的には、自衛隊と消防庁の消防部隊員が決死的作業で放水して
燃料プールに水を注いで最悪の事態は回避できた。
原子炉そのものの安全対策はいろいろなされていても、
核燃料保管プールが原子炉に隣接していることは非常に危険だ。
プールから水が蒸発してしまえば核燃料は暴走を始めて爆発して
大気中に放射能が大放出されてしまう。

<引用終わり>

*****************************

管理人

色々と検索していると、大手サイトの記事が削除されている
ようなので、サイト保護の為、敢て、関連記事のリンクは
しないでおきます。

以前から、ずっと気になっていた事があります。
以下の記事より引用します。

日本人の殆どが、311地震津波と福島第一原発爆発が
 全て人為的なものと知らないことに驚かされた
http://ameblo.jp/64152966/entry-11346567056.html

以下 ↓

311地震津波と直後に起きた福島第一原発放射能汚染の現場に、
菅直人元首相は決死の覚悟で駆けつける。
事故発生から間もなく、彼は原子力委員会や東電上層部から
「今後被害がさらに拡大した場合、関東地区住民3,000万人を
環境難民として避難させる必要がある」との進言を受けていた。

しかし、駆けつけてみると、
そこには居るはずの無い東電部外者が現場に居て
「原発被害拡大の危険性は回避された」と知らされたという。

自らの被爆死を恐れず

「関東地区住民3,000万人が環境難民となる大惨事」を

止め、日本を救った英雄達。

菅直人元首相は

「神様が介入して原発事故の被害を最小限に止めてくれたのかと思った」

と素直に感想を述べている。

<引用終わり>

*****************************

東電部外者って、一体どこの組織のどんな人達だったのでしょう?
この事実が、何故、明らかにされないのか?

東電が原発からの避難を菅総理に了解を求めた事実がありましたが、
菅総理の一喝で拒否された。

吉田所長と残りの一割の部下達は、緊急時に、最後まで踏みとどまった。

居るはずの無い東電部外者が現場に=日本を救った英雄達。

☆管総理

☆吉田所長と一部の部下達

☆謎の東電部外者

以上の3者のどれが欠けても、日本はお陀仏だった。

福島原発から東電社員が、全員退避した場合、
最悪のシナリオが検討されていました。
つまり、福島第一原発への核攻撃です。

2011年3月19日
福島原発への核攻撃まで検討するなんて絶対許されない!
http://ameblo.jp/64152966/entry-10834705319.html

<一部抜粋>

ヒラリークリントン国務長官は『日本の情報は信用ならない』とし、
独自の判断基準で動くことを明らかにしており、米国議会・
マスコミでは地震への『同情』から『反日感情』に変わりつつあります。

即ち、放射能汚染の実態を隠し、救助に向かった米軍兵士が被爆し、
さらには今日、明日にも放射能が西海岸に到達するとの予想で
西海岸でパニックが起こり始めていることに対して、
アメリカは一斉に怒りだしているのです。

あるアメリカ高官は『日本人が起こした事故で事実を政府が隠蔽し、
それで日本人が死のうが後遺症に苦しもうが勝手だが、アメリカや
その他の国民を巻き添えにすることだけは許さない。』としており、
反日感情が急激に高まってきています。

アメリカの情報部の判断では福島原発は既に臨界に達しており、
いつ核爆発を起こしても不思議ではないとの判断に達しており、
既に主要アメリカ人は日本から脱出するか、大阪に避難しており、
いつでも関空から脱出出来る体制になっていると言われています。

更に、クリントン国務長官の怒り以上に、『息子』と形容する
アメリカ人兵士達が放射能汚染にあったゲーツ国防長官の怒りの方が
すごいと言われており、米軍は既に『日本人救出』から『米国人救出』
に主要任務が変わっていると言われており、そのために旗艦である
ブルーリッヂを含む13隻の軍艦を日本近海に展開するようにしています。

一部では破滅的汚染が世界中に広まる前に福島原発を複数の原爆で

攻撃して破壊するべきという意見も複数国の間で検討された

とも言われており、もしこれが実行されれば

東京を始め関東圏は一瞬にして焼け野原になります。

アメリカ大使が東京を離れた後、東京が消滅するかも知れません。

今でも津波災害では胸がつまる光景が流されていますが、
原子炉を核攻撃されれば、
そのあとの凄惨さは津波被害と比べようがありません。

━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

上の記事への怒りのコメント

1 ■原発に原爆!?

核と核で放射能汚染を食い止められるのですか?
私はドシロートなので、放射能汚染が増幅するものと
思ってしまいました。
でも、そこまで汚染にビビってるアメリカがやることなら
きっとそうなのでしょうね。

それなら世界中の原発に原爆を落としてくれたらいいのに。
無害な爆発で有害施設が消し飛んでくれるのなら
罪深い人類が滅亡するくらい当然の罪滅ぼしです。

ただ、罪も無い動植物が一度死に絶えるのかと思うと
やり切れない思いです。
でもチェルノブイリにも草が生い茂っているのを見ると、
大自然の偉大さを思い知らされます。
地球は、地表で起こっている馬鹿げた騒ぎを「こそばゆいわい。」
と言って笑っているかもしれませんね。

kyuubajinn 2011-03-19

<引用終わり>

*****************************

4号機の核燃料だけで、北半球が大変な事になると云われている
のに、1~6号機の核暴走を止められなかったら、北半球はおろか、
地球規模で壊滅的被害を蒙るとの判断から、福島原発を爆破して
核燃料をあたり一面に散らす考えだったようです。

東日本はおろか、日本は事実上、消滅します。
核汚染されて誰も住めなくなった島とだけ地図に記載されるような
恐ろしい現実が、我々の目前にあった訳です。
この事実を日本国民のほとんどの人は知りません。
ただ、テレビのバカ番組を見ながら笑っていただけでした。

そして、政治指導者たちは、何事も無かったかのように、
更に、原発を狂ったように推進しようとしています。
それどころか、海外に原発を売って商売しています。
その海外の原発に事故が起こった場合、その補償は、
全て日本持ちというおまけまで付いている始末です。

もはや、狂人集団としか形容出来ない。
いや、狂人の域さえ飛び越えています。
狂人原発カルト・お金大好き教の信者が、日本を支配している訳です。
正直、もう終わっているんじゃないの・・・この国。

沈没しようとしているタイタニックの船内で、尚も、
博打を必死にやっているのと何も変わらない。
直ちには影響はありませんと、枝野は言ったが、
直ちには沈みません、と言い換えることも出来ます。
しかし、ゆっくり沈んでいます。
多少、時間がかかるだけの話。
それでもまだ、お金と利権にトチ狂っている大バカ集団。
本当に、狂っているとしか言いようがありません。 (以下省略)

| | コメント (0)
|

小林節・慶大名誉教授「解釈改憲は憲法ハイジャック」

-解釈改憲は「アベノナチス」による憲法9条へのテロであり、国民に対するテロと言うべきだ。「日本は国民皆兵制になる」というある人(故人)の警世の預告もある。私たちはもっと怒りと強い危機感を持つべきだ-

 安倍首相は、正規の憲法改正の手続きを経ずに、憲法9条が禁じる集団的自衛権行使に向けて大暴走しています。これは昨年、「いつの間にかワイマール憲法を骨抜きにしたナチスの手法にならって、国民に気づかれないようにこっそり改憲したらどうかね」と発言し、国際的非難を沿びた麻生副総理のシナリオどおりです。大変危険で憂慮すべき事態です。

 これには、憲法学の重鎮である小林節・慶大名誉教授の怒り爆発です。小林節(こばやし・せつ)氏は、末尾紹介のとおり『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日)などのコメンテーターとして鳴らした人です。『朝生』登場はイラク戦争直後頃と記憶していますが、切れ者の保守派論客という印象でした。

 その当時「憲法改正」を主張するなど、私は苦々しく思っていましたが、もちろん「正規の憲法改正の手続きを経て」ということです。そのような小林節・慶大名誉教授から見ても、極右安倍政権の暴走は目に余るということです。
 以下に転載する『日刊ゲンダイ』インタビューでは、憲法学の専門的見地から、解釈改憲や集団的自衛権のどこが問題なのかが多面的に語られています。じっくりお読みください。 (大場光太郎・記)                       

                       *
注目の人直撃インタビュー 小林節・慶大名誉教授 (5月17日号)

 平和憲法改正に執念を燃やす安倍政権が昨年、憲法改正手続きを定めた96条を先行改正しようとした時に「裏口入学はダメだ」と叩き潰したのが、この人だ。学会の重鎮の怒りに、さしもの安倍首相も方向転換せざるを得なくなったのだが、そこで持ち出してきたのが閣議決定による解釈改憲で、限定的に集団的自衛権を認めてしまおうという“禁じ手”だ。度重なる安倍のデタラメに重鎮の怒りが再び、爆発!

■解釈改憲はあり得ない「憲法ハイジャック」

――96条改正を引っ込めたと思ったら、今度は解釈改憲で9条を骨抜きにしようとしていますね。いろいろな限定、条件を付けて、集団的自衛権を行使できるようにしようとしている。

 安倍政権は錯乱しているとしか思えません。まず、大前提として、憲法は国家権力を縛るものなのです。縛られる国家権力の中で一番強いのが内閣ですよ。その内閣が閣議決定で憲法解釈を変えて、憲法の精神をひとひねりしようとするなんて、あり得ないことです。この行為自体が憲法違反、「憲法ハイジャック」だと思います。

――まず、解釈改憲という手法がおかしいと。しかも、変えようとしている中身が現行憲法の根幹、平和憲法の破壊です。慎重な公明党を納得させるためにさまざまな限定を付けようとしていますが、条件を付ければいいってもんじゃありません。

 他国には許可なしに行かないとか、必要最低限とか、いろいろ条件を付けようとしていますが、その場しのぎの詭弁(きべん)です。いくら内閣が言葉で約束したって、後の内閣が「事情が変わった」「条件を変える」と言えば、それまででしょう。政治家は「信じてください」って言いますが、信じられません。権力者は信じられないから憲法があるんですよ。歴史を振り返ってごらんなさい。権力者を信じてロクなことはなかったでしょう。我々国民が唯一、安心出来るのは憲法なんです。だから、どうしても集団的自衛権を行使したいのであれば、国会で熟議し、3分の2以上の賛成を得て、国民にも資料を配り、議論を促し、国民投票に問うて、憲法を変えればいいのです。

■想定されている事態は個別的自衛権で対応できる

――限定の中身を見てみると、個別的自衛権で対応できるようなことばかりに見えますが、専門的にはどうでしょうか?

 北朝鮮と韓国が戦争を始めれば、米国も当事者になる。当然、在日米軍基地が狙われるので、これはすなわち、日本の個別的自衛権の話になります。太平洋で米軍と自衛隊が一緒に訓練をしている時に米軍が攻撃されれば、これも日本が攻撃されたのと同じです。訓練をしている先生と生徒がいて、先生がやられれば生徒も攻撃されたことになる。物流を支える海の廊下、シーレーンが攻撃されても、日本の自衛で対応できます。グアムに向けてミサイルを撃たれた場合はどうか。我々の領空に危険物を投げ込まれたのですから、警察権を行使し、除去すればいい。害虫駆除と一緒です。つまり、今、議論されていることはいずれも個別的自衛権を拡大して対応できるのです。そのように対応すれば、個別的自衛権以外に自衛隊は使えないのですからおのずと歯止めになる。しかし、集団的自衛権という大風呂敷を広げたら、原理的にはどこへでも出ていけますよ、ということになってしまう。

――集団的自衛権を限定するよりも、個別的自衛権を拡大する方が安全、安心ということですね。

 集団的自衛権というのは国際慣習法上の概念で、同盟関係の国がどこかで戦火に巻き込まれたら、無条件に助けに入るというのが本質です。つまり、本当に集団的自衛権を認めるというのであれば、片務契約である日米安保条約も双務契約に変えて、日本も米国を助けに行く義務を負わなければいけない。そんな覚悟がありますか? 私はそんな覚悟を持ちたくない。日本の同盟国は世界中、敵だらけじゃないですか? キリスト教とイスラム教は歴史的な戦争をやっている。武器の質量で劣るイスラム側はゲリラ作戦を展開し、それを米国はテロ犯罪だと批判する。その米国と一緒に戦うようになれば、東京で9・11が起こり得るのです。

――自民党の高村副総裁は最高裁の砂川判決を持ち出して、集団的自衛権は認められているのだと言っていましたね。今、行われている議論はあまりにもとっぴで驚かされます。

 高村議員は弁護士ですが、裁判の大原則を忘れています。裁判所の判決というのは、当該事件について、個別的に判断を下すものです。砂川裁判は在日米軍基地内に立ち入ったデモ隊を裁いたもので、その際に在日米軍の合憲性が問われたのです。米国が集団的自衛権を行使するために在日米軍を置いていることが、日本国憲法9条で禁じている戦力に相当するかどうかが問われたもので、日本の集団的自衛権の有無とは関係ない。さらにこの判決で最高裁判所は統治行為論に立ち、「日米安全保障条約のように高度な政治性を持つ条約については、一見してきわめて明白に違憲無効と認められない限り、その内容について違憲かどうかの法的判断を司法は下すことはできない」として判断から逃げたのです。最高裁が逃げた判例で、最高裁から集団的自衛権のお墨付きを得たという理屈はおかしい。集団的自衛権の議論を見ていると、いくつものデタラメが複雑に何重にも絡み合っているので、呆れています。

■安保法制懇の有識者は学識がない御用学者

――安保法制懇の方の議論、報告書はどうですか? こちらも元外交官や学者が入っていますが、まともな議論をしていたのでしょうか?

 安倍首相の私的諮問機関ですよね。有識者ということですが、どこに学識があるのか疑問です。憲法学の分野では駒大の名誉教授が1人入っておられるが、異端の人です。もちろん、異端だから悪いわけじゃないが、少なくとも、こういう議論をする時には、その学問分野の標準的見解を代表する学者が入ってしかるべきでしょう。

――座長代理の北岡伸一国際大学長はどうですか? 政治学ですが。

 テレビでも議論しましたが、噛み合わない。彼は約200ある世界の憲法の中で、スイスの憲法を取り上げて、国家と国民が協力する憲法を正当化していますが、そんな憲法はスイスだけです。そもそも、国家と国民が協力する憲法というのは無理がある。国民が国家に協力しているかどうかを判断、管理するのは権力側ですからね。国民を「協力しろ」と追い込む憲法になってしまう。こんなもんは憲法じゃない。北岡先生は立派な経歴だが、学者とは思えませんね。自分がお付き合いしたい権力者が気に入るような結論を導こうとしている御用学者にしか見えません。

――他の199の憲法は権力者を縛るためにあるんですね。

 人間は神じゃないから間違いを犯す。金を返さないやつがいるから民法があり、嫌なやつを殺す人間がいるから刑法がある。絶対王政では王様は神様だったから、間違いを犯さないことになっていた。しかし、近代市民革命以降、王の地位には普通の人間が就くようになった。普通の人間であれば、間違いを犯すので、憲法が生まれたのです。この歴史的事実を無視して、立憲主義を否定するのは卑しい行為です。

■立憲主義の歴史を全く知らない安倍首相

――安倍首相は私が最高責任者だ、と言い放ちましたね。

 あまりにもひどいので笑っちゃいましたよ。安倍首相は立憲主義について「王権が絶対権力を持っていた時代の考え方」と言いましたが、これも間違いです。そういう時代には立憲主義という概念がなかったのです。絶対主義のひどさを経験して、市民革命が起こり、二度とこういうことが繰り返されないように憲法が生まれた。安倍首相はあまりに初歩的な知識を欠いています。

――問題はそこまで無理をしてなぜ、集団的自衛権を認めさせたいのか。つまり、理屈じゃないんですよね。ただ自衛隊を海外に出したいのか。そんなふうに見えますが、どうでしょうか。

 積極的平和主義とか言ってNATOにも協力すると言っているでしょう。かつての米国や英国のように、世界の警察になりたいのか。世界中の紛争地に日の丸を立てて、突っ込んでいきたいんじゃないですか。大国と互角に渡り合いたくて。そこで死ぬのは普通の国民です。そう思うと心底、怖くなってきます。

▽こばやし・せつ 1949年生まれ、65歳。都立新宿高を経て慶大法学部卒。法学博士、弁護士。慶大教授を経て現名誉教授。「朝まで生テレビ!」などに出演。憲法、英米法の論客として知られる。「白熱講義! 日本国憲法改正」など著書多数。

| | コメント (0)
|

不正安倍政権に9条改憲まで踏み込ませていいのか

-「12・16不正選挙」で政権奪取したイカサマ安倍政権による政策や意思決定は、すべて無効である。ましてや9条改憲に踏み込むなどもってのほかだ-

日本国憲法

   第二章 戦争の放棄

第九条  日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

○2  前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

                       *
 安倍首相は15日、安保法制懇の報告書を受けて、集団的自衛権の行使容認に向けた記者会見を行いました。そもそも「法制懇」なるものが安倍と同じ考えの学者らばかりを集め、最初から「集団的自衛権の行使必要」の結論ありきのデキレースだったのです。安倍の息のかかった会長や経営委員を送り込み、NHKの言論統制を行った手口と近似しています。

 これは立憲主義、民主主義を踏みにじり、主権者たる国民をナメ切った世紀の愚挙、暴挙と言うべきです。

 記者会見自体が、識者はおろか国民の多くが呆れるほどの論理破綻した支離滅裂なものだったようです。「私が最高責任者」の安倍晋三には、権力暴走の予防装置としての現憲法の重み、内閣総理大臣として他の誰にも増して現憲法の厳粛な擁護義務を負うことを知っているのでしょうか?もし知っているのであれば、正規の憲法改正手続きによらない「解釈改憲」などという禁じ手は決して使わないはずです。

 いやいや、それは「安倍晋三とて良識ある政治家の一人だろう」という淡い願望に基くものに過ぎないのです。安倍晋三に限っては、良識を求めるなどハナから無理と言うものです。
 なぜなら、第2次安倍政権そのものが「不正選挙」によって発足したものだったからです。土台が「不正」なら、やる事為す事みな不正、これが道理です。

 2012年12月16日の総選挙は、米国戦争屋系ジャパンハンドラー指令に基く「米官業政電」総がかりの不正選挙だった。使われたのは主に不正選挙マシーン「ムサシ」。

 これについては、当ブログでも幾つかの記事にしましたし、多くの名だたるブログも問題にしています。各市民団体が複数の「不正による無効」訴訟も起こしています(ただし、裁く司法もグルなのですから、いずれも却下されましたが)。なお、昨年の7・21参院選も、今年2月の都知事選も不正選挙でした。

 このようにまったく正統性を有しない安倍政権が発足してから1年半ほどが経過しました。この間邪悪なこの政権がやって来たことは、国民の願いとは真逆なことばかりです。そもそも民主主義の大前提である「正しい民意」を吹っ飛して誕生した政権ですから、その長である安倍晋三には、「国民が第一」などという視点ははじめからないのです。

 あるのは「自分の政権の延命が第一」で、その卑しい意図を「国家」という美名に隠しているだけです。つまり、「(安倍晋三が総理大臣であるところの)国家」に、国民は四の五の言わずに従え、と言うことなのです。

 その結果が、原発再稼動決定、秘密保護法成立、日本版NSC創設、自衛隊法・国民投票法改正などを経て、今回の集団的自衛権行使容認記者会見というわけです。

 ご存知のとおり、集団的自衛権行使は、歴代の自民党政権もさすがに憲法9条に照らせば明らかに「違憲」と認め、手をつけずに来たのです。それを、国民誰もが了解する正規の憲法改正の手続きを経ることなく、テロ的イカサマ手口で肝心要の「憲法9条」を骨抜きにしようというのです。
  いかにも裏口入学で再登板した安倍晋三がやりそうな薄汚れた手口ではありませんか。

【おまけ】-本日のお笑い安倍晋三
 
安倍晋三

 (一言) コイツは、石破茂(幹事長)以上にイカレポンチな戦争オタクだ。仮に戦争になったら、こんなふうに、アンタが真っ先に戦場に行けよ。なっ、安倍晋三!

 (大場光太郎・注)

| | コメント (0)
|

「美味しんぼ」批判の自民党、野党時は鼻血問題を追求

-総選挙時のTPP参加慎重公約といい「ペテン政党」の本領発揮ではないか!-

 漫画『美味しんぼ』の「福島の鼻血」描写が、賛否両論渦巻く大きな社会問題になっています。天下のネット公論『阿修羅掲示板』でも連日、この問題を扱った記事がズラリとランキング上位を占めるなど、関心の高さを示しています。

 原子力ムラの走狗政党である自民党は、反響の大きさに怖れをなし、『美味しんぼ』否定に躍起になっています。しかし野党時代はどうだったのか?驚くべき変節ぶりを鋭く告発しているのが、以下に転載する『きっこのブログ』記事です。

 『きっこのブログ』は、当ブログと同じココログですが、当ブログを開設した6年前既に超有名ブログでした。政治的・社会的事象の全般に精通し、そのシャープな切り口や確かな批評眼にはいつも唸らされます。なお、きっこさんは30代女性だと思われますが、福島原発事故の発生直後に東京を脱出、関西に避難した人です(現在は山陰在住?)。 (大場光太郎・記)

                       *

「美味しんぼ」の問題に関する個人的見解(きっこのブログ)
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 5 月 12 日http://www.asyura2.com/14/senkyo165/msg/380.html

「美味しんぼ」の問題に関する個人的見解
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2014/05/post-6515.html
2014.05.12 きっこのブログ

小学館の漫画週刊誌「ビッグコミックスピリッツ」に連載中の「美味しんぼ」(作・雁屋哲、画・花咲アキラ)の「福島の真実編」の内容が波紋を広げてるので、いろんな人が取り上げてるけど、あたしも取り上げることにした。それは、どうしても納得できない点があるからだ。」

詳しい内容については、いろんな媒体に取り上げられてるから、ここではいちいち繰り返さないけど、現在の状況をザックリと説明すると、「美味しんぼ」の原作者の雁屋哲氏の主張は、以下の通りだ。

「私は自分が福島を2年かけて取材をして、しっかりとすくい取った真実をありのままに書くことがどうして批判されなければならないのか分からない。真実には目をつぶり、誰かさんたちに都合の良い嘘を書けというのだろうか。「福島は安全」「福島は大丈夫」「福島の復興は前進している」などと書けばみんな喜んだのかも知れない。今度の「美味しんぼ」の副題は「福島の真実」である。私は真実しか書けない。自己欺瞞は私の一番嫌う物である。きれい事、耳にあたりの良い言葉を読み、聞きたければ、他のメディアでいくらでも流されている。今の日本の社会は「自分たちに不都合な真実を嫌い」「心地の良い嘘を求める」空気に包まれている。「美味しんぼ」が気にいらなければ、そのような「心地の良い」話を読むことをおすすめする。」
http://kariyatetsu.com/blog/1685.php

また、「美味しんぼ」に実名で登場している双葉町の前町長の井戸川克隆氏は、「私も鼻血が出ます」「福島では同じ症状の人が大勢いますよ。言わないだけです」「福島に鼻血が出たり、ひどい疲労感で苦しむ人が大勢います」「(鼻血は)被ばくしたからです」「今の福島に住んではいけないと言いたい」などの発言をしている。同じく実名で登場している福島大の荒木田岳准教授は、「福島を広域に除染して人が住めるようにするなんて、できないと思います」と発言している。

これらの内容に対して、これまで「福島は安全だ」と主張し続けてきた人たちは、いっせいに噛みついた。双葉町は「風評被害を増長させる」として小学館に抗議をし、石原伸晃環境相は「原発事故による被曝と鼻血には因果関係はないという評価が専門家から出ている」として「風評被害を引き起こすことはあってはならない」と批判した。そして、この発言を受けて、今度は井戸川克隆氏が「実際、鼻血が出る人の話を多く聞いている。私自身、毎日鼻血が出て、特に朝がひどい。発言の撤回はありえない」と反論して、自分が鼻血を出している写真まで公開した。
http://livedoor.blogimg.jp/hoshusokho/imgs/5/e/5e6dcce2.png

すると今度は、福島県が「週刊ビッグコミックスピリッツ「美味しんぼ」に関する本県の対応について」として反論を展開。
http://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/01010d/20140512.html
「本県への不安感を増長させるものであり、総じて本県への風評被害を助長するものとして断固容認できず、極めて遺憾であります。」と厳しく批判した‥‥ってなワケで、今日は「いかがお過ごしですか?」は割愛して先へ進むけど、フランク・ザッパにマトメると、井戸川氏側の主張は「福島県では鼻血を出したり、ひどい疲労感に苦しんでいる人がたくさんいる」「これは原発事故による被曝が原因だ」というもので、雁屋氏は井戸川氏を始めとした綿密な取材に基づいて書いている、というもの。

一方、反論や批判には2種類あって、1つは「福島県に鼻血を出す人がたくさんいるという事実はない」というもので、もう1つは「鼻血を出す人はいるが、原発事故とは何の因果関係もない」というもの。あたしの個人的な意見としては、後者はともかく、前者はあまりにもメチャクチャだと思う。だって、原発事故の直後から、ツイッターでは「鼻血が止まらない」というツイートがたくさん流れて来たし、「自分の子どもの鼻血が止らなくなったから避難を決意した」という若いお母さんのツイートも覚えてる。

こうした鼻血に関するツイートは、10や20じゃなかったし、何ヶ月後かに福島を取材に行ったジャーナリストも「未だに鼻血が出る」という話をたくさん聞いたと証言してる。だから、「現時点では原発事故と因果関係があるかどうかは分からない」というのならともかく、「福島県に鼻血を出す人がたくさんいるという事実はない」というのは事実を捻じ曲げた物言いだと思う。

‥‥そんなワケで、話はクルリンパと戻るけど、あたしが冒頭で「どうしても納得できない点がある」と書いたのは、自民党のスタンス、そして、福島県のスタンスについてだ。それは、原発事故後の民主党政権下で、当時、野党だった自民党の議員が、国会で、「子どもたちがたくさん鼻血を出している。これでも安全だと言えるのか?」と民主党に詰め寄ったり、当時の双葉町町長だった井戸川氏の鼻血の例を挙げて、民主党政権の原発事故対応を批判していたからだ。具体的に言うと、2012年3月14日の参院予算委員会で、自民党の参議院議員の熊谷大(ゆたか)氏は、民主党政権に対して、次のように質疑をしている。

「(大臣や官房長官は)大きな不安はないと言っていますが、これは(宮城県の)県南のある小学校の保健便りです。4月から7月22日までの保健室利用状況では、内科的症状で延べ人数469名に頭痛、腹痛、鼻出血が出ているんです。こういう結果が出ているのに、それでも本当に不安はないと言えるのですか?」

そして、自民党の熊谷大氏は、翌週3月22日の文教科学委員会でも、次のように質疑している。

「(多くの子どもたちが体調を崩している)そういった状況で、(当時の枝野幸男)官房長官は『人体には影響はない』と繰り返し発表していました。この前の予算委員会でも紹介しましたが、宮城県の南部のある小学校の保健便りを見ると、4月から7月22日までの保健室利用状況では、内科的症状で延べ469名が利用し、頭痛、腹痛、鼻出血の順に多かったのです。平野(博文文部科学)大臣、この事実をどのようにお考えになりますか?」

そして、翌月4月25日の憲法審査会では、自民党の参議院議員の山谷えり子氏が、次のように質疑している。

「(双葉町の)井戸川町長が雑誌のインタビューでこんなことを言っています。『国や東電は、止める、冷やす、閉じ込めると言い張って絶対に安全だと言ってきたが、このような結果になり我々は住むところも追われてしまった。放射能のために学校も病院も職場も全て奪われて崩壊してしまった。私は脱毛しているし毎日鼻血が出ている。この前、東京のある病院に被曝しているので血液検査をしてもらえますかとお願いしたら、調べられないと断られましたよ。我々は被曝させられたのに、その対策もない検査もしてもらえない』、これは本当に重い発言だと思います」

また、6月14日の東日本大震災復興特別委員会では、自民党の参議院議員の森まさこ氏が、次のように質疑している。

「(将来的に子どもたちが原発事故が原因で病気になった場合)被害者の方が、子どもたちの方が、この病気は原発事故によるものだということを立証しなければならない。これはほとんど無理なのです。(中略)具体的には、こんな心配の声も聞いています。子どもが鼻血を出した、これは被曝による影響じゃないかと心配で、診察してもらった、検査してもらった、そのお金はどうなるんですか?ということです」

‥‥そんなワケで、これらの自民党議員の質疑を見れば分かるように、今から2年前の民主党政権下では、自民党は、「原発事故による被曝の影響で、周辺地域では子どもたちに鼻血などの症状が多発している」として、当時の民主党政権の事故対応を批判していたのだ。「安全だ」「直ちに健康に影響はない」と言っていた事故当時の枝野幸男官房長官や、後の平野博文文部科学相を批判していたのだ。

これって、おかしくない?だって、今は自民党のほうが「安全だ」「鼻血は原発事故とは因果関係はない」と言って、実際に鼻血が止まらないと言っている多くの人たちのことを批判してるんだよ。2年間も取材して原作を書いてる人のことを批判してるんだよ。双葉町にしたって、福島県にしたって、今回の「美味しんぼ」の内容を批判するのなら、どうしてこの時は自民党のことを批判しなかったの?複数の自民党議員たちが、これだけハッキリと「多くの子どもたちが鼻血を出している」「原発事故による被曝が原因じゃないのか」と国会で連呼してたのに、どうして「風評被害だ!」って騒がなかったの?

少なくとも、自民党は、当時の双葉町町長だった井戸川氏の鼻血の例を挙げて民主党政権を批判したのだから、今になって井戸川氏の主張を否定するのは、絶対に筋が通らないと思う。これじゃあ、敵対する政権や政党を攻撃する材料に、井戸川氏を利用してただけじゃん、福島の子どもたちを利用してただけじゃん。TPPでも、選挙の前と後とで言ってることが正反対になったけど、自民党のやり方って、あまりにも国民をバカにしてると思う。そして、何よりもかわいそうなのが、こんな政権に利用され続けてる福島の人たち、原発事故の被害者たちだ。

‥‥そんなワケで、「ビッグコミックスピリッツ」の最新号に掲載されている「美味しんぼ」の中の井戸川克隆前町長と主人公たちのやり取りを紹介して、今回は終わりにしようと思う今日この頃なのだ。

井戸川前町長 「今までの対応から、東電と国の言うことを信じてはいけない」

井戸川前町長 「前町長として双葉町の町民に福島県に住むなと言っている」

井戸川前町長 「私はとにかく、今の福島に住んではいけないと言いたい。どんな獣でも鳥でも自分の子供を守るために全力を尽くす。どうして人間にできないんですか。子供の命が大事でしょう。」

海原雄山 「私が福島を回るあいだに感じていたことを井戸川さんに明確に言っていただいて、胸のつかえが下りました」

山岡士郎 「しかし、真実を言うと町長を辞めさせられるこの日本という国は‥‥」

| | コメント (0)
|

あのお、私は「後期青年者」のつもりなんですけど。

 年は七十であろうと十六であろうと、その胸中に抱(いだ)き得るものは何か。
 曰(いわ)く、驚異への愛慕心、空にきらめく星辰(せいしん)
  その輝きにも似たる事物や思想に対する欽仰(きんぎょう)、
 事に處(しょ)する剛毅な挑戦、小児の如く求めて止まぬ探究心、
  人生への歓喜と興味。
   人は信念と共に若く
   疑惑と共に老ゆる。
   人は自信と共に若く
   恐怖と共に老ゆる。
   希望ある限り若く
   失望と共に老い朽ちる。

    (サミュエル・ウルマン、岡田義夫訳の詩『青春』より)

 私は先月のある日、満65歳を迎えました。この国では最近、65歳から75歳未満を「前期高齡者」と呼ぶようにしているようです。ありていに言えば、国として行政としてもろもろの都合上、この年をもってはっきりと「年寄り扱いしますよ」と言うことなのでしょう。その一つの徴(しる)しのように、今回の誕生日を迎えてすぐに当市から「介護保健何たら」という通知が届きました。気色悪いので、中身も見ずにどこかに紛れ込ませてしまいましたが。

 私は年齡という概念を放棄します。「わたし」は年齡のない永遠の存在なのです。 (注 「わたし」とは「聖なる自己」-『アセンションするDNA』より)

 当ブログに『不死の探求』カテゴリーがあるように、私はだいぶ前から「年齡は幻想」という考えを受容してきました。しかしそんなふうに考えるのはごく一部で、世の中全体はいまだ「人間は年とともに老化していくもの」そして「やがて寿命を迎えて死ぬもの」という強固な固定観念を張り巡らせています。

 それこそ「死の観念」はこの社会のすみずみにまで行き渡っています。これは人類の集合無意識層に強固に根を張っている最も厄介な観念体系ですから、一人の人間の力でそれをはね返し、不死を逹成するのは至難の技です。また各個人レベルでも、先祖代々からの「死の観念」をDNAが受け継いでいるのです。

 しかし「今この時」はあらゆる意味でエポックメーキングな時代です。「光の時代」を迎えつつあります。意識(思考)の選択次第で、先祖代々の負のDNAを変えることも出来れば、一人ひとりの「不死の信念」が集合無意識層に風穴を開けることにもなるのです。

 それかあらぬか、世界でも類を見ないようなスピードで超高齡化しつつある我が国では、お年寄りがとにかく元気です。80歳以上でもバリバリ仕事をこなしたり、新たなスポーツにトライしたりと・・・。そして100歳以上の人が何万人といます(ただそのうちの8割以上が寝たきり状態)。

 これを見ると、仏教などが説いている「寿命」などあまり当てにならないことが明らかです。確かに人はこの世に生まれるに当って、ガイド(守護霊)と「どんなコースを歩むか」や「この世から引き上げる時期」など大まかなことを予め取り決めて出てくるようです。しかしその人間が成長・進化すればするほど、生前の取り決めは変更可能のようなのです。生存年数についても自由度がうんと広がるわけです。

 愛する人たちよ。停滞と無力感は死に至る公式です。 (『黄金の約束・下』より)

 ただ注意すべきは、「官主主義日本」にあって、根っこのところですべてを牛耳っている霞ヶ関官僚群です。既に国の借金が1000兆円超なのに(ただしこれは財務省のプロパガンダで、実際はずっと少ないとの説あり)、さらに襲いかかる少子高齡化社会に打つ手なしです。以前の『霞ヶ関官庁街訪問記(3)』でも述べましたが、「今の日本の難題を解決する能力は霞ヶ関官僚群にはない」ということはともかく。介護医療など社会福祉費の増大で、「年寄りはとっとっと死んでくれ」が彼らの本音です。

 さらに米国従属を旨とする霞ヶ関官僚群は、世界を支配するスーパーエリートたちの「世界人口大削減」にも進んで協力しようとしています。出来れば70億人を30億人以下くらいまで減らしたいのではないか?戦争、人工地震、鳥インフルエンザなどの細菌兵器、電磁波、ケムトレイル、食品・食品添加物、飲料水・・・。厚労省が推奬する薬品の服用や各種ワクチンの接種などはよほど慎重にした方がよさそうです。

 TPPによる国民皆保険崩壊や食の安全の問題、新自由主義による貧困層の増大、福島原発汚染の広範な顕在化、戦争の当事国となる可能性・・・。
 世界に誇る「長寿大国日本」は、今がピークなのかもしれません。

 先日の『2極分化しつつあるパラレルワールド地球』において、ポジティブ、ネガティブのどちらを選択するのかと言えば、当然私は「ポジティブ」の方です。ただだからと言って、ネガティブは目をつぶって見ないようにする、ということではありません。
 それでは「愚者の天国」であり、スピリチュアルの批判者たちから「だからお花畑系なんだよ」と笑われかねません。

 現実問題として、ネガティブはネガティブとしてしっかり認識、理解しながら、ポジティブの方向性だけは決して見失わないことが大切なのだろうと思います。

 かようにネガティブ勢力(闇の勢力)は、ありとあらゆる方法で人類全体のアセンションを阻もうとしています。そして多くの人類を死に追いやり、現地球の低位アストラル界(闇の領域)に封じ込めようとしているのです。「光と闇の戦い」ですから、生やさしいことではないのです。「お花畑」という言い種などとんでもないことです。

 「生きよう」とする意志をもった人は決して死ぬことはない。 (出典忘失))

 いかなネガティブ勢力といえども、個人の「生きよう」という強い意志を阻むことはできません。自らの「意志の力」(思考の力)を侮ってはいけません。と言うことで、私自身は「生きよう」という意志を日々更新しているつもりです。

 「新しさ」が生の原理である。 (コリン・ウィルソン『賢者の石』より)

 せっかく生きるのなら、「ポジティブに」「ワクワクしながら」「明るくていい気分で」・・・生きたほうがいいわけです。そしてそのような生き方こそが、「アセンションの流れ」(「本当の幸せの流れ」)に乗っていることになるのです。

 (大場光太郎・記)

関連記事
『霞ヶ関官庁街訪問記(3)』
http://be-here-now.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-fbb5.html
『2極分化しつつあるパラレルワールド地球』
http://be-here-now.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/post-9c43.html

| | コメント (0)
|

アベノバカトノ欧州漫遊記

-いくら連休中とは言え、一国の総理として高い税金を使っての外遊だ。しかし実態は以下の転載2記事のようなお粗末な次第。米国の従属国をまともに相手にする国などないのだ。それに仏紙、独紙が批判したように、極右安倍が欧州各国から警戒されていることも改めて浮きぼりになった。誰かこの者を座敷牢にでも閉じ込めて外に出ないようにしてくれる人はいないのか!?-

                       *
安倍首相が欧州歴訪でさらけ出した習近平との「格の違い」
http://gendai.net/articles/view/news/150001
2014年5月7日 日刊ゲンダイ

 経済面の成果ゼロ

 欧州歴訪中の安倍首相のGWはまだ終わらない。ドイツ、英国、ポルトガル、スペイン、フランスと渡り、6日はパリで開かれた経済協力開発機構(OECD)閣僚理事会で基調講演。6カ国目のベルギーからの帰国は8日の予定で、10日間にわたる“長期出張”だが、経済界からは「まったく成果があがっていない」という不満ばかりが聞こえてくる。

 安倍はOECD講演で、名指しこそ避けたが、「知的資本がフリーライド(ただ乗り)されてはならない。環境への負荷を垂れ流すことで価格競争で優位に立つことがあってはならない」と中国を牽制。公正なルールに基づく「新たな経済秩序」への賛同を求めたが、欧州勢が安倍の“中国批判”をスンナリと受け入れるわけがない。

 ほぼ1カ月前、中国の習近平国家主席も欧州を公式訪問した。オランダ、フランス、ドイツ、ベルギーを回り、経済面での欧州とのつながりを強調。何しろ中国と欧州の貿易総額は日本の約3倍に達しているのだ。オランダとベルギーは国王が歓迎晩餐会を開き、フランスはベルサイユ宮殿で豪華夕食会を開催した。

■市内の歓迎ムードも低調

 欧州、中国ともビジネスの実利は十分だった。習は仏オランド大統領との会談で、「中国がエアバスから航空機を購入」「東風汽車(中国の自動車メーカー)とPSA(プジョーシトロエン)との増資合意」など約50件、総額180億ユーロ(約2兆5500億円)規模の大型契約を締結。ドイツでは約100億ユーロ(約1兆4200億円)のプロジェクト契約を成立させ、オランダでも食品衛生などに関わる18件の合意を結んだ。
「欧州各国は対ロ関係の悪化で、中国との経済面の結びつきを一段と強める必要はあったでしょう。それを差し引いても、用意周到な経済外交でした。一方、安倍首相はどうか。習主席とほぼ同じ国を訪問することで、領土問題などで理解を求める意図もあったと思いますが、経済外交は成果ゼロ。役者の違いは歴然です」(経済評論家の杉村富生氏)

 6日もパリ市内の安倍歓迎ムードは低調で、日仏首脳会談も「防衛装備品協力の協定締結に向けた交渉入り」などで合意したが、習がまとめ上げたような具体的な内容は見当たらない。

「アベノミクスの失速を欧州は感じているのです。株価もロシアを除くと、日本は世界で最も落ち込んでいます」(杉村富生氏)

■経済面の成果ゼロ

 それを覆すための欧州歴訪だと、日本の経済界は安倍に期待した。ところが、集団的自衛権とか、積極的平和主義など安全保障分野ばかりを強調し、経済はそっちのけだ。

「日本には欧州に売り込める技術がたくさんあります。道路や橋梁、下水処理などの社会インフラに加え、医療機器や環境分野など日本の技術力は世界トップクラスです。実際、日立は英国の鉄道車両の受注に成功しています」(株式評論家の倉多慎之助氏)

 安倍はパリのルーブル美術館を堪能し、ポルトガルにあるユーラシア大陸の西の果てロカ岬に行き、ローマ遺跡も訪れた。
「観光気分の外遊には相手国も呆れたのでは。他にやるべきことは山ほどある。ポルトガルの失業率は15%、スペインは25%を超えています。たとえば日本の自動車メーカーの工場を両国に造れば、失業率の改善に役立つ。そういう発想が必要なんです」(倉多慎之助氏)

 安倍の欧州歴訪は、習との“格差”をさらけ出しただけだ。

                       *
パリで安倍首相「1つ星店」ドタキャン騒動…被害シェフを直撃
http://gendai.net/articles/view/news/150038
2014年5月8日 日刊ゲンダイ

 大マスコミは沈黙

 8日、10日間の欧州歴訪から帰って来る安倍首相御一行様。

 フランスでは、5日昼(現地時間)にパリの日本大使公邸にオランド大統領を招き、ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」を振る舞った。その席で首相は、グルメ大国の大統領に向かって自然との調和を大切にする和食の神髄を語り、終始ご満悦の様子だった。
 ところが、同じ人が真逆のことをしているのだから、神髄が聞いて呆れる。

 ことの発端は、安倍首相が6日昼(現地時間)に予約したレストランのドタキャン騒動。パリの「レストラン・ソラ」を3日前に突然キャンセルしたのだ。同店は、パリの3つ星レストラン「アストランス」で修業した日本人シェフの吉武広樹氏(33)が3年前に開業。翌年には早くも1つ星を獲得し、予約困難な店としても知られる。

 その吉武シェフが、3日(現地時間)に自身のフェイスブックで不満をこう漏らしている。
〈今ヨーロッパにいらっしゃっている日本を代表する方々から30名のご予約。3日前にして『すみませんが、今回は見送らさせて頂きます』って。いやいや、すみませんじゃ、すまないです〉

 一方的なドタキャンに憤まんやる方ないといった様子。なにしろ、予約で満員の店を、安倍首相が来るからといって無理に予約をねじ込んできたのは、当の安倍サイドなのだ。吉武シェフは続く4日にもこう書き込んでいる。
〈投稿を見て友人のレストランより連絡が来ました。その方々は、友人のレストランも予約されていたみたいで、結局そちらに行かれるようです。信じられません。両店の予約を全てブロックし、ギリギリで片方をキャンセル。しかも、心配になってこちらから電話をしてからの返事がこれ。〇〇総理大臣御一行様、たかがレストラン。キャンセルすれば済むと思っていたんですか?〉

 もちろん、レストランを手配したのは安倍本人ではないが、側近たちの思いあがり、高慢が見て取れる。6日に昭恵夫人が〈事情を確認致しますが、ご迷惑をお掛けして申し訳ございませんでした〉と吉武氏のフェイスブックで謝罪しているが、後の祭りだろう。

 パリの吉武シェフ本人に改めて話を聞いた。
「当店は40席あるのですが、やはり30席分のキャンセルは痛手です。しかし、私が伝えたいのは金銭的な部分ではなく、礼儀の問題なのです。フランスの食に対する文化は日本とは違い、お客さまはレストランやそこで働く者へ敬意を払います。もし食文化を語られるなら、その点を少し考えていただきたいのです」

 安倍はグルメを気取って食の神髄を語る前に、礼儀を学び直した方がいい。

| | コメント (0)
|

フォレスタの「北国の春」

    (「フォレスタ 北国の春」YouTube動画)
     http://www.youtube.com/watch?v=wAczYwWRacQ


  野も山も木々が渦芽(うずめ)を舞ひにけり  (拙句)

 当然のことながら、全国どの地方でも、春の訪れは心待ちに待たれるものです。特にその想いひとしおなのが「北国」です。根雪の単調なモノトーン基調に閉ざされた長い冬の季節から、方々で雪が融け出して、冬中雪に押しつぶされていた雑草に混ってとある畑のすみっこにはふきのとうや浅葱(あさずき)が、川の土手には猫柳が福寿草の花が・・・。

 おちこちの野山や田畑や川辺の若草、若葉が一斉に芽吹き、街の家々の庭や生垣には花々が咲き竸い、彩り豊かに蘇る北国の春!

 北国の春が分けても心待ちに待たれるのは、春の到来が遅いことにもありそうです。18歳までを山形県内陸部の郷里町で過ごした私の記憶でもそうでした。(温暖化により季節が早まっている今はいざ知らず)根雪がすっかり融け切るのが3月下旬から4月上旬頃、桜の満開はちょうどゴールデンウィーク中だったと思うのです。

 『大和古寺風物誌』などの名著で知られた文芸評論家・亀井勝一郎(1907年~1966年)の随筆を中学3年の1学期に国語の授業で習いました。それは「山形盆地の春の思い出」についての一文でした。大正時代後期、旧制山形高等学校(現・山形大学)生だった亀井は、「その後全国各地の春を見てきたが、山形盆地の春ほど美しい春を私は知らない」と述べているのです。

 私の郷里町は、山形市とは離れた(米沢市や長井市などと共に旧上杉藩領だった)置賜(おいたま)盆地にありました。しかし十代までをそこで過ごした私の実感も、亀井勝一郎の山形盆地の春の思い出とまったく一緒です。そしてこれはひとり山形のみならず、北国、雪国のどの地方の春にも敷衍し得る実感なのだろうと思われます。

                       *
 いずれにせよ、幾重にも待たれる北国の美しい春を、そのままタイトルとした歌が『北国の春』です。北国人、雪国人の心を解放してくれそうな「北国版春の讃歌」といえると思います。この歌を歌ったのは岩手県出身の千昌夫(1947年4月7日~)だっただけに、よけい北国=東北、つまり「東北ソング」の代表格と思ってしまいます。

 ただ私は、この歌が発表された昭和52年(1977年)頃、テレビから流れてくる千昌夫の伸びのある歌声を聴いて、一点『あれっ?』と思ったことがあります。それは他でもない、1番冒頭の、
  「白樺 青空 南風」
の「白樺」に少々異和感を覚えたのです。これについて、数年前『二木絋三のうた物語』の『北国の春』に、
「白樺なんていうハイカラな木は山形のどこにもなかったけどなあ。岩手にはあんのか?」
というような、少しトボケたコメントをしたことがあります。

 おそらく岩手にも「白樺なんていうハイカラな木」はないことでしょう。このフレーズは、この歌の作詞者いではくの出身地はどこか?を考慮する必要がありそうです。ズバリいではくは長野県南佐久郡南牧村出身で、彼自身のちに「故郷の信州の情景を描いた」と語っているのです。
 なんだ、そうだったのか。なるほど長野県なら白樺はいくらでもあるわけだし。ということは、北国の春は「長野県の春」ということ?まあ、長野県は今年2月、山梨県と共に大雪害に見舞われたほどの豪雪地帯だし、「北国」と言えないこともないけれど・・・。

 さはさりながら、さりながら。いではくは、(この歌の作曲者でもある)作曲家・遠藤実門下生から作詞家に転身した人のようです。そして歌ったのが、同門の後輩にあたる千昌夫。(これは推察ですが)だからいでは、可愛いい後輩の千の故郷である岩手を想定した「北国の春」を作ろうとした。しかし実際岩手に住んだことがないのでイメージが浮かばない。そこでやむなく、いでの故郷である信州の情景を想い描いて作詞した、ということなのではないでしょうか?

 この歌全体の雰囲気、そして「あの故郷へ 帰ろかな帰ろかな」と歌われている北国の故郷とは、やはり東北が一番相応しいのかな?と思うのです。リアルな「東北ソング」と言うべきで、例えば「民話の宝庫」遠野地方の情景が連想されてきたりします。

                       *
 そもそも千昌夫は、昭和40年(1965年)、岩手県陸前高田市から地元の高校を中退し歌手を目指して上京、歌謡曲界の大御所・遠藤実に入門します。よほど見込みのあるヤツだったのでしょう。入門の年に遠藤は、千のために『星影のワルツ』を作曲して与えました。しかしこれがなかなかヒットしないのです。しかし千はあきらめず、東北人特有の粘りで歌い続け、昭和43年(1968年)、爆発的にヒットしミリオンセラーとなったのでした。

 昭和52年に発表された『北国の春』は、『星影のワルツ』と並ぶミリオンセラーとなりました。この頃既に米国人歌手のジェーン・シェパードと結婚しており、また仙台市内に購入した広大な土地で大儲けするなど不動産事業にも進出し、千昌夫の絶頂期でした。こういう時期には、後に代表曲となるこんな良い歌にも恵まれるものなのでしょう。

 発表の年から『北国の春』を千昌夫は、NHK紅白歌合戦で計6回歌っています。紅白では、一人の歌手によってもっとも多く歌われた歌だそうです。その意味でこの歌は、ただ単に東北ソングにとどまらず、全国民に広く愛され親しまれている「国民歌謡の一曲」と言っていいのかもしれません。

 それにご存知かもしれませんが、この歌の人気は国内だけにとどまるものではありません。中国、タイ、ベトナム、モンゴルなど(それぞれの母国語で)アジアで広く歌われました。特に中国では、日本の歌謡曲の中でもっとも愛唱されているのが『北国の春』です。

 遠藤実のこの歌の旋律には、広くアジアンノスタルジーに訴える「何か」があるからなのでしょうか?

                       *
 『フォレスタの「北国の春」』 大野隆さん(バス)、澤田薫さん(テノール)、白石佐和子さん(ソプラノ)、矢野聡子さん(ソプラノ)という、男声・女声メンバー4人による混声コーラスです。
 
 同じような4人混声コーラスとして、フォレスタファンの間でも人気の高い『旅の夜風』がありますが(大野隆さんに代ってテノールの榛葉樹人さん)、いずれもユニークなメンバー編成といえるかと思います。
 
 さすが全員音楽大学出身ならではの、各パートアレンジの妙をこらした『北国の春』コーラスです。2番前半の矢野さん、白石さんお二人の女声による主旋律ハモリには、『あっ、やられた!』、意表を衝かれた感じがしました。
 
 全体を通してそうですが、特に2番前半の矢野聡子さんのハイソプラノがしっかり効いていて、北国の春のウキウキ、ワクワク感、意外な効果をこのコーラスにもたらしているように思われます。
 
 ピアノ演奏は南雲彩さんでしょうか、吉野翠さんでしょうか。軽快で小気味よい刻みの演奏が印象的です。
 
 ところで千昌夫は、この歌のほかにも『望郷酒場』や『津軽平野』などの東北ソングの名曲を歌っています。大出世作の『星影のワルツ』とともに、男声フォレスタには今後是非歌っていただきたいものです。
 各歌の独唱部はもちろんこの人、岩手県ご出身の澤田薫さん!一段と気合を入れて歌っていただかなければなりません(笑)。

 (大場光太郎・記)
 
関連動画
『フォレスタ 旅の夜風』
http://www.youtube.com/watch?v=vgwfTBWAwKI

| | コメント (4)
|

スピリチュアルに関する読者とのやりとり

 先日の『室井祐月さん「安倍首相の俳句に力が抜けた』記事に、「海」様より2つのコメントをいただきました。その中にスピリチュアルに関する質問がありました。事が事だけに『安直な答ではいけない』と、いつにも増して気合いをいれたつもりなのが私の2つの返信です。十分な答になっているかどうか分りませんが、切角ですので、今回記事として公開させていただくことにしました。(私の返信は一部修正)

 有意義な共同創造の機会をご提供いただいた海様に感謝申し上げます。なお転載の件、ご承諾いただいていませんがあしからずご了承ください。
 あっ、それから。お答えするのを忘れていました。
「今年頑張れば今後に活きてくるでしょうか?」
 はい、必ず!「明るくていい気分」で「ワクワクする」方向で、「心が喜ぶ」ように楽しみながら頑張りましょう。つらい辛棒や苦しい努力など、する必要はもうありません。(大場光太郎)

                       *

初めましてm(__)m
前にブログを見つけてよく読ませたいただきお世話になってます。
とても面白いです。

質問書いてもよいでしょうか安倍さんて宇宙時代がくるとかそういうこと知ってるんでしょうか?
福島って想像以上にヤバイようですが、
中矢伸一さんの本には問題ないように書いてあったのですが、あれは覚醒した人は問題ないってことでしょうか?

東京五輪も東京が自然が綺麗な景色だったり、東北が和風の綺麗な街並みだったり、
リニアなんかより、今皆が乗ってる電車をストレス癒してくれるような
美がある素敵な電車だったり・・・
そういう日本復活なら分かります。
コンクリートの建物やら、道路やら、余計な物ばかり頭が痛いです。

とりあえず2014年は
鍵ですか?私もバカなので賢くなりたいです。
今年頑張れば今後に活きてくるでしょうか?

投稿: 海 | 2014年4月28日 (月) 14時14分

海様
 コメントありがとうございます。また当ブログ記事よくお読みいただいているとのこと、重ねて御礼申し上げます。

 「宇宙時代がくる」とは、地球世界が第4密度に上昇して人類も銀河市民の仲間入りをするということだと思いますが、安倍首相はそんな事は皆目知らないようです。かえって真逆なことをやっています。こんなリーダーについていったら、破滅のネガティプ日本ヘ真っ逆さまです。

 中矢伸一氏は『日月神示』研究&実践の第一人者ですね。「福島って想像以上にヤバイ」と私もそう認識していますが、中矢氏の「問題ない」は、おっしゃるとおり「覚醒した人は」ということだと思います。『日月神示』に「原爆にもびくともしない体になれるのであるぞ」というような一節があったかと思います。また「半霊半物質の世」ともあります。これが即ち「第4密度」ということです。その周波数に限りなく近づいた人は、肉体が霊化して、放射性物質にも影響を受けないということなのでしょうね。

 宇宙時代とは、自然との調和、共生の時代ということですよね。「自然界は光と善の宝庫」。自然を破壊しても何とも感じないレベルでは、銀河市民の仲間入りなどできません。

 2014年、2015年あたりが鍵になりそうですね。それまでに「ポジティブワールド」をしっかり選択しておかないと、それ以降は「乗り換え」が難しくなるようです。

 「私もバカなので」とはご謙遜を。通常の人よりはずっと賢くていらっしゃいます。

投稿: 時遊人 | 2014年4月29日 (火) 00時54分

お返事ありがとうございました。コメント読んで改めて、レベルが高い人だったんだなと感じました。
こういうこと教えてくださる方は有り難たいですね。
2014年、15年過ぎると乗り越えが難しいんですか!
例えば私の両親なんかは物欲まみれで、変えてあげたいけど多分無理だろうな
と思ってますが
自分がまず変わることでしょうか?

後、聞いてもよいでしょうか?オリオンって高いのと低いのがいるんでしょうか?
オリオンはアトランティス系で物質欲っていいますが、オリオンの神様も大事とかいうじゃないですか。
だからどうなのかな?と

シャンバラとかわくわくしますね。地球の下で本当にあるのかな?とか思いますが、あるなら凄いですね。

また質問書いてしまいすみません。為になるお返事ありがとうございました。
またなんか聞きたいことが出来たら宜しくお願いしますm(__)m

投稿: 海 | 2014年4月30日 (水) 21時03分

 どういたしまして。いえいえ、スピリチュアル探求を始めてかれこれ30余年ですから、通常の人よりは少しはその方面の知識があるかな、というレベルです。「成長に終りはない」。私自身はあくまで一学徒のつもりです。吉田松陰の言葉を借りれば、「共に学んでいきましょう」

 スピリチュアルに目覚めた人なら誰しも、両親、子供、兄弟、伴侶、恋人・・・の今後が心配なものだと思います。ただ冷たい言い方かもしれませんが、その人が今後どうなるかは他人にはどうすることもできません。これは各人のベースとなる周波数の問題、それに自由意志によるポジティブ・ネガティブどちらを選択するか(周波数を上昇させていく意志があるかないか)の問題だからです。

 しかしたとえ今回ネガティブを選択したとしても、それはそれで貴重な魂の学びとなるようです。「魂は永遠なり」。どんな魂も、遅かれ早かれ「大いなる生命(つまり神)」に帰っていくことになるのですから。ただ先に目覚めた人は、(押しつけではない)気づきのための愛念、愛行為は大切ですよね。

 「オリオン情報」ですが、ポジティブ、ネガティブ両勢力があって共に地球に働きかけてきているようです。銀河系全体を搖るがした「オリオン大戦」が地球に映し出されているという見方もありますが、『テオドールから地球へ』(たま出版)では、オリオンのネガティブ勢力はそんなに気にするほどのことでもないとのことです。

 オリオンといえば。大本聖師・出口王仁三郎はオリオンから降臨したのでしたよね。日本神界、オリオンの神、神素盞嗚尊(かむすさのおのみこと)・・・。深重の秘密がありそうですね。

 なお、この地球に生きている以上、(第4密度になっても)「物質性」は必要、重要ですよね。大切なのは、「霊五体五」のバランスですね。 (転載終り)

関連記事
『室井祐月さん「安倍首相の俳句に力が抜けた』
http://be-here-now.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/post-3a3a.html

| | コメント (0)
|

« 2014年4月 | トップページ | 2014年6月 »